2009年 04月 26日
鎌倉時代のハードエロノベル『我身にたどる姫君』3 ~百合ん百合んな姫巫女の嫉妬渦巻くレズハーレム~
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これまで、二回、セックス&バイオレンスな13世紀のエロ小説『我が身にたどる姫君』のステキシーンを紹介してきたわけですが、さらに、もう一回だけ『我が身にたどる姫君』。
今回のネタは、百合。
第六巻で描かれる、姫巫女である斎宮の、いわば日本を護る聖処女たる斎宮の、秘密のレズハーレムをこっそりじっくり覗き見ツアー。
(原文引用は徳光澄雄著『我身にたどる姫君全註解』有精堂より)
実は、正確には斎宮ではなく前斎宮ですが、件の描写については
「作者は、斎宮という神域に住んでいた皇女を、あえて冒涜しその変態性欲を戯画化することによって、物語に新しい興趣を盛り込もうと意図している」(徳光澄雄著『我身にたどる姫君全註解』有精堂 375頁)との評価がされていて、
真面目な学者先生の目から見てさえ、聖なる姫巫女がエロエロ百合ん百合んに堕ちていく作品と評価すべき文章なわけで、
斎宮が現か前かなんて細かいことは、別にどーでもいいんですよ。
というわけで、聖処女が淫堕する乱れ咲き誇った百合の館へと、さあ、ご案内。
<訳>
……右大将は……、気晴らしでもと、……五月雨の中で軒の雫の音に紛れつつ、こっそり覗き見なさったのだった。すると、……気位に満ちた華やかな声音がいくつも響いてくる様子で、少し意外に思いつつ見れば、古い格子は穴をふさぐ人もなく隙間だらけで、視界を遮るものもない。人の集まるその辺りといえば、どうも主人の部屋ではないようで、若い女が四五人ばかり、何とも言いようもない様子で、上になり下となって戯れあう姿が灯火に映えて、しかし、主人らしき姿は見当たらないのであった。障子一つを隔てたところが、これも灯火が赤々と照って、装飾などがなんとも見事で、そこに目を付けそちらを見やると、同じくらいの若い女が、二人で、どちらが主人だろうか。そんなことがあっても良いのか、暑さにゆらめきはじめた季節の、薄い衣をかぶった下で、ずっと息さえ止まりそうな程に、固く首を抱き合い臥せっている。と思えば、泣きつづけては、鼻をかんている。それを悲しくてたまらないことでもあるかと見る内に、たちまち、抑えきれない笑い声を響かせていた。大将は訳も分からず御覧になっていた。すると、さらに衣の下も、何やら蠢く気配があって、何をするやら、悶え乱れるかの様子で、……。
で、こんな感じに百合ん百合んな乱れた館のエロスの渦の中、ドロドロした愛憎が次第次第に緊張を高めていきます。
<訳>
館の主人の前斎宮が現役の斎宮として伊勢にいた頃から、中将の君という侍女が、なぜだか大変な御寵愛を受け、斎宮は夜昼となく引っ張りついては、泣いたり笑ったりして離れようとしなかったのだが、小宰相の君といって、まだ非常に年若い侍女が、……、斎宮が伊勢から上京するまでは何事も無かったのに最近では寵愛を受けるようになっていて、ところがその消息を聞きつけた同腹の兄の兵衛佐が、……訪ねてきて、小宰相の君がこれと会うということがあった。その際、斎宮が、御簾を隔てて兄と対面している側にすり寄ってきて、兄との対面を邪魔しようと耳打ちしてでまかせを言うよう吹き込んでこられるのを辛く思いながら、小宰相の君はそれにお答え申し上げていたところ、兵衛佐は「他の人もおられるのか」と問い質し、そこで斎宮が「誰もいないって言うのよ、ほら言いなさい」と突っつきなさるので、小宰相の君は「誰もおりません」と言う。兵衛佐が「そうは言うが、誰と話しているんだね」と問うと、斎宮は「今度は風が吹いてるだけって言うの、さあ言って」と仰り、また、その様に斎宮の指示通り受け答えする。兵衛佐は「風がそんなおかしな吹き方するわけないだろう」、「せっかく風を頼りに行く船のように苦労して風の便りをつたって訪ねて来たのだよ、それなのにずいぶん薄情じゃないか」と、そっと見つめつつ近寄っていく。こうして随分しんみりしてきたので、斎宮は突然荒れて御簾に突きかかり、我慢できずに小宰相の君に無理にもたれかかって行く。兵衛佐が「これもまた風だとか言うのかね」と言うと、斎宮は高笑いして兵衛佐を追い返して、奥へと引きこもってしまわれた。……、斎宮は小宰相の君に意味もなくつきまとい、かつて大将の覗き見なさった光景の如く、衣を引きかぶって、首に強く巻き付いて寝ておられるので、小宰相はたいへん困って「あぅぅ、苦しいですよぉ。