2014年 10月 22日
阪神が一シーズンで複数の当たり助っ人を保有した年を調べてみた
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今年、阪神タイガースはクライマックス・シリーズが導入されて以来初めての日本シリーズという快挙を成し遂げました。まあ、そもそも、阪神の場合はファーストステージ突破からして初めてでしたけど。これに、今年在籍した四人の助っ人たちがそれに大きく貢献したのは言うまでもありません。四人全員がタイトル奪取したのも初めてのようですね。
14年 当たり助っ人四人
マートン(外野手) .338 14本塁打 2盗塁 OPS.872
→首位打者
ゴメス(内野手) .283 26本塁打 1盗塁 出塁率.369 OPS.860
→打点王
メッセンジャー(投手) 31試合 208.1回 13勝10敗 3.20 226奪三振 77与四死球 WHIP 1.23
→最多勝・最多奪三振
呉昇桓(投手) 64試合 66.2回 2勝4敗5H39S 1.76 81奪三振 14与四死球 WHIP0.81
→最多セーブ
というわけで今回、複数人の助っ人が当たりといってよい成績を残していたシーズンを列挙してみました。当たりかどうかの判断は、独断と偏見によらせていただきます、あしからず。また、当たり助っ人でも、不振だったシーズンの場合は名を挙げていません。なお、※は日本の他球団を経験した上で入団した助っ人を示しています。
63年 当たり助っ人二人
バッキー(投手) 33試合 151.2回 8勝5敗 2.49 47奪三振 63与四死球 WHIP1.19
ソロムコ(外野手) .263 22本塁打 62打点 9盗塁 OPS.851
ソロムコが現在の視点からすれば物足りなくは見えますが、投高打低の時代で阪神は特に貧打に泣かされてましたから、貴重な戦力でした。OPS(出塁率と長打率の和)はなかなか優秀な値ですしね。
64年 当たり助っ人二人
バッキー(投手) 46試合 353.1回 29勝9敗 1.89 200奪三振 100与四死球 WHIP 1.06
→最多勝、最優秀防御率、沢村賞
バーンサイド(投手) 29試合 118回 5勝8敗 3.36 47奪三振 43与四死球 WHIP1.13
二年ぶりの優勝を果たした年です。バッキーの大車輪な働きが目を引きます。バーンサイドも打線の援護がないながらも健闘しています。
65年 当たり助っ人二人
バッキー(投手) 40試合 256.2回 18勝14敗 2.28 112奪三振 75与四死球 WHIP 1.10
バーンサイド(投手) 32試合 164.1回 5勝14敗 2.91 54奪三振、34与四死球 WHIP1.13
68年 当たり助っ人二人
バッキー(投手) 34試合 255.1回 13勝14敗 2.19 142奪三振 57与四死球 WHIP 0.99
カークランド(外野手) .247 37本塁打 89打点 3盗塁 OPS.801
投打に軸のあるという意味では良い年だったようです。…カークランドが確実性を欠いていますが。
76年 当たり助っ人二人
ブリーデン(内野手) .261 40本塁打 92打点 3盗塁 OPS.900
ラインバック(外野手) .300 22本塁打 81打点 11盗塁 OPS.859
77年 当たり助っ人二人
ブリーデン(内野手) .236 37本塁打 90打点 2盗塁 OPS.853
ラインバック(外野手) .325 14本塁打 62打点 14盗塁 OPS.911
確実性に不安はあるもののパワーのある打者と、中距離アベレージヒッター。打線に厚みを加える良い組み合わせですね。
85年 当たり助っ人二人
バース(内野手) .350 54本塁打 134打点 1盗塁 OPS1.146
→首位打者・本塁打王・打点王・最高出塁率・(最多安打)・最多勝利打点・MVP
ゲイル(投手) 33試合 190.2回 13勝8敗 126奪三振 84与四死球 4.30 WHIP1.42
御存じ、日本一になった年です。バースの強烈さはやはり目を引きますね。ゲイルは防御率に問題があるとはいえ、弱体な先発陣をよく補ってくれたのが分かる数字です。
86年 当たり助っ人二人
バース(内野手) .389 47本塁打 109打点 2盗塁 OPS1.258
→首位打者・本塁打王・打点王・最高出塁率・(最多安打)
ゲイル(投手) 27試合 161.1回 5勝10敗 102奪三振 53与四死球 4.56 WHIP1.44
バースはこの年も大爆発。この年のゲイルは当たりと言ってよいかどうか難しいところですが、一定以上のイニングを消化してローテーションを埋めたのは評価できるかな、と思います。
87年 当たり助っ人二人
バース(内野手) .320 37本塁打 79打点 1盗塁 OPS1.011
キーオ(投手) 27試合 168回 11勝14敗 3.80 119奪三振 49与四死球 WHIP1.22
