2012年 09月 20日
リアル忍者衰亡史 ~平和の時代に存在意義を失った忍者の陥った窮状について~
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古くより娯楽作品の世界で大活躍してきた忍者という職業があります。
超常の術を操り
裸になることで強さを高め敵の首を切りとばし
おっぱいを揺らし
と色々と派手派手しく活躍し、外人さんの人気も凄まじいものがあると聞き及んでおります。
ところで、そんな忍者の活躍がフィクション上で大々的に扱われ始めたのは、なんでも18世紀後半から19世紀の初め頃だとか。
この頃より、読み本や演劇で、奇術・幻術的な技の使い手として、頻繁に派手な出番を与えられるようになり、一般大衆の喝采を受けるようになったのだと言います。
で、このようにフィクションで活躍するようになった時代、リアル忍者さんはというと、衰退し滅亡の危機に瀕しておりました。
華々しいフィクションの陰で弱り切っている18世紀後半のリアル忍者の姿を、今から御覧いただきましょう。
そこにたどり着くまでの経緯に少し触れておきますと、
戦国時代まで活発に活動し、技術を高めていた忍者達ですが、江戸時代の天下太平の中では、その存在意義を失っていき、しだいに技能の継承すら困難となっていきました。そのような廃絶の危機にあって、どうにか生き残りを図ろうと、17世紀後半、忍者界は一大革新を断行します。
何を行ったかと言いますと、「忍書」の作成を行いました。それまで口伝・体伝によって伝えられてきた忍法を、体系化理論化するとともに、忍法における正心の重要性を強調、忍術を下賤の技から近世的武芸の域に高めようとしたのです。
それが、結局18世紀後半までにどうなっていったかと言いますと、
というわけで、忍術を正義の技として必至にアピールしたりしても、全く効果が無く、お金に困って、お上に保護を陳情するところまで追いつめられていったわけです。
参考資料
『スーパー・ニッポニカ Professional』
関連記事
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「遠祖は正成」―庶民から見た楠木氏―
外国から見た日本、日本から見た外国―娯楽文化の視点から―(前半)、(後半)
れきけん・とらっしゅばすけっと/京都大学歴史研究会関連発表
日本民衆文化史
http://kurekiken.web.fc2.com/data/2002/021206.html
超常の術を操り
裸になることで強さを高め敵の首を切りとばし
おっぱいを揺らし
と色々と派手派手しく活躍し、外人さんの人気も凄まじいものがあると聞き及んでおります。
ところで、そんな忍者の活躍がフィクション上で大々的に扱われ始めたのは、なんでも18世紀後半から19世紀の初め頃だとか。
この頃より、読み本や演劇で、奇術・幻術的な技の使い手として、頻繁に派手な出番を与えられるようになり、一般大衆の喝采を受けるようになったのだと言います。
で、このようにフィクションで活躍するようになった時代、リアル忍者さんはというと、衰退し滅亡の危機に瀕しておりました。
華々しいフィクションの陰で弱り切っている18世紀後半のリアル忍者の姿を、今から御覧いただきましょう。
そこにたどり着くまでの経緯に少し触れておきますと、
戦国時代まで活発に活動し、技術を高めていた忍者達ですが、江戸時代の天下太平の中では、その存在意義を失っていき、しだいに技能の継承すら困難となっていきました。そのような廃絶の危機にあって、どうにか生き残りを図ろうと、17世紀後半、忍者界は一大革新を断行します。
何を行ったかと言いますと、「忍書」の作成を行いました。それまで口伝・体伝によって伝えられてきた忍法を、体系化理論化するとともに、忍法における正心の重要性を強調、忍術を下賤の技から近世的武芸の域に高めようとしたのです。
それが、結局18世紀後半までにどうなっていったかと言いますと、
……、時代の流れは忍術の再登場を促すことなく衰退の一途をたどったといってよい。寛政(かんせい)の改革(1787~93)当時、幕府に忍術復興について保護を陳情した甲賀郷士21家のうち、約半数は経済的窮迫で家格の維持すら困難であると訴えている。
(『スーパー・ニッポニカ Professional』小学館 「忍術」より)
というわけで、忍術を正義の技として必至にアピールしたりしても、全く効果が無く、お金に困って、お上に保護を陳情するところまで追いつめられていったわけです。
参考資料
『スーパー・ニッポニカ Professional』
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外国から見た日本、日本から見た外国―娯楽文化の視点から―(前半)、(後半)
れきけん・とらっしゅばすけっと/京都大学歴史研究会関連発表
日本民衆文化史
http://kurekiken.web.fc2.com/data/2002/021206.html
by trushbasket
| 2012-09-20 19:25
| My(山田昌弘)