すこし離してぇ。」と言うものの、斎宮はしっかり捕まえて顔に顔をすり寄せて離れずくっついておられたその時に、中将の君が自室からやって来て、障子を引き開けたので、斎宮は慌てて這い起き、何となく表情や気色も変わって、後ろめたいのか、さらに真面目な態度をとっておられるが、これを目にした中将の君は、障子を強く引き閉じて、長々と睨みつつ、物語の紫の上の嫉妬などよりはるかに荒れ狂って、御簾をバタッと下ろしてしまい、自室の方へと出て行った。斎宮は「おー恐い恐い、なにもあんなに怒んなくても、まったくどうしろってのよ」とグチグチ言っておられたが、どうにも居心地が悪いということで、小宰相は「やっぱり、私は私室におりますから」と言って、長押を下りて部屋から出て行こうとするので、「なんであんたまで行っちゃうの、二人とも見捨てちゃ嫌ぁ」と手を引っ張って、メソメソと泣きついて、掌に涙を貯めては、縁者の尼君から届いた果物の器へと移し入れたところ、器一杯もの涙が集まった。斎宮は「うぅ、寂しいよぅ。何でこんなことになるのよぅ。早くこっち来てよ、こっちぃ」と引き寄せて「じゃあ、あんたは、私の言うとおりにしてくれるよね。何でも言いなりになるのよ。約束よ。そのかわり私も同じだって約束する。」など、あれやこれやと一日中取り付いて過ごしておられる。中将の君は、一日中私室に閉じこもって、その夜もお側に参上しない。斎宮は、そのまま寝て過ごしていて、小宰相の君が灯をともして食事など差し上げる時にも、「ねえ、宰相の君、もう二人で一緒に寝てようよぉ。ほらぁ、言うとおりにしてくれるんでしょぉ」と仰っては、この上なく真剣な御様子なので、小宰相の君はただ仰せに従って、お側に臥した。中将の君は翌朝の様々な勤行に、皆が数珠をもって斎宮の側に集まっているのからもずいぶん離れて座っていて、部屋の隅をじっと眺めていたが、そこからふっと立ち去ってしまった。「なんとも辛そうに、御機嫌の悪いこと。一体何があったんでしょう」など、人々は嘆き交わしたが、これにいたたまれなくなった斎宮もふっと立ち上がり、「宰相の君、もう行こっ」とそこから離れていって、障子を引き閉じて、二人で隙間もなくくっついて寝てしまった。
<訳>
その後は、斎宮は、同じ館で過ごす中将の君が嫉妬して憎み申し上げているのだと、脅え嘆いて、ともすればピィピィ声をたてて泣いておいでであった。しかも物の怪がついて苦しいので退散させる方法として世間が言うよう寝所をかえてみるのだと、南面の妻戸を押し開けて、露で覆われた草の庭へと、ふわりと寝ころんだりしておられるので、小宰相の君は扱いに困りつつ、どうにかなだめすかしてお部屋へお連れしたりしているが、斎宮がひどく悩んでいるのと異なって、小宰相の君は自分は自分と平静を保っており、どうにもつきあいきれず困惑して、とはいえ少しでも自室に離れていくと、斎宮がワンワン泣き叫ぶので、離れている暇もなく困った限りで、小宰相の君の兄の兵衛佐も愛情深く訪問してきては、こうまで寄り添った寵愛ぶりにどうにもあきれているものの、さすがに妹の待遇に不安を感じることだけはなくて、しかし御簾の下から見える主人の斎宮の大層華やかな紅梅柄の二重織物に供寝の最中で会えないのだと感じ取り、訪れたかい無く帰るのを残念に思いつつ、その後手紙だけでも送ってくるのであった。……
そして、さらに新キャラ投入。
<訳>
「……。一人でいると、また物の怪が病気を持ってくるよぉ。もうやぁ、もうやぁ」と、斎宮は、しがみつき掴みついて張り付いておられて、小宰相は大変困惑していた。
新大夫の君という若い女がいて、これなら、どうにか御寵愛を受け斎宮の御心に適ってくれるだろうと、宰相の君が、斎宮のために、宮中から参上してきた人々の中から特に選び出して採用した侍女であるが、この新大夫は小宰相の君のことがいつ見てもうらやましいので、……。
<訳>
