2011年 06月 05日
古代ローマ式変態新婚生活 ~花嫁は拉致して尻を犯すもの~
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法律と契約、仁義、節制を重んじ、優れた政治的バランス感覚を発揮し、偉大な法的政治的歴史的業績を残した古代ローマ人、彼らの文明とその遺産は長きにわたって繰り返し世界歴史に多大な影響を与え、2000年以上の時を超えた現代社会にさえも様々な影響を残しています。
例えば、ローマ法は、近世、近代の法律の発展過程で聖典あるいは模範となって、その影響が現代まで続いていたりもします。
ところで、そんな偉大な古代ローマ人ですが、現代に残した影響は、必ずしもすべてが偉大で価値ある素晴らしいこととは限りません。
彼らは現代社会に、果てしなくどうでも良くて、かつ微妙に気まずい影響を残していたりもします。
それは新婚夫婦に関する風習。
と作家プルタルコスの生きた1世紀頃まで続いていたローマの古い古い風習が、
ということで、現代社会まで生き残っていたりするのです。
で、この風習がなぜ気まずいかと言いますと、
上に言う「あの時」とか「この事件」が、
紀元前8世紀に生きたとされるローマの伝説上の建国者ロムルスが、新興国ローマの女不足に悩み、隣に住むサビニ人を襲撃、サビニ女を拉致して、性的に飢えたローマ男の嫁にした、という事件
言ってしまえば、
わいせつ、結婚目的の大規模誘拐事件
を指しているからなのです。
つまり、わいせつ、結婚目的の誘拐犯の真似をする変態プレイが、現代社会に至るまで新婚夫婦によって繰り返されて来たというわけでして、なんとも気まずいお話ですね。
ところで、こんな感じで、現代社会は結婚に関して、ローマ人から、どうにも気まずい風習を受け継いでしまっているわけですが、
実はローマ人は結婚に関して、他にももっともっと気まずい風習を持っていました。
そして幸いなことに、と言って良いでしょうが、その気まずい風習は、どうやら現代まで受け継がれはしなかった模様。
ですが、その風習、ネタ的になかなか興味深いものなので、この際、ついでに紹介しておきましょう。
それは結婚初夜の過ごし方。
節制を重んじる古代ローマのジェントルマンたちは、結婚初夜についても、節制の美徳を発揮、初夜の槍傷を恐れる処女に対して、節度と優しさ溢れる態度を示します。
彼らは、処女の恐れに気を配り節制をもって相手に接しつつ、犯るという方法を考え出しました。
相手の初夜への恐れに配慮しつつ、相手を放置してその性的魅力を否定し侮辱してしまうという失態も回避、自らの性的欲望も満足できる、たいへん素晴らしい、バランス感覚溢れる解決法。政治の天才、バランス感覚に長けたローマ人ならではの、おさすが、お見事な一手。
できれば、そう褒め称えたいところなのですが、しかし、そのやり口は、
何 か が お か し い。
すなわち
どうしてお腹の穴でヤるのが怖いからお尻の穴でヤればOKなんて発想になるんだい?
訳が分からないよ
なんだかローマ人の発想があれすぎて違う星の住人に見える。
すっとぼけた顔で、ローマ人の男が娘さんをたぶらかす姿が目に浮かびます。
ローマ人男性 (◕‿‿◕) ;
「僕と契約して」
「花嫁になってよ!」
「どうして人間はそんなにヤる穴の在処にこだわるんだい?」
「訳が分からないよ」
「例えばお腹に“槍”が刺さった場合」
「肉体の痛覚がどれだけの刺激を受けるかっていうとねぇ…」
「これが本来の「痛み」だよ」
「ただの“一発”でも動けやしないだろう?」
「君が初夜の交わりで生き延びていられたのは強すぎる苦痛がセーブされていたからさ」
「君のお腹の穴が肉棒と連結していないからこそ可能なことなんだ」
なんだか、直前に読んでた漫画の内容が混ざり込んで発想が歪み、話の流れが変な感じになったけど、反省はしていない。
参考資料
『プルターク英雄伝(一)』河野与一訳 岩波文庫
塩野七生著『ローマ人の物語 I』 新潮社
R・H・ファン・フーリック著『古代中国の性生活 【先史から明代まで】』松平いを子約 せりか書房
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古代ローマの気まずいネタ話については、下記の書籍あるいは関連発表でとりあげた、古代ローマのグレートなニート&引きこもり、カエサル&ティベリウスの話もご参照ください。
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当ブログ内紹介記事
れきけん・とらっしゅばすけっと/京都大学歴史研究会関連発表
引きこもりニート列伝その7 カエサル
http://www.geocities.jp/trushbasket/data/nf/neet07.html
引きこもりニート列伝その21 ティベリウス
http://www.geocities.jp/trushbasket/data/nf/neet21.html
楽天ブックス: ダメ人間の世界史 - ダメ人間の歴史vol 1 -
例えば、ローマ法は、近世、近代の法律の発展過程で聖典あるいは模範となって、その影響が現代まで続いていたりもします。
ところで、そんな偉大な古代ローマ人ですが、現代に残した影響は、必ずしもすべてが偉大で価値ある素晴らしいこととは限りません。
彼らは現代社会に、果てしなくどうでも良くて、かつ微妙に気まずい影響を残していたりもします。
それは新婚夫婦に関する風習。
