2013年 02月 12日
レトロゲーム紹介 第10回『イーハトーヴォ物語』
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このレトロゲーム紹介も前回からだいぶ間が開いてしまいました。今回は、少し毛色の変わった一品を。お題は、『イーハトーヴォ物語』(1993年 スーパーファミコン ヘクト ジャンル:ロールプレイング)。個人的には、アドベンチャーのように思われるのですが、メーカー公称ジャンルはRPGだとか。
御存じの方もおられるかと思いますが、「イーハトーヴォ」とは作家・宮沢賢治が故郷岩手県をモチーフに作中の理想郷を表現した言葉です。このゲームソフトも、宮沢賢治ワールドを体現した「イーハトーヴォ」の町が舞台。そこにやってきた旅人(主人公)が賢治を会うよう言われ、賢治が設立した農民生活向上組織「羅須地人協会」を訪れます。が、あいにくと賢治は不在。その際に協会の人から散逸した賢治の手帳七冊を集めるよう依頼され、主人公は手帳を回収するためイーハトーヴォの様々な人と関わっていく事となります。これが、本作の基本世界観。
いくつかの宮沢賢治作品を下敷きに、ストーリーは進んでいきます。シナリオは、基本的に一本道。進行のためのヒントは、市役所のレオーノキューストさんや猫の事務所のかま猫がくれる事が多いので、困ったら彼らに相談するとよいでしょう。ただし、猫の事務所は終盤では閉鎖してしまいますが。「羅須地人協会」の人もヒントをくれる事があるので、定期的に訪れるように。それと、町の人たちに積極的に話しかけるのはこの手のゲームの基本ですね。セーブは町唯一のホテル「ケンジントンホテル」でできます。なお、本筋に採用された作品は以下の通りです。
『貝の火』『カイロ団長』『虔十公園林』『土神と狐』『グスコーブドリの伝記』『オツベルと象』『セロ弾きのゴーシュ』『雪渡り』『銀河鉄道の夜』
それ以外にも、賢治作品が取り入れられた部分はありますので、町の人たちに積極的に話しかけてみましょう。踏切に話しかけると、面白いことがあるかも。なお、最初の『貝の火』だけは事後にストーリーを聞くという形式で、「貝の火」を動物語理解のためのアイテムとして入手する目的のシナリオになっています。しかし、以降は主人公がストーリーへ何らかの形で介入する事に。その関係で、ゲーム進行のため話の筋が大きく改変されているものもあり、賢治ファンにとってはその辺りが問題かもしれません。あと、よく考えると鬱展開な話が多いのは、原作を考えるとやむを得ないかも。
「お使い」シナリオになってしまうのは否定できませんが、それだけに難易度は低目。BGMも世界観に合致し、幻想的な雰囲気を醸し出しています。「電子絵本」という評価もあるように、宮沢賢治世界の雰囲気を手軽に味わうには、秀逸な一品というべきでしょう。
関連サイト:
「「イーハトーヴォ物語」攻略」(http://sfcihatov.michikusa.jp/)
「腐女子がひたすらゲームレビュー」(http://axm.tuzikaze.com/g/index.html)より
「イーハトーヴォ物語 レヴュー」(http://axm.tuzikaze.com/g/iha.html)
「スッカスカ。」(http://suka.s5.xrea.com/)より
「イーハトーヴォ物語」(http://suka.s5.xrea.com/iha/)
宮沢賢治については、社会評論社『ダメ人間の日本史』でも触れています。興味のある方は、ご覧いただけますと幸いです。
Amazon :『ダメ人間の日本史』(ダメ人間の歴史vol 2)
楽天ブックス:『ダメ人間の日本史』(ダメ人間の歴史vol 2)
当ブログ内紹介記事
楽天ブックス: ダメ人間の日本史 - ダメ人間の歴史vol 2 -
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御存じの方もおられるかと思いますが、「イーハトーヴォ」とは作家・宮沢賢治が故郷岩手県をモチーフに作中の理想郷を表現した言葉です。このゲームソフトも、宮沢賢治ワールドを体現した「イーハトーヴォ」の町が舞台。そこにやってきた旅人(主人公)が賢治を会うよう言われ、賢治が設立した農民生活向上組織「羅須地人協会」を訪れます。が、あいにくと賢治は不在。その際に協会の人から散逸した賢治の手帳七冊を集めるよう依頼され、主人公は手帳を回収するためイーハトーヴォの様々な人と関わっていく事となります。これが、本作の基本世界観。
いくつかの宮沢賢治作品を下敷きに、ストーリーは進んでいきます。シナリオは、基本的に一本道。進行のためのヒントは、市役所のレオーノキューストさんや猫の事務所のかま猫がくれる事が多いので、困ったら彼らに相談するとよいでしょう。ただし、猫の事務所は終盤では閉鎖してしまいますが。「羅須地人協会」の人もヒントをくれる事があるので、定期的に訪れるように。それと、町の人たちに積極的に話しかけるのはこの手のゲームの基本ですね。セーブは町唯一のホテル「ケンジントンホテル」でできます。なお、本筋に採用された作品は以下の通りです。
『貝の火』『カイロ団長』『虔十公園林』『土神と狐』『グスコーブドリの伝記』『オツベルと象』『セロ弾きのゴーシュ』『雪渡り』『銀河鉄道の夜』
それ以外にも、賢治作品が取り入れられた部分はありますので、町の人たちに積極的に話しかけてみましょう。踏切に話しかけると、面白いことがあるかも。なお、最初の『貝の火』だけは事後にストーリーを聞くという形式で、「貝の火」を動物語理解のためのアイテムとして入手する目的のシナリオになっています。しかし、以降は主人公がストーリーへ何らかの形で介入する事に。その関係で、ゲーム進行のため話の筋が大きく改変されているものもあり、賢治ファンにとってはその辺りが問題かもしれません。あと、よく考えると鬱展開な話が多いのは、原作を考えるとやむを得ないかも。
「お使い」シナリオになってしまうのは否定できませんが、それだけに難易度は低目。BGMも世界観に合致し、幻想的な雰囲気を醸し出しています。「電子絵本」という評価もあるように、宮沢賢治世界の雰囲気を手軽に味わうには、秀逸な一品というべきでしょう。
関連サイト:
「「イーハトーヴォ物語」攻略」(http://sfcihatov.michikusa.jp/)
「腐女子がひたすらゲームレビュー」(http://axm.tuzikaze.com/g/index.html)より
「イーハトーヴォ物語 レヴュー」(http://axm.tuzikaze.com/g/iha.html)
「スッカスカ。」(http://suka.s5.xrea.com/)より
「イーハトーヴォ物語」(http://suka.s5.xrea.com/iha/)
宮沢賢治については、社会評論社『ダメ人間の日本史』でも触れています。興味のある方は、ご覧いただけますと幸いです。
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当ブログ内紹介記事
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by trushbasket
| 2013-02-12 23:43
| NF