新大夫の君は、どうにかして斎宮の御心に適いたいと、この小宰相の君が斎宮につきまとわれているのが羨ましく、お気に入りの腹心になりたいと、神仏にさえ祈願していた。ところが、そんな折、三河から来た阿闍梨の読経が物の怪に対し非常に霊験あらたかであったところ、これが長らく参上しないということで、斎宮の御気分がどうにも悪くなってきて、例の物の怪の病が苦しいと、ふさぎ込むようになっている。そして、斎宮は、すこしお昼寝していたところ、目をお醒ましになって、「うぅ、恐い……」と言って、侍女の貴君(アテキ)を召し寄せた。斎宮は「中将の君の私室を覗いてきなさい。今、中将の君は、どんな服を着てるの」と仰ったので、貴君は走っていって見た。するとそこでは薄い青の服を、着て過ごしていた。……。斎宮は「青い服の侍女が、すごく髪のかかった姿で、胸を圧してきたのが見えて、驚き起きてみれば、なんだか酷く胸が痛むのよ。どうにかしてっ、どうにかしてよぉ」と言っておられる。……阿闍梨は早くに外出していた。……小宰相の君はさすがにどうしようもなくて、どうしたものかと、何の妙案も無いようであるが、……大夫の君は「ご主人様のために何もできないなど耐えられません。私が言って何か方法を探してきます」と言うやたちまち、……巫子で、鼓を叩いて占う者のところへと赴いた。……巫子が「青い色の女性が、釘を七カ所に打って呪っております」と告げたので、帰って斎宮の前に参上してそっと申し上げる。斎宮は「やっぱり。そうじゃないかと思ってたのよ。さっさとその釘抜いてきなさい」と言って、呪い避けの儀式を営ませなさった。小宰相の君は、首に抱きつかれて暑いし痛いし、おかげで物も落ち着いて食べられないほどくたびれて、斎宮自らお箸で口の中に入れてこられるが、食べたくないので困惑して、これで新大夫の君が気に入って頂けそうなのは嬉しいことだが、それで一層嫉妬を招いて青い色の女の呪いが出てくるかもしれないと思うと恐ろしいので、ほどほどに距離感を持ってお仕え申し上げているが、斎宮は「新大、新大」と新大夫の君に言い寄っても、なお三人そろって過ごすので、少しは距離をとれたものの、それでも、三人で供寝するということになり、新大夫の君はこれでも嬉しく、中将の君のように嫉妬で障子に当たるようなこともなく、不満の歌を投げかけることもなく、一心にお仕え申し上げて過ごしているのであった。
で、この百合りん共同体の行く末ですが、
<訳>
……斎宮はそれでも物を中将の君にお与えになったりしていた。中将の君は、小宰相の君の出てくるところに、「光の届かない谷の底には春の花咲くことはなく、花が散ることもないのですから、宮の寵愛の届かない私の身には失うものはもうありません」などと不満をぶつけたりしていたが、富裕な夫を得てその関係を失うことなく夫の元に住み着いて、時々は牛車に乗って斎宮のもとへ参上してお仕えしていた。……。これはこれで、すっかり一つの理想的な仲へと落ち着いたのである。……。中将の君も、障子に当たるなどして荒れなければ、斎宮のお屋敷にも居続けることができたのだろうけれど。
<訳>
皇太子妃のところでは、右大臣の乳母の姪であって、前斎宮にお仕えしていた小宰相の君が、……大人びた態度で指図したり、来客に応対したり諸事とりしきるようになっていた。……。もとの主人の斎宮にいらだち心変わりしたとかいうわけではなく、叔母が、「私の代わりに」などと、右大臣家に小宰相の君を譲って頂けるよう穏やかにお願い申し上げてきたので、新大夫の君など、堪えきれなくて、余所に行ってはいけないと、三人で引っ張り合いになったりもしたが、結局、斎宮に無理矢理止めようとのお心はなく、いつも一緒でなくなることを、小宰相の君の手を引き寄せて泣きつきながらも、お許しになったという次第で、小宰相の君はその後も時々お手紙などは差し上げることにしていた。
<訳>
新大夫の君は家を建てることになった。斎宮があれこれと心遣いなされることが絶え間なくて、斎宮の住んで居られる所の向かいの、近いところにいて、……ひたすらな斎宮の御寵愛は、歳月を経ても移り変わる御様子はなく、一層めったにないほどの寵愛を受けて一生を終えた。
というわけで、長き月日を乗り越えて、死ぬまで朽ちぬ百合魂。
七百年の歴史の果てに、今に伝えるババア百合。
なんでもババア百合こそ百合の北極星であるとかいう意見があるらしいのですが、
百合というジャンルは既に七百年前には、その路の極北まで歩みを進めていたのやもしれません。
第一回「~狂乱するヤンデレ皇女の苛烈な愛欲の日々~」はこちら
第二回「~レイプレイプレイプあの娘をレイプ?~」はこちら
参考資料
徳光澄雄著『我身にたどる姫君全註解』有精堂
『新編 日本古典文学全集』小学館
『中世王朝物語全集』笠間書院
『体系物語文学史 第三巻 物語文学の系譜 I 平安物語』三谷榮一編 有精堂出版
『体系 物語文学史 第四巻 物語文学の系譜II 鎌倉物語1』三谷栄一編 有精堂出版
『体系 物語文学史 第五巻 物語文学の系譜III 鎌倉物語2』三谷栄一編 有精堂出版
