2010年 04月 22日
『ダメ人間の世界史』&『ダメ人間の日本史』がついにオタ雑誌で取り上げられました
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先日(2010年4月16日)発売の『ゲームラボ』2010年5月号(三才ブックス)に
『ダメ人間の世界史』 と 『ダメ人間の日本史』
(リンク先アマゾン商品ページ)
が、読者プレゼントとして取り上げられたようです(112頁「もっと!!ときめきプレゼント」)。
歴史を素材にしたオタクよりのネタ系娯楽本として書いたのに、なぜだか歴史・人文コーナーにばっかり並び、もうちょっと、サブカル系オタク系の界隈でも存在感が欲しいなあと思っていたところなので、オタク向け雑誌で取り上げられるのは、何ともうれしい限り。しかも、『亜衣タッチ ~愛欲まみれのロリっ娘~』とかいうナイスにHENTAIな同人ゲームの横に並べて掲載されているというのは、これはなかなか悪くない気分だ。
『日本史』で取り上げた、二次元大好きキモオタ吉田兼好もきっと喜んでくれてるよ。
ただいま、オタワールド。
なんだか、故郷に錦を飾った気分がする……。
しかも三才ブックスとは……。
三才ブックスといえば、かつて『もえたん』を出版するという偉大な業績を残した出版社。
萌え絵を付けてオタを釣るのみではなく、文章の中身までオタ度全開に作り込むという見事な仕事をやってのけ、
ある意味萌え本の頂点を極めてしまった、偉大な出版社。
単語集としての出来は微妙とか言われてた気がしないでもないのですが、単語集など使わず、今後使う予定もない私としては、そんなのどーでも良い事ですよ。
で、その三才ブックスの雑誌に取り上げられたというのは、何というか、胸が熱くなるなあ。
何せ、『ダメ人間の世界史』と『ダメ人間の日本史』を書くに際しても、
オタ臭いタイトルや萌え絵で釣って、文章自体は普通の本とかいう体たらくにはするまい、お手本は『もえたん』だ、との思いを胸に作っていましたから。
とはいえ、オタだのネタだのHENTAIだのと、オタ系コンテンツとして楽しんでもらえそうな素材を、偉人伝という縛りの中で十分な数集めるのは、なかなか大変で、オタ度全開であれ程ハイテンションに走り通した『もえたん』の偉大さを思い知りましたよ。
しかも、他にも苦しんだところはあって、
ネタに走るのは良いとして、歴史が素材では、とにもかくにも根拠があってなんぼなわけですが、
ネタ度アップというオタ本としての要請は、歴史モノとしての最低限度の節度の維持という要請と、かなり矛盾対立してくれやがりまして、執筆はしばしば苦しい板挟みに陥るし……。
例を挙げると、デカルトの等身大幼女フィギュアだとか、カール大帝や小野篁、在原業平のシスコンだとか、後水尾上皇、徳川家光の女装だとか、歴史モノとしては信憑性が薄いので安易に乗っかれない、しかし、ネタとしては捨てられない、そんな悩ましい話があっちこっちにあるわけですよ……。
なお、解決策としては、信憑性のない伝説の採用や強引な推論によるネタの追求は行いつつ、一々それらにつき、信憑性が薄いことが分かるような形の記述を行うことにしておきました。具体的には、ネタの信憑性の無さを明記したり、無茶な推論過程を敢えて赤裸々に晒しておいて、読者が結論への賛否を自分で判断できるようにしたり。
おかげで、お手軽な娯楽本としては、そこそこ本としての信憑性ある代物になったんじゃないでしょうか。
例えば、
後水尾上皇と徳川家光の女装癖なんか、割りと世間一般で有名らしくて、
後水尾上皇は、講談社選書メチエのタイモン・スクリーチ『春画』みたいな真面目っぽい本でも、楽しみのために女中の格好していたとされてますし、
