2011年 01月 13日
オタクの道は中国人には「既に我々が200年前に通過した場所だッッッ」 ~歴史に見る中国脅威の萌え力~
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中国人オタの行動を日本語に翻訳発信している人気ブログ「「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む」様(http://blog.livedoor.jp/kashikou/)が書籍化されるそうです。
ブログのまとめ本「オタ中国人の憂鬱」が出ます【「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む】
http://blog.livedoor.jp/kashikou/archives/51649948.html
ところで、同ブログの紹介して下さる中国オタ事情の中でしばしば見られるのは、萌えだなんだと言ってわけのわからんことをする日本人にビビる、呆れかえる、中国人の姿であります。
ところが、我々としましては、それについて、中国人に対し、常々思っていることがあります。
中国人だけは、日本の萌え力に、ビビったり、呆れたりする資格は無い
と。
だって、中国人はずっと昔の前近代、清とかいうラーメンマンみたいな髪型した王朝の時代に、すでに現代日本と見紛うばかりのオタ力、萌え力を発揮、HENTAI世界の最先端を走っていたのですから。
すなわち、清の時代の中国では、
男主人公・賈宝玉と、病弱ヒロインの林黛玉を始めとする美少女たちの恋愛等を描いた小説『紅楼夢』(18世紀中頃に成立し、当初、写本で流布)の出版(1791)によって、
たちまち、「紅迷」(ホンミー)なるやばいオタが大量発生、凄まじい「萌え」エピソードを残しているのです。
これについて、現在凍結中の本体サイトで昔公開した文章(NF著)から必要個所を抜き出しますと
ちなみに、この記述のネタ元は『週刊朝日百科 世界の文学』だそうです。
なお、不幸を共有云々について少し書き加えるなら、「自らを黛玉に比し、胸を病んで死ぬことを本望とする者まで現れた」(『週刊朝日百科 世界の歴史 18世紀の世界1 人物』C-560頁)と言う話もあります。
というわけで、歴史歴史言うのが好きな中国人が、自国のキモい過去を無かったことにして、HENTAI国家日本キメェみたいに騒いだり呆れてちゃあダメですよ。
中国人は、日本のオタに対し、こう言うべき。
キサマ等のいる場所は既に───我々が200年前に通過した場所だッッッ
参考資料
『週刊朝日百科 世界の文学108 紅楼夢・金瓶梅・儒林外史・聊斎志異』朝日新聞社
『週刊朝日百科 世界の歴史 18世紀の世界1 人物』朝日新聞社
『スーパー・ニッポニカ Professional』小学館
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また、世界と日本の歴史上のオタ偉人については、社会評論社『ダメ人間の世界史』&『ダメ人間の日本史』で他にも色々取り上げていますので、よろしければそちらの方も、ご参照ください。
ちなみに、今日は、アレげな日本に対抗しうる勇者中国ってスタンスで文章書きましたが、
メイドオタのキルケゴールさんとか、ラノベオタのヘーゲルさんとか、西洋人にも昔からたいがいアレげな人達がいたりします。
Amazon :『ダメ人間の世界史』(ダメ人間の歴史vol 1)
楽天ブックス:『ダメ人間の世界史』(ダメ人間の歴史vol 1)
当ブログ内紹介記事
Amazon :『ダメ人間の日本史』(ダメ人間の歴史vol 2)
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れきけん・とらっしゅばすけっと/京都大学歴史研究会関連発表
物語の消費形態について―いわゆるオタクを時間的・空間的に相対化する試み―
http://www.geocities.jp/trushbasket/data/nf/kouroumu.html
中国民衆文化史
http://kyoto.cool.ne.jp/rekiken/data/2002/020607.html
ブログのまとめ本「オタ中国人の憂鬱」が出ます【「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む】
http://blog.livedoor.jp/kashikou/archives/51649948.html
