2010年 08月 15日
日本最古のエロ絵画? ~飛鳥・奈良時代のエロい落書きのお話~
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平安時代の落書きが公開されちょっとした話題になっているようです。
遊び心おおらか 平安の落書き初公開へ 奈良・当麻寺
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/100812/acd1008122206008-n1.htm
平安時代の落書き(似顔絵)を発見 「まるで現代の漫画のよう」とネットで話題 【痛いニュース(ノ∀`)】
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1526229.html
【画像】 平安時代の落書き(似顔絵)を発見 漫画のようにデフォルメされたパーツや表情 【暇人\(^o^)/速報】
http://blog.livedoor.jp/himasoku123/archives/51528909.html
で、今回はそういった昔の人の落書きについてです。
しかも、お寺さんがあまり一般には公開したがらないであろう、気まずい落書きについて紹介。
ちょっと落書きから話が離れまして、以前、本やらブログやらで、後白河法皇原作のエロマンガを紹介した際に、
「日本史上初の純然たるエロ絵巻物」
(社会評論社『ダメ人間の日本史』所収「エロマンガ大王 ~天皇家の権威よりエロマンガ趣味を優先する背徳異形の天皇家首領~」 [リンク先Amazon])
とか
「真に好色的と言える扇情的なエロ絵が高度に完成した作品として姿を現したのは、ようやく『小柴垣草子』の登場において」
(過去記事 エロマンガ大王 後白河法皇 ~日本エロマンガの歴史は天皇家より始まる~)
とか言いました。
で、これらの文言を流さずにちゃんと読んでいただければ分かるように、絵巻物みたいな作品として完成した高レベルのものでなければ、日本人はそれ以前にも、エロ絵に手を染めています。しかもそれが現存してさえいまして、具体的には、法隆寺とかなんとかかんとかな、大昔のお寺の落書として残っていたりするのです。
そういうわけで、今回は、そのエロ落書きについて紹介しておこうと思うのです。
とは言いましても、これについて、エロ落書きがあると、どこの馬の骨とも分からぬブログがどれだけ声を上げたところで、それだけでは信憑性ないでしょうから、ちょっとばかり春画の本から文章を引用しますと、
ということ。
ついでに、引用文中で出てくる挿図三~四というのは引用しておきますと


こんな感じ。
クオリティは、出来の悪い便所の落書きといったところで、少々残念な感じですね。さすがに、このレベルになってしまうと、ニュースになっている落書きと違って、現代漫画文化とつなげて考えるのは、こじつけでも無理そう。
でもまあ、たとえ、現代とのつながりで楽しめるネタかは怪しいにしても、昔っから人間はいらんことしいで、エロいものだと確認できるのは、なかなかに楽しくありますね。
(なお、画像は前掲書4、5頁から引用。7世紀の職人の著作権が存続しているはずもないですし、絵画を正面から撮影した写真には撮影者の権利は生じないそうなので、問題なしと判断して画像引用していますが、著作権的にマズイようなら、問題にならないうちに消しておきたいので、何かご存じの方は、できればアドバイスをよろしくお願いします。)
ところで、【暇人\(^o^)/速報】のほうで、
とかいう発言が引用されていますが、
Bukkakeではないものの、皇女をしゃぶったり皇女にしゃぶらせたりする絵なら、平安末期に後白河法皇が天皇家のボスでありながら、自らシナリオ書いて、作成させたとか言われています。
参照
「エロマンガ大王 ~天皇家の権威よりエロマンガ趣味を優先する背徳異形の天皇家首領~」 (社会評論社『ダメ人間の日本史』所収)[リンク先Amazon]
エロマンガ大王 後白河法皇 ~日本エロマンガの歴史は天皇家より始まる~
エロノベル大王 後白河法皇 ~後白河法皇原作エロマンガの後日譚(エロ)~
参考資料
リチャード・レイン編著『定本浮世絵春画名品集成17 秘画絵巻【小柴垣草子】』河出書房新社
棚橋光男著『後白河法皇』講談社選書メチエ
家永三郎著『上代倭絵全史』名著刊行会
中村真一郎著『色好みの構造-王朝文化の深層-』岩波新書
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れきけん・とらっしゅばすけっと/京都大学歴史研究会関連発表
小説と挿絵
http://www.geocities.jp/trushbasket/data/nf/illust.html
物語論―源氏物語と本居宣長―
http://www.geocities.jp/trushbasket/data/nf/monogatari.html
日本民衆文化史
http://kyoto.cool.ne.jp/rekiken/data/2002/021206.html
遊び心おおらか 平安の落書き初公開へ 奈良・当麻寺
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/100812/acd1008122206008-n1.htm