中村真一郎著『色好みの構造-王朝文化の深層-』岩波新書
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「磨鏡」について―中国社会の片隅に咲いた百合の花―
またまた「巫女萌え」を歴史的に考える
れきけん・とらっしゅばすけっと/京都大学歴史研究会関連発表
物語と「かいまみ」
http://www.geocities.jp/trushbasket/data/nf/kaimami.html
物語の消費形態について―いわゆるオタクを時間的・空間的に相対化する試み―その2
http://www.geocities.jp/trushbasket/data/nf/genji.html
日本民衆文化史
http://kyoto.cool.ne.jp/rekiken/data/2002/021206.html
今回のネタは、百合。
第六巻で描かれる、姫巫女である斎宮の、いわば日本を護る聖処女たる斎宮の、秘密のレズハーレムをこっそりじっくり覗き見ツアー。
(原文引用は徳光澄雄著『我身にたどる姫君全註解』有精堂より)
実は、正確には斎宮ではなく前斎宮ですが、件の描写については
「作者は、斎宮という神域に住んでいた皇女を、あえて冒涜しその変態性欲を戯画化することによって、物語に新しい興趣を盛り込もうと意図している」(徳光澄雄著『我身にたどる姫君全註解』有精堂 375頁)との評価がされていて、
真面目な学者先生の目から見てさえ、聖なる姫巫女がエロエロ百合ん百合んに堕ちていく作品と評価すべき文章なわけで、
斎宮が現か前かなんて細かいことは、別にどーでもいいんですよ。
というわけで、聖処女が淫堕する乱れ咲き誇った百合の館へと、さあ、ご案内。
……右大将は……、……なぐさめにも、……五月雨の軒のしづくにまぎれて、かいばみしたまひけり。さるは、……ほこりかにはなやかなる人の声ども聞こゆるに、すこし思ひのほかなれど、わざとおしふたぐ人もなき古き格子は、隙のみ多かれば、なににか障らん。かく人がちなるかたは、ただそことも見えぬ。若人四五人ばかり、何と言ふにか、上下となくたはぶれかかやけど、君と見ゆる人もなし。障子ひとつを隔てて、これも灯いとあかきにぞ、しつらひなどさすがにしるければ、目をつけて見たまふに、おなじほどなる若き人二人、いづれか主ならん。さしもあるべくもあらず。ものあつれてなりゆく頃を、薄き衣を引きかづきたるうちに、かぎりもなく息もせざらんと見ゆるほどに、首を抱きてぞ臥したる。さるは何と言ふにか、うち泣き、はなうちかみなどもす。あはれにかなしきことやあらんと見るほどもなく、またたへがたげに笑ふ。心えず見たまふ。衣の下も静かならず、何とするにか、むつかしうものぐるほしげなるに、……。
<訳>
……右大将は……、気晴らしでもと、……五月雨の中で軒の雫の音に紛れつつ、こっそり覗き見なさったのだった。すると、……気位に満ちた華やかな声音がいくつも響いてくる様子で、少し意外に思いつつ見れば、古い格子は穴をふさぐ人もなく隙間だらけで、視界を遮るものもない。人の集まるその辺りといえば、どうも主人の部屋ではないようで、若い女が四五人ばかり、何とも言いようもない様子で、上になり下となって戯れあう姿が灯火に映えて、しかし、主人らしき姿は見当たらないのであった。障子一つを隔てたところが、これも灯火が赤々と照って、装飾などがなんとも見事で、そこに目を付けそちらを見やると、同じくらいの若い女が、二人で、どちらが主人だろうか。そんなことがあっても良いのか、暑さにゆらめきはじめた季節の、薄い衣をかぶった下で、ずっと息さえ止まりそうな程に、固く首を抱き合い臥せっている。と思えば、泣きつづけては、鼻をかんている。それを悲しくてたまらないことでもあるかと見る内に、たちまち、抑えきれない笑い声を響かせていた。大将は訳も分からず御覧になっていた。すると、さらに衣の下も、何やら蠢く気配があって、何をするやら、悶え乱れるかの様子で、……。
で、こんな感じに百合ん百合んな乱れた館のエロスの渦の中、ドロドロした愛憎が次第次第に緊張を高めていきます。
