2014年 08月 24日
ズボラな和歌・俳句の作り方?~定型句っぽいものがあるようで~
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以前、有名な歌人たちの発言をまとめる形で、和歌を作る際の注意について述べてみました。
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「和歌の詠み方に関するメモ」
とはいえ、そうした注意に心を配りながら修行を重ねるのは面倒だ、という意見もありそうです。実のところ、昔から同様な感想はあったのか、ズボラをするための方法のようなものもあったようで。
吉井勇は、御座敷やバーで女将などから一首頼まれた時、
と書くことにしていたそうで。××にその相手の名を入れてしまえば良いわけですね。
また国文学者・池田彌三郎氏は学生時代に恋人宛に
の×部分に適当な語句を入れて送ったという話も。元ネタは彼の師である折口信夫が夭折した弟子をしのんだ挽歌らしいんですけどね。
このように、空欄に言葉を埋める事でそれっぽいのを作れる定型句のようなものがあるようですね。有名なところでは、下の句に
とつけるとどのような上の句でもそれっぽく聞こえるという話もあったり。似たような話として、俳句でも、
と最初に季語を入れてそれっぽくする裏ワザがあるらしいです。
まあ、この手のネタはそれなりに有名らしいので、実際にやるとすぐバレそうですけどね。その辺りを考えると、今回の話の実用性は残念ながら怪しいと言わざるを得ないでしょう。
【参考文献】
竹内政明『名文どろぼう』文春新書
吉行淳之介『軽薄のすすめ』角川文庫
関連記事:
「和歌の詠み方に関するメモ」
「「法と詩歌が同じ揺籃から」in 日本~徳政令と万葉の恋歌~」
「「フフフ・・奴は四天王の中では最弱・・」をリアル世界の四天王で探してみよう」
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「和歌の詠み方に関するメモ」
とはいえ、そうした注意に心を配りながら修行を重ねるのは面倒だ、という意見もありそうです。実のところ、昔から同様な感想はあったのか、ズボラをするための方法のようなものもあったようで。
吉井勇は、御座敷やバーで女将などから一首頼まれた時、
粉黛の仮の姿と思えども 今宵××の美しきかな(竹内政明『名文どろぼう』文春新書 35頁)
と書くことにしていたそうで。××にその相手の名を入れてしまえば良いわけですね。
また国文学者・池田彌三郎氏は学生時代に恋人宛に
××××× ××××××× あはれなり 思ふことみな 君にかかはる(同書 36頁)
の×部分に適当な語句を入れて送ったという話も。元ネタは彼の師である折口信夫が夭折した弟子をしのんだ挽歌らしいんですけどね。
このように、空欄に言葉を埋める事でそれっぽいのを作れる定型句のようなものがあるようですね。有名なところでは、下の句に
それにつけても金のほしさよ
とつけるとどのような上の句でもそれっぽく聞こえるという話もあったり。似たような話として、俳句でも、
××××× 根岸の里の わび住まい
と最初に季語を入れてそれっぽくする裏ワザがあるらしいです。
関連サイト:
「NHK放送文化研究所」(http://www.nhk.or.jp/bunken/index.html)より
「定型表現」(http://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/uraomote/121.html)
まあ、この手のネタはそれなりに有名らしいので、実際にやるとすぐバレそうですけどね。その辺りを考えると、今回の話の実用性は残念ながら怪しいと言わざるを得ないでしょう。
【参考文献】
竹内政明『名文どろぼう』文春新書
吉行淳之介『軽薄のすすめ』角川文庫
関連記事:
「和歌の詠み方に関するメモ」
「「法と詩歌が同じ揺籃から」in 日本~徳政令と万葉の恋歌~」
「「フフフ・・奴は四天王の中では最弱・・」をリアル世界の四天王で探してみよう」
by trushbasket
| 2014-08-24 23:02
| NF








