<読書案内>『新訂国語総覧』
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2017年 06月 21日
学生時代の教科書や副読本というのは、大人になってから読み返すと存外参考になるものです。日本史関連でいえば、例えば今回取り上げる『新訂国語総覧』(京都書房)もその一例といえましょう。日本史関連といいつつ、国語教材なんですけどね。
基本的な古文・漢文・近代文学の代表作について概説しているのは勿論ですが、それにとどまりません。その作品が生まれた時代の背景についても、十分な解説が加えられています。 特に、古文篇が充実。まずは、和歌・物語等を理解するうえで欠かせない、四季の動植物、歌枕地図、歴代勅撰集の概説などがあるのは勿論の事です。更にそれだけでなく、有職故実の入門書としても評価できるかと思います。 例えば、王朝文化を彩った伝統貴族たちのありようについて、広範な図説・解説が載せられています。他にも一般的な貴族の一年や一日のスケジュール、当時の暦や方位・時刻、家屋・調度・乗り物・楽器、公家・武家の様々な装束。これらが図表入りで詳細に描かれています。更に都や内裏の地図、官位相当表、公家官制表、官人俸禄一覧表もありました。 といったわけで、我が国の伝統貴族に興味がある人にとっては、大いに有用な一冊ではないかと思います。 現代文・漢文篇でも調度・装束などのイラスト付き解説、関連地図はありましたので、漢詩人や近代文豪好きの方も、読んで損はないかと思います。
by trushbasket
| 2017-06-21 20:50
| NF
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