伊勢よりは、中将といひしぞ、何故にか限りなく御覚へにて、夜昼ひこしろひ、泣きみ笑ひみ離れたまはざりしほどに、小宰相とて、まだいとわかき、……、上りたまひしまでは事もなかりしが、かくて候ふと聞きて、腹ひとつなるはらからの兵衛佐、……たづね来たりしに、会ひたる。そばにたどりおはして、耳にさしあててすずろなる事のたまふにわびしくて、その御答へなど聞こゆるに、「また人やおはします」と問へば、「なしと言へ言へ」とつきたまへば、「人も侍らず」といふ。「さば、誰れとものはおほせらるるぞ」といへば、「風の吹きつるとを言へ言へ」とのたまへば、、また、さ言ふ。「あやしかりける風かな」とて、「跡なき方に行く船も」など、しのびやかにうちながめてよりゐたる。いとしめやかなるほどに、にはかにいと荒く御簾につきかけたまへれば、思ひあへず倒れかかりていとあさましきに、「こはまたいかに風の吹くか」といふにおどろおどろしう笑ひてなけされいりたまひぬ。……、この人にそのこととなくつきまとはれて、大将のみたまひつるやうに、衣をひきかづき、首をつよくくくりて寝たまへれば、いとわびしくて、「あな、くるし。しばしゆるさせたまへ」といへど、いとど取りて顔に顔をあてて離れたまはぬほどに、中将の君つぼねより来て、障子を引き開けたれば、いと荒らかに這ひ起きて、なにとなく御顔、気色もかはり、つつましきにや、まめだちたまへるを見て、いとつよく引き立てて、「移ればかはる世の中を」と、ながやかにうちながめて、紫の上よりはことのほかにもの荒く、御簾もふたりとうちかけて、局さまへ往ぬ。「あなわびし、おそろし。さまであるべき事かは。ありにくの世や」など、ぐじめきたまふに、かたはらいたくて、「さればこそ。下に候はむ」とて、長押よりおるれば、「君さへや、また捨てたまふべき」と、手を引き寄せて、しほしほと泣きかけたまひ、手の内に涙を泣きためて、尼君の御方よりありつる御くだものの土器に移し入れたまへば、ひと土器泣き入れつ。「あな、わびし。いかにも聞こえやるかたなし。ただ、こちこち」と引き寄せて、「さらば我が言はん事たがへじや。言ふままならんや。誓言たてたまへ。まろもたてん」など、さまざま日ぐらし取り付きておはす。中将の君は、日ぐらし局に居くらして、こよひも参らず。やがて臥し暮らして、灯ともしてぞ物などまゐりすゑたるも、「やがて宰相の君もろともに。これや言はんままならん」とのたまへど、またなき気になりたまへば、ただ仰せに従ひて、御傍に臥しぬ。中将の君、今朝は数ある行いはじめて、数珠もちて、異人びとの候ふ上にもいと遠くついゐて、端うちながめてつい立ちぬ。「あな、わびしの御気色のあしさや。なに故ぞや」など、うち嘆きて人びと居たるに、むつかしければつい立ちて、「宰相の君、こなたへ」と離れおはして、障子ひきたてて、ひまなくて臥したまへり。
<訳>
館の主人の前斎宮が現役の斎宮として伊勢にいた頃から、中将の君という侍女が、なぜだか大変な御寵愛を受け、斎宮は夜昼となく引っ張りついては、泣いたり笑ったりして離れようとしなかったのだが、小宰相の君といって、まだ非常に年若い侍女が、……、斎宮が伊勢から上京するまでは何事も無かったのに最近では寵愛を受けるようになっていて、ところがその消息を聞きつけた同腹の兄の兵衛佐が、……訪ねてきて、小宰相の君がこれと会うということがあった。その際、斎宮が、御簾を隔てて兄と対面している側にすり寄ってきて、兄との対面を邪魔しようと耳打ちしてでまかせを言うよう吹き込んでこられるのを辛く思いながら、小宰相の君はそれにお答え申し上げていたところ、兵衛佐は「他の人もおられるのか」と問い質し、そこで斎宮が「誰もいないって言うのよ、ほら言いなさい」と突っつきなさるので、小宰相の君は「誰もおりません」と言う。兵衛佐が「そうは言うが、誰と話しているんだね」と問うと、斎宮は「今度は風が吹いてるだけって言うの、さあ言って」と仰り、また、その様に斎宮の指示通り受け答えする。兵衛佐は「風がそんなおかしな吹き方するわけないだろう」、「せっかく風を頼りに行く船のように苦労して風の便りをつたって訪ねて来たのだよ、それなのにずいぶん薄情じゃないか」と、そっと見つめつつ近寄っていく。こうして随分しんみりしてきたので、斎宮は突然荒れて御簾に突きかかり、我慢できずに小宰相の君に無理にもたれかかって行く。兵衛佐が「これもまた風だとか言うのかね」と言うと、斎宮は高笑いして兵衛佐を追い返して、奥へと引きこもってしまわれた。……、斎宮は小宰相の君に意味もなくつきまとい、かつて大将の覗き見なさった光景の如く、衣を引きかぶって、首に強く巻き付いて寝ておられるので、小宰相はたいへん困って「あぅぅ、苦しいですよぉ。すこし離してぇ。」