平安時代の落書き(似顔絵)を発見 「まるで現代の漫画のよう」とネットで話題 【痛いニュース(ノ∀`)】
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1526229.html
【画像】 平安時代の落書き(似顔絵)を発見 漫画のようにデフォルメされたパーツや表情 【暇人\(^o^)/速報】
http://blog.livedoor.jp/himasoku123/archives/51528909.html
で、今回はそういった昔の人の落書きについてです。
しかも、お寺さんがあまり一般には公開したがらないであろう、気まずい落書きについて紹介。
ちょっと落書きから話が離れまして、以前、本やらブログやらで、後白河法皇原作のエロマンガを紹介した際に、
「日本史上初の純然たるエロ絵巻物」
(社会評論社『ダメ人間の日本史』所収「エロマンガ大王 ~天皇家の権威よりエロマンガ趣味を優先する背徳異形の天皇家首領~」 [リンク先Amazon])
とか
「真に好色的と言える扇情的なエロ絵が高度に完成した作品として姿を現したのは、ようやく『小柴垣草子』の登場において」
(過去記事 エロマンガ大王 後白河法皇 ~日本エロマンガの歴史は天皇家より始まる~)
とか言いました。
で、これらの文言を流さずにちゃんと読んでいただければ分かるように、絵巻物みたいな作品として完成した高レベルのものでなければ、日本人はそれ以前にも、エロ絵に手を染めています。しかもそれが現存してさえいまして、具体的には、法隆寺とかなんとかかんとかな、大昔のお寺の落書として残っていたりするのです。
そういうわけで、今回は、そのエロ落書きについて紹介しておこうと思うのです。
とは言いましても、これについて、エロ落書きがあると、どこの馬の骨とも分からぬブログがどれだけ声を上げたところで、それだけでは信憑性ないでしょうから、ちょっとばかり春画の本から文章を引用しますと、
わずかな文献しか残っていないが、それによれば、日本の初期の春画は仏教芸術家および職人たちの手慰みであり、もっとも真摯な努力をしている間の気晴らしに描かれた落書きであった。たとえば、日本の現存する最古の寺である法隆寺(七世紀初期)の天井版の見えない所には、職人が描いたと思われる春画のスケッチ(挿図三~四)が見られ、初期春画の中には「性具」が描かれているものもあり、また、天平後期(八世紀中葉)の奈良・唐招提寺の千手観音の解体修理の際に発見された同様のものも伝えられている。
(リチャード・レイン編著『定本浮世絵春画名品集成17 秘画絵巻【小柴垣草子】』河出書房新社14頁)
ということ。
ついでに、引用文中で出てくる挿図三~四というのは引用しておきますと


こんな感じ。
クオリティは、出来の悪い便所の落書きといったところで、少々残念な感じですね。さすがに、このレベルになってしまうと、ニュースになっている落書きと違って、現代漫画文化とつなげて考えるのは、こじつけでも無理そう。
でもまあ、たとえ、現代とのつながりで楽しめるネタかは怪しいにしても、昔っから人間はいらんことしいで、エロいものだと確認できるのは、なかなかに楽しくありますね。
(なお、画像は前掲書4、5頁から引用。7世紀の職人の著作権が存続しているはずもないですし、絵画を正面から撮影した写真には撮影者の権利は生じないそうなので、問題なしと判断して画像引用していますが、著作権的にマズイようなら、問題にならないうちに消しておきたいので、何かご存じの方は、できればアドバイスをよろしくお願いします。)
ところで、【暇人\(^o^)/速報】のほうで、
36:MPS AA-12(アラバマ州):2010/08/13(金) 08:12:44.57 ID:mL5ov8Gk
皇女にBukkakeしている絵もありそう
とかいう発言が引用されていますが、
Bukkakeではないものの、皇女をしゃぶったり皇女にしゃぶらせたりする絵なら、平安末期に後白河法皇が天皇家のボスでありながら、自らシナリオ書いて、作成させたとか言われています。
参照
「エロマンガ大王 ~天皇家の権威よりエロマンガ趣味を優先する背徳異形の天皇家首領~」 (社会評論社『ダメ人間の日本史』所収)[リンク先Amazon]
エロマンガ大王 後白河法皇 ~日本エロマンガの歴史は天皇家より始まる~
エロノベル大王 後白河法皇 ~後白河法皇原作エロマンガの後日譚(エロ)~
参考資料
リチャード・レイン編著『定本浮世絵春画名品集成17 秘画絵巻【小柴垣草子】』河出書房新社
棚橋光男著『後白河法皇』講談社選書メチエ
家永三郎著『上代倭絵全史』名著刊行会
中村真一郎著『色好みの構造-王朝文化の深層-』岩波新書
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小説と挿絵
http://www.geocities.jp/trushbasket/data/nf/illust.html
物語論―源氏物語と本居宣長―
http://www.geocities.jp/trushbasket/data/nf/monogatari.html
日本民衆文化史
http://kyoto.cool.ne.jp/rekiken/data/2002/021206.html
by trushbasket
| 2010-08-15 01:39
| My(山田昌弘)








