『ダメ人間の世界史』および『ダメ人間の日本史』がオタク系有名ブログに紹介されました
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「「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む」
(http://blog.livedoor.jp/kashikou/)より
「海外のオタクにも読んで欲しい本「ダメ人間の世界史・日本史」」
(http://blog.livedoor.jp/kashikou/archives/51554298.html#)
しかも、本だけでなく当ブログまで御紹介していただいています。本当にありがとうございます。そして御紹介いただいている内容も、
「この偉人にはこんなダメなところがあるからとその偉人を全否定してしまうのではなく、一方では
「しょうがねーなー」
「なんてダメなヤツなんだ」
「こいつ……ダメダメだ」
と親しみの感情を抱きつつも、その一方で歴史に残る功績について把握し、またそういった観点から偉人を知ることにより多面的に物事を知り、ダメ知識……もとい雑学を蓄えることもできるかと思います。」
「なんせオタク趣味にハマるということはイロイロとダメな方向に足を突っ込んでしまうということでもありますから、歴史上の偉人の苦しみというかダメな部分をより身近なものとして感じることができるのではないかと。」という具合で著者二人の意図を汲んで評価いただいているようで感謝の極み。
…それにしても、マルクスのメイドさんネタって共産主義を一応建前に掲げてる中国でもやっぱり弄られたりしてるんですね。
ところで、コメントの方で「逸話自体の信頼性の難や解釈の恣意性」について懸念される御意見もありました。これに関して申し上げさせますと、人数確保のため史実性が疑わしいネタも採用せざるを得なかった面がありまして。ただ、本文中で史実かどうか疑わしい話や解釈に無理がある場合は本文にその旨を明記するようにはしてあります(例:後水尾天皇・徳川家光)。なお、中国史から多めになったのは資料が手に入りやすかった関係からで、本当はもっと地域バランスを良くしたかったんですけれど(苦笑)。
閑話休題。「「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む」様では中国におけるオタクの反応を取り上げていますが、その中に日本人が中国古典に関心が低いのではないかと懸念する声やら「男の娘」専門雑誌に触れた反応やらも含まれています。
「「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む」
(http://blog.livedoor.jp/kashikou/)より
「中国オタク的疑問「日本で中国の古典ってどのくらい研究されてるの?」」
(http://blog.livedoor.jp/kashikou/archives/51553277.html)
「中国オタク的にオトコの娘マガジンはさすがにまだキツイらしい」
(http://blog.livedoor.jp/kashikou/archives/51522619.html)
中国通史を概観する限り、個人的には中国古典文化とオタク文化はかなり相性がよさそうに思えます。
関連記事:
「<過去記事・発表紹介>近世中国における知識人の文化趣味―海の向こうのキモオタたち―」
一方、中国も伝統的に「男の娘」文化とは本来は親和性がありそうなイメージがありましたので上記の反応はちょっと意外でした。
関連記事:
「中国史における男色について」
とはいえ、多少感覚の違いがあるとはいえオタク文化が両国の人間を繋ぐ絆になっているのは微笑ましい話ですよね。
関連記事:
「二次元萌えは千年を超えて受け継ぐ大アジア民衆の大いなる伝統」
ともあれ、今回はこの辺りで。このたびのお礼を申し上げると共に今後ともよろしくお願い申し上げます。