と言うものの、斎宮はしっかり捕まえて顔に顔をすり寄せて離れずくっついておられたその時に、中将の君が自室からやって来て、障子を引き開けたので、斎宮は慌てて這い起き、何となく表情や気色も変わって、後ろめたいのか、さらに真面目な態度をとっておられるが、これを目にした中将の君は、障子を強く引き閉じて、長々と睨みつつ、物語の紫の上の嫉妬などよりはるかに荒れ狂って、御簾をバタッと下ろしてしまい、自室の方へと出て行った。斎宮は「おー恐い恐い、なにもあんなに怒んなくても、まったくどうしろってのよ」とグチグチ言っておられたが、どうにも居心地が悪いということで、小宰相は「やっぱり、私は私室におりますから」と言って、長押を下りて部屋から出て行こうとするので、「なんであんたまで行っちゃうの、二人とも見捨てちゃ嫌ぁ」と手を引っ張って、メソメソと泣きついて、掌に涙を貯めては、縁者の尼君から届いた果物の器へと移し入れたところ、器一杯もの涙が集まった。斎宮は「うぅ、寂しいよぅ。何でこんなことになるのよぅ。早くこっち来てよ、こっちぃ」と引き寄せて「じゃあ、あんたは、私の言うとおりにしてくれるよね。何でも言いなりになるのよ。約束よ。そのかわり私も同じだって約束する。」など、あれやこれやと一日中取り付いて過ごしておられる。中将の君は、一日中私室に閉じこもって、その夜もお側に参上しない。斎宮は、そのまま寝て過ごしていて、小宰相の君が灯をともして食事など差し上げる時にも、「ねえ、宰相の君、もう二人で一緒に寝てようよぉ。ほらぁ、言うとおりにしてくれるんでしょぉ」と仰っては、この上なく真剣な御様子なので、小宰相の君はただ仰せに従って、お側に臥した。中将の君は翌朝の様々な勤行に、皆が数珠をもって斎宮の側に集まっているのからもずいぶん離れて座っていて、部屋の隅をじっと眺めていたが、そこからふっと立ち去ってしまった。「なんとも辛そうに、御機嫌の悪いこと。一体何があったんでしょう」など、人々は嘆き交わしたが、これにいたたまれなくなった斎宮もふっと立ち上がり、「宰相の君、もう行こっ」とそこから離れていって、障子を引き閉じて、二人で隙間もなくくっついて寝てしまった。
その後は、かつおなじうちに候ふ中将の君あしく思ひきこえたるをと、おぢなげき、ともすれば声をたててひめかせたまふ。御物の怪の強きとて、南面の妻戸おし放ちて、草の露しげき庭にふはりと臥しなどせさせたまへば、宰相の君しあつかひて、こしらへをこつり入れたてまつりなどするに、君はいみじうおぼしたれど、われはわれと、いとありぐるしくわびしくのみおぼゆれど、しばしも局などにゐれば、いとど物の怪おこりて、をうをうとのみののしらせたまへば、いとまなくわびしきに、兵衛佐あはれに言問へど、この添ひ付きたる風のむげにあなづらはしきと、うれひなどもさすがにおぼえず、御簾の下より見れば、二重織物のいたくはなやかなる紅梅などの見ゆるに、やくなくすずろはしうなりて、ただ文などばかりぞおこする。……
<訳>
その後は、斎宮は、同じ館で過ごす中将の君が嫉妬して憎み申し上げているのだと、脅え嘆いて、ともすればピィピィ声をたてて泣いておいでであった。しかも物の怪がついて苦しいので退散させる方法として世間が言うよう寝所をかえてみるのだと、南面の妻戸を押し開けて、露で覆われた草の庭へと、ふわりと寝ころんだりしておられるので、小宰相の君は扱いに困りつつ、どうにかなだめすかしてお部屋へお連れしたりしているが、斎宮がひどく悩んでいるのと異なって、小宰相の君は自分は自分と平静を保っており、どうにもつきあいきれず困惑して、とはいえ少しでも自室に離れていくと、斎宮がワンワン泣き叫ぶので、離れている暇もなく困った限りで、小宰相の君の兄の兵衛佐も愛情深く訪問してきては、こうまで寄り添った寵愛ぶりにどうにもあきれているものの、さすがに妹の待遇に不安を感じることだけはなくて、しかし御簾の下から見える主人の斎宮の大層華やかな紅梅柄の二重織物に供寝の最中で会えないのだと感じ取り、訪れたかい無く帰るのを残念に思いつつ、その後手紙だけでも送ってくるのであった。……
そして、さらに新キャラ投入。
「……。物をわびしと思へば、物の怪のおこるに、また病みてんず。あなわびし、あなわびし」と、かきつみとりつきたまふに、小宰相いとわびし。
新大夫とて若き人、いかで御気色よき身にて御心にかなはんと、宰相の君の、内より参りたりしきぬ人よりけに選らせられしも、時につけてはうらやましければ、……。
<訳>
「……。一人でいると、また物の怪が病気を持ってくるよぉ。もうやぁ、もうやぁ」と、斎宮は、しがみつき掴みついて張り付いておられて、小宰相は大変困惑していた。
