『童貞の世界史』拾遺 その1 林逋 ~梅を妻、鶴を子として生涯を過ごした隠遁詩人~
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好んで梅を詩の題材にした事で知られ、その詩風は晩唐の繊細さと宋の平明淡白さを兼ね備えたものと評されているようです。作品は『宋林和靖先生詩集』にまとめられ、我が国でも徳川時代に愛好されました。
梅花を妻とし白鶴を子孫とし、一生不娶で純潔童貞を生活した(藤田元春著『支那研究 北支中支の風物』成象堂 93頁)
『日本大百科全書』小学館
『大辞林』三省堂
藤田元春著『支那研究 北支中支の風物』成象堂
『日本人名大辞典』講談社
『童貞の世界史』落選者列伝 大手拓次~孤独に独身を貫いた幻想的詩人、生涯童貞と思われたが…~
『童貞の世界史』落選者列伝 ジョン・キーツ~悲恋を味わい夭折した英国のロマン派詩人~
独身を貫き、生涯童貞の可能性が囁かれた詩人たちに関する記事です。
上野・不忍池の歴史から、徳川期知識人の中国趣味を見る~中国風の言い換えをしたりしてました~
林逋の過ごした西湖は、徳川時代の文人たちにとって憧れの場所だったようです。
「公益社団法人 関西吟詩文化協会」(http://www.kangin.or.jp/top.html)より
「山園小梅」(http://www.kangin.or.jp/what_kanshi/kanshi_B22_2.html)
梅を題材にした林逋の詩が、一つ紹介されています。