2010年 12月 22日
本居宣長『紫文要領』より「もののあはれ」を見る 訳:NF 「もののあはれについて」注
|
目次
<以下は、宣長自身によって付けられた注である>
※1:『狭衣物語』で源氏の宮の事を言った所で「御かたちありさまみたてまつらむ人は、いかなるもののふなりとも、やはらく心はかならすつきぬへきを、中将の御心のうちはことはりそかし(宮の優美な御容姿を拝見申し上げる人は、どのような無骨な武者であっても、心が和らぐものであるから、中将が御心中で宮に惹かれなさるは道理である)」(一の上九丁)これは容姿に心動かされる事例である。
※2:宿木巻で、「さまことにかしつきたてられて、かたはなるまて心おこりもし、世を思ひすまして、あてなる心さまはこよなけれと、故みこの御山すみを見そめ玉ひしよりそ、さひしき所のあはれさはさまことなりけりと、心ぐるしくおほされて、なへての世をも思ひめくらし、ふかきなさけをもならひ玉ひける」とあり、また幻巻で、「すべて物の哀も」とある。
※3:真木柱巻で、「式部卿宮の詞に源氏の事を、世に難つけられ玉はぬおととを(式部卿宮の言葉で源氏の事を、世間で難癖付けられなさらない大臣よ)」とある。
※4:真木柱巻で、「世に難つけられ玉はぬおととを(世間で難癖付けられなさらない大臣よ)」とあるのは、源氏のことである。
※5:もし儒教や仏教の観点で言えば、淫乱の大悪人を、神仏が哀れみなさる内容で書くはずがない。
※6:弘徽殿大后などは淫行が一つもないが、特に悪い人である。
※7:槿斎院は、源氏についに靡きなさらないが、良い人とされている。
<以下は、宣長自身によって付けられた注である>
※1:『狭衣物語』で源氏の宮の事を言った所で「御かたちありさまみたてまつらむ人は、いかなるもののふなりとも、やはらく心はかならすつきぬへきを、中将の御心のうちはことはりそかし(宮の優美な御容姿を拝見申し上げる人は、どのような無骨な武者であっても、心が和らぐものであるから、中将が御心中で宮に惹かれなさるは道理である)」(一の上九丁)これは容姿に心動かされる事例である。
※2:宿木巻で、「さまことにかしつきたてられて、かたはなるまて心おこりもし、世を思ひすまして、あてなる心さまはこよなけれと、故みこの御山すみを見そめ玉ひしよりそ、さひしき所のあはれさはさまことなりけりと、心ぐるしくおほされて、なへての世をも思ひめくらし、ふかきなさけをもならひ玉ひける」とあり、また幻巻で、「すべて物の哀も」とある。
※3:真木柱巻で、「式部卿宮の詞に源氏の事を、世に難つけられ玉はぬおととを(式部卿宮の言葉で源氏の事を、世間で難癖付けられなさらない大臣よ)」とある。
※4:真木柱巻で、「世に難つけられ玉はぬおととを(世間で難癖付けられなさらない大臣よ)」とあるのは、源氏のことである。
※5:もし儒教や仏教の観点で言えば、淫乱の大悪人を、神仏が哀れみなさる内容で書くはずがない。
※6:弘徽殿大后などは淫行が一つもないが、特に悪い人である。
※7:槿斎院は、源氏についに靡きなさらないが、良い人とされている。
by trushbasket
| 2010-12-22 04:00
| NF








