2009年 11月 30日
本居宣長異聞~大和心とメイドさん~
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このブログで本居宣長を結構話題にしましたが、やれキモオタだとかマザコンだとか引きこもり予備軍だとか失礼な扱いも多かったように思います。
参考記事:
「『偉大なるダメ人間シリーズその7 本居宣長』補足再び」
「『偉大なるダメ人間シリーズその7 本居宣長』またまた補足―本居宣長・青年期の挫折―」
「孔子との関わりから本居宣長を見る―そしてキモオタ伝説がまた一ページ―」
今回、宣長先生についてとある噂を耳にしたのでそれについて言及しようかと。本当は歴史記事にしたかったのですが、話の出所が明らかでなかったので雑記扱いです。
今東光という作家がいました。大正後期に川端康成らと新思潮派の一員としてデビューしたものの出家して比叡山で修行し戦後に住職となってから執筆活動を再開して昭和三十一年に「お吟さま」で直木賞を受賞。その後も僧侶活動を続け、権大僧正として中尊寺貫主となったり参議院議員を務めたりと波乱万丈な生涯を送った人です。その今東光が、宣長に関する逸話を語っているのです。
それによると、宣長の弟子達が師の国学者としての力量を賞賛し「うちの先生は神様だ」と評していると、新しく来た女中が部屋に入ってきました。で、女中が「本当にうちの先生は神様ですか」と質問してきたので弟子達は「大変な偉い神様だ」と答えたそうです(括弧内は「毒舌日本史」P395)。すると、彼女はワッと泣き出したので訳を聞いてみると「昨夜、その神様が夜中に私の床の中に入ってきて変なところを触ったから、厭らしい糞爺めと脚で頭を蹴ってやったら逃げてった。神様を足蹴にしたから罰があたらへんか」(「毒舌日本史」P396)とのこと。これで、宣長先生が女中さんに夜這いした事が弟子達に露見してしまったのだとか。どうやら、宣長はしばしば女中さんに手を出していたという事のようです。今東光はこれを評して「女を口説くったって容易じゃねえよ。うっかりすると弟子共に喋られるしな。夜中に這い込んで泥棒に間違えられると困るし、厭だというのを、なんごりと口説いておとなしくさせて、それからいうことを聞かせるのは一芸に秀でた術ですぜ」(同P396-397)と賞賛し宣長に敬意を表しています。因みにこの逸話、ジャーナリストで文芸春秋社社長も勤めた池島信平は吉川英治から聞いたそうですから今東光の創作ではないのでしょう。
この話からすると、宣長もメイドさん大好きだったと判断できます。真偽は定かではありませんが、細かい事は気にしない。考えてみれば、我が国のやんごとなき方々が古来よりメイドさんに萌え、それがある時には文学を彩り、またある時には歴史を動かし、ある時には政権を支えた事はここで何度も言及されている事実。
参考記事:
「昔、オタクありけり ~伊勢物語 HENTAI side~」
「大和心はロリ心 ~ロリペド輝く『大和物語』~」
「『足利尊氏』補足~南北朝の動乱とメイドさん~」
「ロリコン摂政・藤原伊尹 ~せっかくだから俺はこのロリっ娘との恋をお手製ノベルにして残すぜ~ 『豊蔭』」
「高貴な殿方は何故メイドさんを愛するのか、合理的に(?)考える」
「南北朝動乱とメイドさん再び~戦乱に火を注ぐ花々~」
「殿様の 家名断絶 防ぐため 夜も御奉仕 ああメイドさん~御殿女中裏マニュアル『秘事作法』~」
このように、メイドさん萌えは我が国の精神奥深くに根付いた伝統。まさしく大和心というか日本精神の一部を占めるものと言えます。宣長先生は太古の研究を極める事で日本人の心の本質を突き止めようとなさっていましたが、メイド愛好というその欠くべからざる一端を体得され行動に移されていたとは。弟子達は正しかった。鈴屋大人こそ疑いなく国学の神と呼ばれるにふさわしい。
…何だか変な結論になった気がしますが、気にしない気にしない。
【参考文献】
毒舌日本史 今東光 文春文庫
関連記事:
メイドさん関連は
「【分野別記事一覧】メイドさん」