新大夫の君という若い女がいて、これなら、どうにか御寵愛を受け斎宮の御心に適ってくれるだろうと、宰相の君が、斎宮のために、宮中から参上してきた人々の中から特に選び出して採用した侍女であるが、この新大夫は小宰相の君のことがいつ見てもうらやましいので、……。
新大夫の君、あはれいかで君の御心にかなひて、この宰相の君のつきまとはれもうらやましきに、きり者せむと、仏神にさへ申す。三河の阿闍梨が経尊くよむも、久しく参らねば、御心地いとむつかしくて、例の病わびしやと、むつけておはします。すこし御昼寝にや、おどろかせたまひて、「あなおそろしや」とて、貴君召し寄す。「中将が局へ行きてみよ。ただいま、何か着たる」と仰せらるれば、走り行きて見る。薄青にや、うち着てぞ居たる。……。「ただいま、青きもの着たる女房の、髪のかかりよきが、この胸を圧したる、と見ておどろきたれば、かく胸の痛きぞや。いかがせんずるや、いかがせんずるや。」……。……阿闍梨はやくありきにけり。……。……宰相の君さすがにせんかたもなくて、いかやうにやと、調法もなげなるに、大夫の君、「主命には何事をかせざらんや。わらはまかりて問ひさぶらはん」といふまに、……巫子とて、鼓たたく者のもとへ往ぬ。……「青き色の女人の、釘をだにも七所うちたるぞ」など言ひければ、帰り参りてささやき申す。「さればこそ、さおぼえたりつるものを。その釘ぬく事よ」と、いとなませたまふ。宰相の君は、暑きに首も痛く、物などもいとやすらかにもえ食はず。御箸にてくくめなどせらるれば、やせたくわびしきに、この人の御覚えせんはうれしけれど、また青き色や出で来んと思ふがわびしければ、ただよきほどに従ひきこえて、「新大、新大」と、三人起き臥せば、やうやう離れまさりながら、さいもゐたれ、三人寝たらんなどになりゆけば、いとうれしくて、障子もつゆあらくもたてず、歌ながめもせで、ただ従ひきこえて過ぐしけり。
<訳>
新大夫の君は、どうにかして斎宮の御心に適いたいと、この小宰相の君が斎宮につきまとわれているのが羨ましく、お気に入りの腹心になりたいと、神仏にさえ祈願していた。ところが、そんな折、三河から来た阿闍梨の読経が物の怪に対し非常に霊験あらたかであったところ、これが長らく参上しないということで、斎宮の御気分がどうにも悪くなってきて、例の物の怪の病が苦しいと、ふさぎ込むようになっている。そして、斎宮は、すこしお昼寝していたところ、目をお醒ましになって、「うぅ、恐い……」と言って、侍女の貴君(アテキ)を召し寄せた。斎宮は「中将の君の私室を覗いてきなさい。今、中将の君は、どんな服を着てるの」と仰ったので、貴君は走っていって見た。するとそこでは薄い青の服を、着て過ごしていた。……。斎宮は「青い服の侍女が、すごく髪のかかった姿で、胸を圧してきたのが見えて、驚き起きてみれば、なんだか酷く胸が痛むのよ。どうにかしてっ、どうにかしてよぉ」と言っておられる。……阿闍梨は早くに外出していた。……小宰相の君はさすがにどうしようもなくて、どうしたものかと、何の妙案も無いようであるが、……大夫の君は「ご主人様のために何もできないなど耐えられません。私が言って何か方法を探してきます」と言うやたちまち、……巫子で、鼓を叩いて占う者のところへと赴いた。……巫子が「青い色の女性が、釘を七カ所に打って呪っております」と告げたので、帰って斎宮の前に参上してそっと申し上げる。斎宮は「やっぱり。そうじゃないかと思ってたのよ。さっさとその釘抜いてきなさい」と言って、呪い避けの儀式を営ませなさった。小宰相の君は、首に抱きつかれて暑いし痛いし、おかげで物も落ち着いて食べられないほどくたびれて、斎宮自らお箸で口の中に入れてこられるが、食べたくないので困惑して、これで新大夫の君が気に入って頂けそうなのは嬉しいことだが、それで一層嫉妬を招いて青い色の女の呪いが出てくるかもしれないと思うと恐ろしいので、ほどほどに距離感を持ってお仕え申し上げているが、斎宮は「新大、新大」と新大夫の君に言い寄っても、なお三人そろって過ごすので、少しは距離をとれたものの、それでも、三人で供寝するということになり、新大夫の君はこれでも嬉しく、中将の君のように嫉妬で障子に当たるようなこともなく、不満の歌を投げかけることもなく、一心にお仕え申し上げて過ごしているのであった。
で、この百合りん共同体の行く末ですが、
