2014年 05月 28日
<読書案内>『水滸伝』入門用の推薦図書を追加する
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以前、中国文化をより理解する上で『水滸伝』はかなり有用では、という観点からその入門として三冊の本を推薦しました。
この時に挙げた三冊の中には、現在では手に入りにくくなっているものもあります。講談社青い鳥文庫版の『水滸伝』(施耐庵 立間祥介・訳 井上洋介・絵)もその一つ。原典における通常なら削除されそうな虐殺描写(人肉食・非道な勧誘など)などもちゃんと掲載していて、個人的にはかなり高く評価していたのですけれど。『水滸伝』はやっぱり『三国志』と比べるとマイナーなんですかねえ…。
そんな現在において、比較的手に入りやすい入門書としてお勧めしておきたい一品として、今回ご紹介したいのは以前の記事では触れられなかったこの一冊。
・秋山久生著『女子読み「水滸伝」』三五館(リンク先はAmazon)
作中に登場する女性キャラ、潘金蓮・張氏による軽妙な「ガールズトーク」を中心に『水滸伝』のあらすじや主要登場人物、当時の社会背景が面白おかしく語られます。好漢たちの「イケメン」「空気」といった身もふたもない分類が笑えます。それでいて、いかにも軽そうな第一印象に反して、中身は結構本気度が高い。例えば、青い鳥文庫版と同様に通常なら避けて通る話題も一応は触れていますし、登場人物紹介でもオッサンキャラはちゃんとオッサンなイラストで描かれてたりします。人気キャラ・林冲も「イケメン」枠分類になっているものの「原典を忠実に当たる限りでは『三国志』の張飛そっくり」な事もきちんと言及されてました。入手可能で、とっつきやすいという点では現時点ではこの本が一番かもしれません。
「<読書案内>「水滸伝」入門用の推薦図書~中国をより理解するために~」
この時に挙げた三冊の中には、現在では手に入りにくくなっているものもあります。講談社青い鳥文庫版の『水滸伝』(施耐庵 立間祥介・訳 井上洋介・絵)もその一つ。原典における通常なら削除されそうな虐殺描写(人肉食・非道な勧誘など)などもちゃんと掲載していて、個人的にはかなり高く評価していたのですけれど。『水滸伝』はやっぱり『三国志』と比べるとマイナーなんですかねえ…。
そんな現在において、比較的手に入りやすい入門書としてお勧めしておきたい一品として、今回ご紹介したいのは以前の記事では触れられなかったこの一冊。
・秋山久生著『女子読み「水滸伝」』三五館(リンク先はAmazon)
作中に登場する女性キャラ、潘金蓮・張氏による軽妙な「ガールズトーク」を中心に『水滸伝』のあらすじや主要登場人物、当時の社会背景が面白おかしく語られます。好漢たちの「イケメン」「空気」といった身もふたもない分類が笑えます。それでいて、いかにも軽そうな第一印象に反して、中身は結構本気度が高い。例えば、青い鳥文庫版と同様に通常なら避けて通る話題も一応は触れていますし、登場人物紹介でもオッサンキャラはちゃんとオッサンなイラストで描かれてたりします。人気キャラ・林冲も「イケメン」枠分類になっているものの「原典を忠実に当たる限りでは『三国志』の張飛そっくり」な事もきちんと言及されてました。入手可能で、とっつきやすいという点では現時点ではこの本が一番かもしれません。
by trushbasket
| 2014-05-28 22:03
| NF








