世界史上もっとも偉大な女帝トップ5(性的な意味で)
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今日は、そんな「性的な意味で」も偉大な女帝を世界史から5人選りすぐってご紹介しましょう。
第5位
エカチェリーナ2世
18世紀の人。ロシアの女帝。
領土を大いに広げるとともに、西ヨーロッパの文化人と交流、ロシア帝国をヨーロッパの強国と認知されるところまで押し上げた。
入れ替わり立ち替わり、多くの美青年を寵愛した。美青年への寵愛で政治を乱すようなことはなかったものの、常に盲目的なほど深い愛情を愛人達に向けていた。彼女の華やかな夜の生活は、彼女が肥満し歯の抜けた老婆となっても続いた。彼女が愛人に与える富と権勢に惹かれて、彼女が老いた後でも愛人志願者は無数であった。
第4位
則天武后
7世紀の人。中国史上唯一の女帝。
唐帝国の皇后であったが帝国を乗っ取った。優れた人材を多数抜擢し、大帝国を良く治めた。
陽道壮偉(巨根)の男を求め、60代70代になっても巨根持ちのマッチョな僧侶や美少年兄弟との間に醜聞を残した。
第3位
マリア・テレジア
18世紀の人。オーストリアの女帝(余り正確な物言いではありませんが、実態としてこの表現で問題と思われます)。
巨大ながら弛緩しきった惰弱な帝国を改革して立て直した大女傑。
夫フランツを深く愛した良妻として有名な人物で、性的な乱行は皆無。しかし身体頑健で、政務に精励する傍ら、種馬役のフランツとの間に16人もの子供を産んでいる。これはこれで性的な意味で偉大な女帝と言える。
第2位
ンジンガ
17世紀の人。アンゴラのマタムバ国の女王。軍人、政治家として優れた指導力を発揮しポルトガルの侵略に良く抵抗した女傑。
自分は男になると決定、多くの夫を囲い、夫達には女装して過ごすことを要求した。夫達は、侍女の間で眠ったが、侍女に性的に接触すれば殺すと脅されていた。また30人以上の奴隷を性交相手として保有していた。
第1位
アミナ
16世紀の人。ナイジェリアのザザウ(ザリア)国の女王。
征服に征服を重ね、西アフリカ中にその名を轟かせた女覇王。
征服した都市ごとに愛人を作り、次なる征服のため都市を去る際には愛人を捨てた。その愛人の数は全て集めれば都市となると言われた。
番外編
マダム・ヨコ
19世紀の人。シエラレオネのセネフンの女王。
策謀に優れ大勢力を誇った。
女性秘密結社サンデに少女を集め、そこで育成した優秀な少女達を各地の有力者の妻や愛人に送り込み、強大な政治力を築いていた。
自身も美貌を誇り、美貌によって他勢力との交渉を有利に進めたことがある。美貌への自信は、美貌と体力の衰えを感じて自決したほど。
性的な力で地域の政治を牛耳った、少し毛色の変わった性的な意味で偉大な女帝。
参考資料
拙著『世界各国女傑列伝』社会評論社
同『ダメ人間の世界史』社会評論社
『スーパー・ニッポニカ Professional』小学館
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また本稿で取り上げた則天武后については社会評論社『ダメ人間の世界史』、他の5名の女王については同『世界各国女傑列伝』でもっと詳しく取り上げていますので、よろしければ、そちらもご参照下さい。
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