2014年 08月 20日
<読書案内>『北畠顕家卿』
|
今回扱うのは、中村孝也著『北畠顕家卿』(小学館)。出版されたのが昭和十七年(1942)と戦中の作品なだけに、皇国史観な色合いが濃いのは致し方ありません。しかし、北畠顕家に焦点を当てて幼少期から奥州将軍府時代、軍事行動などについて古文書などを中心に豊富な情報量をまとめてくれている本はなかなかありません。何しろ、戦死直前に後醍醐を諌めた有名な文書についても、全文を原文で掲載していますし、末尾に附録として顕家が発給した文書を集めて活字にして載せてくれてるのは何ともありがたい。
しかも、顕家戦死後にその任を継いだ弟・顕信のその後についても詳しめに触れてくれてるのは嬉しいところ。
戦前の本で現在となっては入手困難ではありますが、顕家ファンの方にとっては貴重な一冊なのは間違いないかと。…ちょっと愚痴が入りますが、戦後は南北朝がマイナージャンルになった関係もあって、詳しく知ろうと思えば戦前の本に当たる必要がある人物は顕家に限らず結構いる気が。
しかも、顕家戦死後にその任を継いだ弟・顕信のその後についても詳しめに触れてくれてるのは嬉しいところ。
戦前の本で現在となっては入手困難ではありますが、顕家ファンの方にとっては貴重な一冊なのは間違いないかと。…ちょっと愚痴が入りますが、戦後は南北朝がマイナージャンルになった関係もあって、詳しく知ろうと思えば戦前の本に当たる必要がある人物は顕家に限らず結構いる気が。
by trushbasket
| 2014-08-20 20:04
| NF








