歴代横綱たちの優勝回数ランキング
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さて、今回はそれを記念する形で平成26年11月場所終了時点での歴代横綱の優勝回数ランキングを示してみたいと思います。優勝額が掲示されるようになった明治四十二年(1909)夏以降に横綱昇進した力士を対象とします。なお、☆が付いているのは平成26年11月場所終了時点で現役の力士、*が付いているのは年六場所制が確立する以前に初優勝を記録した力士です。
32回
白鵬☆、大鵬
31回
千代の富士
25回
朝青竜
24回
北の湖
22回
貴乃花
14回
輪島
12回
双葉山*、武蔵丸
11回
曙
10回
栃錦*、若乃花(初代)*、北の富士、常ノ花*
6位貴乃花(22回)と7位輪島(14回)の間が結構空いてますね。10回以上は一時代を築いた大横綱と見て間違いない、という印象を持ってましたがそれを裏付けるような顔ぶれです。
9回
太刀山*、栃木山*、玉錦*
ここにも、錚々たる大横綱が並んでます。「一突き半」という無類の強さを誇り、大型連勝を二度にわたり成し遂げた太刀山、それを破った栃木山、「たまにしきゃ負けない」と呼ばれ双葉山以前の覇者だった玉錦。場所数が少ないせいで10回の大台には乗れませんでしたが、年六場所ならどれだけ優勝回数を伸ばしたことやら。
8回
北勝海
兄弟子・千代の富士とまともに時代が重なってこの数字は立派。
7回
羽黒山*
終戦直後の苦しい時期に、土俵の覇者として踏ん張った横綱です。
6回
東富士*、千代の山*、佐田の山、玉の海、日馬富士☆
5回
大錦卯一郎*、朝潮*、柏戸、琴桜、若乃花(三代目)
なお、横綱になれなかった力士の中で優勝回数最多がこの5回(大関魁皇)です。
4回
鏡里*、若乃花(二代目)、隆の里、旭富士
3回
栃ノ海、三重ノ海
2回
鳳*、宮城山*、男女ノ川*、照國*、大乃国
関脇以下の力士の中で最多の優勝回数が、この2回(関脇琴錦)となります。
1回
西ノ海(二代目)*、西ノ海(三代目)*、武蔵山*、安芸ノ海*、前田山*、吉葉山*、鶴竜☆
0回
双羽黒
色々と批判される事もある日馬富士ですが、こうして見ると歴代横綱の中でもまずまずの位置にいる事が分かります。全勝優勝も3回はしてますし。白鵬がここからどこまで記録を伸ばすかは勿論、他の二人がどこまで対抗するか、そして他に誰がこのランキングに新たに入って来るか、楽しみに今後も見守っていきたいものです。
関連サイト:
「相撲評論家之頁」(http://tsubotaa.la.coocan.jp/)より
「優勝力士一覧」(http://tsubotaa.la.coocan.jp/vic/vic00.html)
※2014/12/7 前田山を入れ忘れていたので、加筆しました。