とらっしゅばすけっと・歴史研究会における本居宣長関連のレジュメは
「本居宣長関連発表まとめ」
にまとめてあります。
参考記事:
「『偉大なるダメ人間シリーズその7 本居宣長』補足再び」
「『偉大なるダメ人間シリーズその7 本居宣長』またまた補足―本居宣長・青年期の挫折―」
「孔子との関わりから本居宣長を見る―そしてキモオタ伝説がまた一ページ―」
今回、宣長先生についてとある噂を耳にしたのでそれについて言及しようかと。本当は歴史記事にしたかったのですが、話の出所が明らかでなかったので雑記扱いです。
今東光という作家がいました。大正後期に川端康成らと新思潮派の一員としてデビューしたものの出家して比叡山で修行し戦後に住職となってから執筆活動を再開して昭和三十一年に「お吟さま」で直木賞を受賞。その後も僧侶活動を続け、権大僧正として中尊寺貫主となったり参議院議員を務めたりと波乱万丈な生涯を送った人です。その今東光が、宣長に関する逸話を語っているのです。
それによると、宣長の弟子達が師の国学者としての力量を賞賛し「うちの先生は神様だ」と評していると、新しく来た女中が部屋に入ってきました。で、女中が「本当にうちの先生は神様ですか」と質問してきたので弟子達は「大変な偉い神様だ」と答えたそうです(括弧内は「毒舌日本史」P395)。すると、彼女はワッと泣き出したので訳を聞いてみると「昨夜、その神様が夜中に私の床の中に入ってきて変なところを触ったから、厭らしい糞爺めと脚で頭を蹴ってやったら逃げてった。神様を足蹴にしたから罰があたらへんか」(「毒舌日本史」P396)とのこと。これで、宣長先生が女中さんに夜這いした事が弟子達に露見してしまったのだとか。どうやら、宣長はしばしば女中さんに手を出していたという事のようです。今東光はこれを評して「女を口説くったって容易じゃねえよ。うっかりすると弟子共に喋られるしな。夜中に這い込んで泥棒に間違えられると困るし、厭だというのを、なんごりと口説いておとなしくさせて、それからいうことを聞かせるのは一芸に秀でた術ですぜ」(同P396-397)と賞賛し宣長に敬意を表しています。因みにこの逸話、ジャーナリストで文芸春秋社社長も勤めた池島信平は吉川英治から聞いたそうですから今東光の創作ではないのでしょう。
この話からすると、宣長もメイドさん大好きだったと判断できます。真偽は定かではありませんが、細かい事は気にしない。考えてみれば、我が国のやんごとなき方々が古来よりメイドさんに萌え、それがある時には文学を彩り、またある時には歴史を動かし、ある時には政権を支えた事はここで何度も言及されている事実。
参考記事:
「昔、オタクありけり ~伊勢物語 HENTAI side~」
「大和心はロリ心 ~ロリペド輝く『大和物語』~」
「『足利尊氏』補足~南北朝の動乱とメイドさん~」
「ロリコン摂政・藤原伊尹 ~せっかくだから俺はこのロリっ娘との恋をお手製ノベルにして残すぜ~ 『豊蔭』」
「高貴な殿方は何故メイドさんを愛するのか、合理的に(?)考える」
「南北朝動乱とメイドさん再び~戦乱に火を注ぐ花々~」
「殿様の 家名断絶 防ぐため 夜も御奉仕 ああメイドさん~御殿女中裏マニュアル『秘事作法』~」
このように、メイドさん萌えは我が国の精神奥深くに根付いた伝統。まさしく大和心というか日本精神の一部を占めるものと言えます。宣長先生は太古の研究を極める事で日本人の心の本質を突き止めようとなさっていましたが、メイド愛好というその欠くべからざる一端を体得され行動に移されていたとは。弟子達は正しかった。鈴屋大人こそ疑いなく国学の神と呼ばれるにふさわしい。
…何だか変な結論になった気がしますが、気にしない気にしない。
【参考文献】
毒舌日本史 今東光 文春文庫
関連記事:
メイドさん関連は
「【分野別記事一覧】メイドさん」
とらっしゅばすけっと・歴史研究会における本居宣長関連のレジュメは
「本居宣長関連発表まとめ」
にまとめてあります。
by trushbasket
| 2009-11-30 01:04
| NF