家光も、江戸時代を扱ったお手軽な教養書レベルでは、根拠も明らかにせぬまま女装癖呼ばわりされてたりすることがあります。(硬めの本で女装癖と言っている本は発見できなかったので、世に言われる家光の女装癖なるものは、家光の若き日のエピソードを、拙稿で行ったように、強引に解釈して導き出したものだと、私は推測してるのですが、私の調査不足なのでしょうか?もし、家光が女装癖ありと明言しているまともな資料をご存知の方がおられましたら、資料名を教えていただけないでしょうか。)
それが、
社会的な価値体系の中で、そんな本より確実に低位に位置づけられるであろう、萌え絵きらめくオタ系娯楽本において、
そういった与太話を取り上げつつも、信憑性の無さがわかる形の記述を採って歴史本としてそこそこの良識を保っているというのは、
まあまあ頑張ったと言って良いはずなんですよ。
それにしても、サブカルコーナーではなく人文コーナーにばっかり並べられてることを思えば、頑張っておいて良かったと言わざるを得ません。
歴史本としてギリギリセーフな程度には仕上げておかなかないと、今の奇妙な状況下、
うっかり手に取ってしまった硬派な歴史マニアの人に、オタがクソみたいな本書いて歴史素人に嘘知識を植え付けた、オタうぜぇとか言われて、オタ文化の敵を不必要に増やしかねないところでした。
ところでゲームラボには「ダメ人間の日本史&世界史」と書かれていますが、
世界史が「ダメ人間の歴史 VOL.1」、日本史が「ダメ人間の歴史 VOL.2」で、
実は日本史含めた企画として始まった「ダメ人間の世界史」が、『世界史』と『日本史』に分かれたという経緯があります。
だから、どうでも良いことかもしれませんが、書き手の意識としては、くっつけて書くなら「ダメ人間の世界史&日本史」だったりします。
にもかかわらず「日本史」が先に書かれてしまうあたり、「日本史」のほうが世間の目を引いているということでしょうか?
表紙がメイドさんな「世界史」の方が目立ちそうな気がするんですが。
『ダメ人間の世界史』 と 『ダメ人間の日本史』
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が、読者プレゼントとして取り上げられたようです(112頁「もっと!!ときめきプレゼント」)。
歴史を素材にしたオタクよりのネタ系娯楽本として書いたのに、なぜだか歴史・人文コーナーにばっかり並び、もうちょっと、サブカル系オタク系の界隈でも存在感が欲しいなあと思っていたところなので、オタク向け雑誌で取り上げられるのは、何ともうれしい限り。しかも、『亜衣タッチ ~愛欲まみれのロリっ娘~』とかいうナイスにHENTAIな同人ゲームの横に並べて掲載されているというのは、これはなかなか悪くない気分だ。
『日本史』で取り上げた、二次元大好きキモオタ吉田兼好もきっと喜んでくれてるよ。
ただいま、オタワールド。
なんだか、故郷に錦を飾った気分がする……。
しかも三才ブックスとは……。
三才ブックスといえば、かつて『もえたん』を出版するという偉大な業績を残した出版社。
萌え絵を付けてオタを釣るのみではなく、文章の中身までオタ度全開に作り込むという見事な仕事をやってのけ、
ある意味萌え本の頂点を極めてしまった、偉大な出版社。
単語集としての出来は微妙とか言われてた気がしないでもないのですが、単語集など使わず、今後使う予定もない私としては、そんなのどーでも良い事ですよ。
で、その三才ブックスの雑誌に取り上げられたというのは、何というか、胸が熱くなるなあ。
何せ、『ダメ人間の世界史』と『ダメ人間の日本史』を書くに際しても、
オタ臭いタイトルや萌え絵で釣って、文章自体は普通の本とかいう体たらくにはするまい、お手本は『もえたん』だ、との思いを胸に作っていましたから。