その上今に至るまで花嫁が寢室に入る時、自分で閾をまたぐことなく持ち上げられて運び入れられることになつてゐるのは、あの時娘たちが無理やりに連れて行かれたので、自分で入つたのではないからである。
(『プルターク英雄伝(一)』河野与一訳 岩波文庫 75頁)
と作家プルタルコスの生きた1世紀頃まで続いていたローマの古い古い風習が、
欧米には今でも、花婿が花嫁を抱きあげて新居の敷居をまたぐ風習がある。この事件以来ずっとローマ人の習慣になっていたのが、今日でもつづいている一例である。
(『ローマ人の物語 I』塩野七生著 新潮社 34頁)
ということで、現代社会まで生き残っていたりするのです。
で、この風習がなぜ気まずいかと言いますと、
上に言う「あの時」とか「この事件」が、
紀元前8世紀に生きたとされるローマの伝説上の建国者ロムルスが、新興国ローマの女不足に悩み、隣に住むサビニ人を襲撃、サビニ女を拉致して、性的に飢えたローマ男の嫁にした、という事件
言ってしまえば、
わいせつ、結婚目的の大規模誘拐事件
を指しているからなのです。
つまり、わいせつ、結婚目的の誘拐犯の真似をする変態プレイが、現代社会に至るまで新婚夫婦によって繰り返されて来たというわけでして、なんとも気まずいお話ですね。
ところで、こんな感じで、現代社会は結婚に関して、ローマ人から、どうにも気まずい風習を受け継いでしまっているわけですが、
実はローマ人は結婚に関して、他にももっともっと気まずい風習を持っていました。
そして幸いなことに、と言って良いでしょうが、その気まずい風習は、どうやら現代まで受け継がれはしなかった模様。
ですが、その風習、ネタ的になかなか興味深いものなので、この際、ついでに紹介しておきましょう。
それは結婚初夜の過ごし方。
節制を重んじる古代ローマのジェントルマンたちは、結婚初夜についても、節制の美徳を発揮、初夜の槍傷を恐れる処女に対して、節度と優しさ溢れる態度を示します。
彼らは、処女の恐れに気を配り節制をもって相手に接しつつ、犯るという方法を考え出しました。
相手の初夜への恐れに配慮しつつ、相手を放置してその性的魅力を否定し侮辱してしまうという失態も回避、自らの性的欲望も満足できる、たいへん素晴らしい、バランス感覚溢れる解決法。政治の天才、バランス感覚に長けたローマ人ならではの、おさすが、お見事な一手。
できれば、そう褒め称えたいところなのですが、しかし、そのやり口は、
何 か が お か し い。
すなわち
花嫁の破瓜の苦痛を一時的にしのぐ方法として(セネカ、訴訟論議、二、"新郎たちが、びくびくしている処女たちと初夜には交接せず、近くの場所で遊ぶという節制を、われわれは知っている"〔このセネカは、「道徳論」と戯曲で名高いセネカの父〕、アールティアーリース、十一巻の七八"新しい槍で蒙る最初の傷を恐れているので、血気にはやる新郎に、彼女は手始めに稚児あそびを許すだろう")、……。ラテン文学にはたびたび現れる。
(『古代中国の性生活 【先史から明代まで】』R・H・ファン・フーリック著 松平いを子訳 せりか書房 489頁[男の女に対する肛門交接に関する注釈内の記述])
どうしてお腹の穴でヤるのが怖いからお尻の穴でヤればOKなんて発想になるんだい?
訳が分からないよ
なんだかローマ人の発想があれすぎて違う星の住人に見える。
すっとぼけた顔で、ローマ人の男が娘さんをたぶらかす姿が目に浮かびます。
ローマ人男性 (◕‿‿◕) ;
「僕と契約して」
「花嫁になってよ!」
「どうして人間はそんなにヤる穴の在処にこだわるんだい?」
「訳が分からないよ」
「例えばお腹に“槍”が刺さった場合」
「肉体の痛覚がどれだけの刺激を受けるかっていうとねぇ…」
「これが本来の「痛み」だよ」
「ただの“一発”でも動けやしないだろう?」
「君が初夜の交わりで生き延びていられたのは強すぎる苦痛がセーブされていたからさ」
「君のお腹の穴が肉棒と連結していないからこそ可能なことなんだ」
なんだか、直前に読んでた漫画の内容が混ざり込んで発想が歪み、話の流れが変な感じになったけど、反省はしていない。
参考資料
『プルターク英雄伝(一)』河野与一訳 岩波文庫
塩野七生著『ローマ人の物語 I』 新潮社
R・H・ファン・フーリック著『古代中国の性生活 【先史から明代まで】』松平いを子約 せりか書房
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現代日本に届いた古代ローマ帝国の威光 ~平たい顔族はローマの法律に支配されている~
軍事史概説 第1部 西洋軍事史(1/8) 陸軍編 上(先史~古代)
穴があったら入りたい 尻込みするほど恥ずかしい古代ギリシア文化史
古代ローマの気まずいネタ話については、下記の書籍あるいは関連発表でとりあげた、古代ローマのグレートなニート&引きこもり、カエサル&ティベリウスの話もご参照ください。
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引きこもりニート列伝その7 カエサル
http://www.geocities.jp/trushbasket/data/nf/neet07.html
引きこもりニート列伝その21 ティベリウス
http://www.geocities.jp/trushbasket/data/nf/neet21.html
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by trushbasket
| 2011-06-05 22:40
| My(山田昌弘)