ところで、同ブログの紹介して下さる中国オタ事情の中でしばしば見られるのは、萌えだなんだと言ってわけのわからんことをする日本人にビビる、呆れかえる、中国人の姿であります。
ところが、我々としましては、それについて、中国人に対し、常々思っていることがあります。
中国人だけは、日本の萌え力に、ビビったり、呆れたりする資格は無い
と。
だって、中国人はずっと昔の前近代、清とかいうラーメンマンみたいな髪型した王朝の時代に、すでに現代日本と見紛うばかりのオタ力、萌え力を発揮、HENTAI世界の最先端を走っていたのですから。
すなわち、清の時代の中国では、
男主人公・賈宝玉と、病弱ヒロインの林黛玉を始めとする美少女たちの恋愛等を描いた小説『紅楼夢』(18世紀中頃に成立し、当初、写本で流布)の出版(1791)によって、
たちまち、「紅迷」(ホンミー)なるやばいオタが大量発生、凄まじい「萌え」エピソードを残しているのです。
これについて、現在凍結中の本体サイトで昔公開した文章(NF著)から必要個所を抜き出しますと
「紅迷」たち
広く人々から愛された「紅楼夢」ですが、中でも熱狂的な愛好者は「紅迷」と呼ばれています。「紅迷」達については様々な逸話が伝わっていますが、著明なものをいくつか紹介すると…
・林黛玉の不幸を共有しようと病床に伏す少女が続出、心配した両親が「紅楼夢」を燃やそうとすると、「どうして宝玉さんや黛玉さんを焼こうとなさるの」と叫び正気を失った。
・黛玉の位牌を作って毎日のように祭り、「警幻天(仙人世界)に行って、瀟々妃子(林黛玉の仙人世界での呼び名)にお目にかかるのだ」と口走り家を飛び出した。
・宝玉と黛玉が夫婦になれるよう「続編」作成する作家が続出。
…実に壮絶です。「紅楼夢」自体が主人公のヘタレな男が数多くの美少女ヒロインたちと洗練された生活・魂の交流を楽しむ中に悲劇が忍び寄るという現代日本の「萌え」作品も顔負けの爛熟した作品なのですが、その愛好者たちもそれに負けてはいません。
ヒロインと自らを同一化させ虚構と現実の区別がつかなくなった少女、架空世界の登場人物の死を悼んでの慰霊、ヒロインに「萌え」て入れ込んだ挙句に現実世界から脱落する男、カップルの悲運を悼み幸せな結末を求めての二次創作に走る人々…。現代日本に置き換えて考えれば、逝ってしまっているとしか言いようのないのがよく分かります。
(物語の消費形態について―いわゆるオタクを時間的・空間的に相対化する試み―http://www.geocities.jp/trushbasket/data/nf/kouroumu.html)
ちなみに、この記述のネタ元は『週刊朝日百科 世界の文学』だそうです。
なお、不幸を共有云々について少し書き加えるなら、「自らを黛玉に比し、胸を病んで死ぬことを本望とする者まで現れた」(『週刊朝日百科 世界の歴史 18世紀の世界1 人物』C-560頁)と言う話もあります。
というわけで、歴史歴史言うのが好きな中国人が、自国のキモい過去を無かったことにして、HENTAI国家日本キメェみたいに騒いだり呆れてちゃあダメですよ。
中国人は、日本のオタに対し、こう言うべき。
キサマ等のいる場所は既に───我々が200年前に通過した場所だッッッ
参考資料
『週刊朝日百科 世界の文学108 紅楼夢・金瓶梅・儒林外史・聊斎志異』朝日新聞社
『週刊朝日百科 世界の歴史 18世紀の世界1 人物』朝日新聞社
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ちなみに、今日は、アレげな日本に対抗しうる勇者中国ってスタンスで文章書きましたが、
メイドオタのキルケゴールさんとか、ラノベオタのヘーゲルさんとか、西洋人にも昔からたいがいアレげな人達がいたりします。
Amazon :『ダメ人間の世界史』(ダメ人間の歴史vol 1)楽天ブックス:『ダメ人間の世界史』(ダメ人間の歴史vol 1)
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物語の消費形態について―いわゆるオタクを時間的・空間的に相対化する試み―
http://www.geocities.jp/trushbasket/data/nf/kouroumu.html
中国民衆文化史
http://kyoto.cool.ne.jp/rekiken/data/2002/020607.html
by trushbasket
| 2011-01-13 20:45
| My(山田昌弘)