とはいえ、オタだのネタだのHENTAIだのと、オタ系コンテンツとして楽しんでもらえそうな素材を、偉人伝という縛りの中で十分な数集めるのは、なかなか大変で、オタ度全開であれ程ハイテンションに走り通した『もえたん』の偉大さを思い知りましたよ。
しかも、他にも苦しんだところはあって、
ネタに走るのは良いとして、歴史が素材では、とにもかくにも根拠があってなんぼなわけですが、
ネタ度アップというオタ本としての要請は、歴史モノとしての最低限度の節度の維持という要請と、かなり矛盾対立してくれやがりまして、執筆はしばしば苦しい板挟みに陥るし……。
例を挙げると、デカルトの等身大幼女フィギュアだとか、カール大帝や小野篁、在原業平のシスコンだとか、後水尾上皇、徳川家光の女装だとか、歴史モノとしては信憑性が薄いので安易に乗っかれない、しかし、ネタとしては捨てられない、そんな悩ましい話があっちこっちにあるわけですよ……。
なお、解決策としては、信憑性のない伝説の採用や強引な推論によるネタの追求は行いつつ、一々それらにつき、信憑性が薄いことが分かるような形の記述を行うことにしておきました。具体的には、ネタの信憑性の無さを明記したり、無茶な推論過程を敢えて赤裸々に晒しておいて、読者が結論への賛否を自分で判断できるようにしたり。
おかげで、お手軽な娯楽本としては、そこそこ本としての信憑性ある代物になったんじゃないでしょうか。
例えば、
後水尾上皇と徳川家光の女装癖なんか、割りと世間一般で有名らしくて、
後水尾上皇は、講談社選書メチエのタイモン・スクリーチ『春画』みたいな真面目っぽい本でも、楽しみのために女中の格好していたとされてますし、
家光も、江戸時代を扱ったお手軽な教養書レベルでは、根拠も明らかにせぬまま女装癖呼ばわりされてたりすることがあります。(硬めの本で女装癖と言っている本は発見できなかったので、世に言われる家光の女装癖なるものは、家光の若き日のエピソードを、拙稿で行ったように、強引に解釈して導き出したものだと、私は推測してるのですが、私の調査不足なのでしょうか?もし、家光が女装癖ありと明言しているまともな資料をご存知の方がおられましたら、資料名を教えていただけないでしょうか。)
それが、
社会的な価値体系の中で、そんな本より確実に低位に位置づけられるであろう、萌え絵きらめくオタ系娯楽本において、
そういった与太話を取り上げつつも、信憑性の無さがわかる形の記述を採って歴史本としてそこそこの良識を保っているというのは、
まあまあ頑張ったと言って良いはずなんですよ。
それにしても、サブカルコーナーではなく人文コーナーにばっかり並べられてることを思えば、頑張っておいて良かったと言わざるを得ません。
歴史本としてギリギリセーフな程度には仕上げておかなかないと、今の奇妙な状況下、
うっかり手に取ってしまった硬派な歴史マニアの人に、オタがクソみたいな本書いて歴史素人に嘘知識を植え付けた、オタうぜぇとか言われて、オタ文化の敵を不必要に増やしかねないところでした。
ところでゲームラボには「ダメ人間の日本史&世界史」と書かれていますが、
世界史が「ダメ人間の歴史 VOL.1」、日本史が「ダメ人間の歴史 VOL.2」で、
実は日本史含めた企画として始まった「ダメ人間の世界史」が、『世界史』と『日本史』に分かれたという経緯があります。
だから、どうでも良いことかもしれませんが、書き手の意識としては、くっつけて書くなら「ダメ人間の世界史&日本史」だったりします。
にもかかわらず「日本史」が先に書かれてしまうあたり、「日本史」のほうが世間の目を引いているということでしょうか?
表紙がメイドさんな「世界史」の方が目立ちそうな気がするんですが。
by trushbasket
| 2010-04-22 01:04
| My(山田昌弘)








