秘術チンチン人相学 ~男根の形状で男の運命を知る方法~ 男の小ささこそ男の大きさ
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一般的な言葉遣いとしては、人相学の語で顔面の鑑定を指すことも多いようですが、実は、人相学は人体全体を対象としています。
そして、この人相学、人体全体を対象とすると言いましたが、なんと、地域によっては、性器を対象として人相見をする方法もあったりします。
今日は、その性器占いをご紹介しましょう。
で、その性器占いを披露してくれる不思議エリアは、インド。
インドの三大性典の一つ、世界の奇書として名高い性経典、15、16世紀に成立したとされるカルヤーナ・マルラ著『アナンガランガ』では、
手相や体格から妻とすべき女、婿とすべき男を見分ける人相学の知識を載せているのですが、
その中に、男根を見てその男の運命を占う術が含まれているのです。
曰く、
リンガの非常に長い男子は、洗ふが如き赤貧となる。リンガの非常に太い男子は、常住艱難する。リンガの細く痩せてゐる男子は、非常な好運を得、またリンガの短い男子は、国王となる。
(「アナンガランガ(愛人秘戯)」竹内道之助訳 『インド古代性典集』人間の科学社 260頁)
念のため説明しておくと、リンガとはチンコのことです。
というわけで、
短小チンコは勝ち組の証。
チンコの小さい人は運と富に恵まれ王様にだってなれるよ。
マンガやら何やらでは、
デカい方が良いように描写され、
王者の風格を持つ巨根の前に、凡民どもが驚愕・屈服し、あるいは自らの矮小さを顧みて恥じらったり落ち込んだりするシーンがしばしば描かれていたりしますが、
実は、(昔のインドでは)
人相学的には、
小さいチンコこそ王者の風格
だったんですね。
参考資料
『インド古代性典集』原三正編 人間の科学社
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