……さすがに物給はりなどしけり。小宰相の出でられしにぞ、「谷には春も」など、またうち上げられしかど、世にはとく散りたる事もなくて、いうにありつきて、時時などは車たてながら参りて見まゐらす。……。いとあらまほしき御仲なり。……。中将の君、障子あらくたてられずば、かの家にもやゐられまし。(六巻)
<訳>
……斎宮はそれでも物を中将の君にお与えになったりしていた。中将の君は、小宰相の君の出てくるところに、「光の届かない谷の底には春の花咲くことはなく、花が散ることもないのですから、宮の寵愛の届かない私の身には失うものはもうありません」などと不満をぶつけたりしていたが、富裕な夫を得てその関係を失うことなく夫の元に住み着いて、時々は牛車に乗って斎宮のもとへ参上してお仕えしていた。……。これはこれで、すっかり一つの理想的な仲へと落ち着いたのである。……。中将の君も、障子に当たるなどして荒れなければ、斎宮のお屋敷にも居続けることができたのだろうけれど。
この御息所の御方には、右の大殿の御乳母の姪なりける、前斎宮に候ひけるぞ、……この御方の事おとなおとなしく言い置きて、参る人にあいなどしける。……。もとの斎宮にも、ひききり心変はりなどにはあらで、叔母の、「我がかはりにも」など、ゆづりおくよしなだらかに聞こえければ、すこしは新大夫の君、あたりぐるしうのみなりゆくに、ことのほかならじと、三人ひこしろふも、あながちの御心ざしならねば、つねに見ざらんことを、手ひきよせて、泣きかけなどして、ゆるしたまひければ、時時、御文などは聞こえけり。(八巻)
<訳>
皇太子妃のところでは、右大臣の乳母の姪であって、前斎宮にお仕えしていた小宰相の君が、……大人びた態度で指図したり、来客に応対したり諸事とりしきるようになっていた。……。もとの主人の斎宮にいらだち心変わりしたとかいうわけではなく、叔母が、「私の代わりに」などと、右大臣家に小宰相の君を譲って頂けるよう穏やかにお願い申し上げてきたので、新大夫の君など、堪えきれなくて、余所に行ってはいけないと、三人で引っ張り合いになったりもしたが、結局、斎宮に無理矢理止めようとのお心はなく、いつも一緒でなくなることを、小宰相の君の手を引き寄せて泣きつきながらも、お許しになったという次第で、小宰相の君はその後も時々お手紙などは差し上げることにしていた。
新大夫は家設くべし。なにやかやと思しめしあつかふことひまなくて、おはします所のむかへを、ちかけれど、……、ただ君の覚え、歳月経れどさらに移らふ色なく、いやめづらにてぞ果てにける。(六巻)
<訳>
新大夫の君は家を建てることになった。斎宮があれこれと心遣いなされることが絶え間なくて、斎宮の住んで居られる所の向かいの、近いところにいて、……ひたすらな斎宮の御寵愛は、歳月を経ても移り変わる御様子はなく、一層めったにないほどの寵愛を受けて一生を終えた。
というわけで、長き月日を乗り越えて、死ぬまで朽ちぬ百合魂。
七百年の歴史の果てに、今に伝えるババア百合。
なんでもババア百合こそ百合の北極星であるとかいう意見があるらしいのですが、
百合というジャンルは既に七百年前には、その路の極北まで歩みを進めていたのやもしれません。
第一回「~狂乱するヤンデレ皇女の苛烈な愛欲の日々~」はこちら
第二回「~レイプレイプレイプあの娘をレイプ?~」はこちら
参考資料
徳光澄雄著『我身にたどる姫君全註解』有精堂
『新編 日本古典文学全集』小学館
『中世王朝物語全集』笠間書院
『体系物語文学史 第三巻 物語文学の系譜 I 平安物語』三谷榮一編 有精堂出版
『体系 物語文学史 第四巻 物語文学の系譜II 鎌倉物語1』三谷栄一編 有精堂出版
『体系 物語文学史 第五巻 物語文学の系譜III 鎌倉物語2』三谷栄一編 有精堂出版
中村真一郎著『色好みの構造-王朝文化の深層-』岩波新書
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物語と「かいまみ」
http://www.geocities.jp/trushbasket/data/nf/kaimami.html
物語の消費形態について―いわゆるオタクを時間的・空間的に相対化する試み―その2
http://www.geocities.jp/trushbasket/data/nf/genji.html
日本民衆文化史
http://kyoto.cool.ne.jp/rekiken/data/2002/021206.html
by trushbasket
| 2009-04-26 20:59
| My(山田昌弘)








