今シーズン、阪神タイガース関連の話題で外せないものといえば鳥谷敬内野手の通算2000本安打達成。阪神生え抜き野手としては、藤田平内野手に次ぐ二人目なんだそうです。という訳で、今回は阪神野手の安打数に関する話題を少し。
昔、『猛虎大鑑 1936-2002』という本を手に入れた事があります。時しも暗黒時代をようやく抜け出そうとしていた2002年シーズン途中に出版された一冊。そこには、その時点での阪神在籍中安打数のランキングなどがありました。それを見る限り、2001年シーズン修了時点で在籍中安打数が1000本を超えていたのは以下の面々でした。
藤田平 2064本
吉田義男 1864本
和田豊 1739本
藤村富美男 1694本
真弓明信 1674本(通算1888本)
掛布雅之 1656本
金田正泰 1527本
岡田彰布 1485本(通算1520本)
遠井吾郎 1436本
佐野仙好 1316本
藤井栄治 1134本
田淵幸一 1016本(通算1532本)
括弧内は、他球団で打った安打数も含めた通算安打。括弧がないのは、現役生活を阪神一筋で終えた人々です。
さて、2017年シーズン終了時点の話をしましょう。阪神在籍中安打数が1000本を超えている人々はといえば、上記の他に以下の面々が加わりました。※は2017年シーズン終了時点で現役の選手です。なお、ソースはWikipediaです。ご了承ください。
※鳥谷敬 2015本(2017年終了時点)
金本知憲 1360本(通算2539本)
赤星憲広 1276本
今岡誠 1271本(通算1284本)
桧山進次郎 1263本
矢野燿大 1178本(通算1347本)
マートン 1020本
2001年終了時点で達成していたのは12人、2002年以後の16年に達成したのが7人。従来と比べて随分とハイペースですね。もっとも、暗黒時代からキャリアを積み重ねてきた面々も多いですが。暗黒時代脱出後の21世紀は、阪神タイガースにとって歴史的に輝かしい部類の時代なのだ、と改めて思わせるデータではあります。
【参考文献】
『猛虎大鑑 1936-2002』ベースボール・マガジン社
『阪神タイガース70年史 猛虎伝説』ベースボール・マガジン社
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