暗黒時代の始まり。助っ人二人は奮闘しているのですが…。
89年 当たり助っ人二人
キーオ(投手) 28試合 201回 15勝9敗 2.72 110奪三振 41与四死球 WHIP1.20
フィルダー(内野手) .302 38本塁打 81打点 0盗塁 OPS1.031
助っ人二人の活躍もあってか、この年は最下位脱出。フィルダーの故障による離脱およびこの年限りの退団がつくづく惜しまれますね。
92年 当たり助っ人二人
オマリー(内野手) .325 15本塁打 62打点 3盗塁 出塁率.460 OPS.993
→最高出塁率
※パチョレック(内野手) .311 22本塁打 88打点 0盗塁 OPS.865
→最多勝利打点
若手の台頭もあって優勝争いをした年です。助っ人二人が中軸として大きな役割を果たしたのがよくわかります。こうしてみると、阪神の複数助っ人が同じ年にタイトルを獲るのはこの年が初めてだったんですね。
93年 当たり助っ人二人
オマリー(内野手) .329 23本塁打 87打点 1盗塁 出塁率.427 OPS.994
→首位打者・最高出塁率
郭李(投手) 27試合 51.1回 5勝4敗2S 3.68 48奪三振 28与四死球 WHIP1.48
郭李が微妙ですが、戦力になってると言えなくもない範囲。
94年 当たり助っ人二人
オマリー(内野手) .314 15本塁打 74打点 2盗塁 出塁率.429 OPS.899
→最高出塁率
郭李(投手) 49試合 86回 7勝5敗2S 3.14 70奪三振 41与四死球 WHIP1.31
二人の活躍もあってか、終盤には優勝争いに一時からんだりもしたのですが、結局はBクラス。当たり前のように最高出塁率のタイトルを獲得し続けているオマリーの凄さが光ります。
95年 当たり助っ人二人
クールボー(内野手) .278 22本塁打 77打点 1盗塁 OPS.829
郭李(投手) 30試合 115回 5勝12敗 3.37 92奪三振 68与四死球 WHIP1.45
この年から、再び暗黒度合が本格化。グレン・デービス内野手含め、助っ人たちは頑張ってたんですけどね…。
98年 当たり助っ人二人
メイ(投手) 21試合 129.2回 4勝9敗 3.47 94奪三振 61与四死球 WHIP1.37
リベラ(投手) 44試合 53回 2勝3敗27S 2.38 45奪三振 19与四死球 WHIP1.16
99年 当たり助っ人二人
メイ(投手) 18試合 112.1回 6勝7敗 4.25 113奪三振 42与四死球 WHIP1.24
リベラ(投手) 29試合 25.1回 1勝1敗12S 0.71 29奪三振 6与四死球 WHIP0.86
野手に当たり助っ人が出ない時代。貧打の中でこれは辛いです。先発、抑えとしてそれぞれ枠を埋める働きをしているのですが…。
01年 当たり助っ人二人
ハンセル(投手) 27試合 162.1回 5勝13敗 3.49 123奪三振 83与四死球 WHIP1.36
カーライル(投手) 28試合 153.1回 7勝10敗 3.87 111奪三振 65与四死球 WHIP1.40
この年も、野手はコマ不足。二人とも先発陣として奮闘するものの援護がもらえず白星には恵まれていません。
02年 当たり助っ人三人
※アリアス(内野手) .258 32本塁打 82打点 3盗塁 OPS.843
ムーア(投手) 27試合 181.1回 10勝11敗 3.33 116奪三振 67与四死球 WHIP1.24
バルデス(投手) 42試合 52.2回 4勝3敗22S 1.54 39奪三振 19与四死球 WHIP1.08
初めての三人当たり。他球団からの移籍選手ながらも久々の野手助っ人の当たり。暗黒時代を脱出したのを象徴するかのような現象ですね。
03年 当たり助っ人四人
※アリアス(内野手) .265 38本塁打 107打点 2盗塁 OPS.899
ムーア(投手) 21試合 111.2回 10勝6敗 4.35 94奪三振 44与四死球 WHIP1.44
ウィリアムス(投手) 52試合 52.2回 1勝1敗25S 1.54 57奪三振 20与四死球 WHIP0.93
リガン(投手) 29試合 35.2回 3勝 1.51 30奪三振 13与四死球 WHIP1.12
18年ぶりの優勝を象徴するかのように、初めて四人当たり。
04年 当たり助っ人三人
※アリアス(内野手) .272 25本塁打 84打点 3盗塁 OPS.848
ウィリアムス(投手) 51試合 46.2回 2勝4敗14S 3.28 56奪三振 23与四死球 WHIP1.26
リガン(投手) 23試合 25.1回 1勝1敗4S 2.84 14奪三振 7与四死球 WHIP1.11
ウィリアムスはこの年は今一つ、リガンも成績はともかく故障による中途退団は痛かったですね。
05年 当たり助っ人二人
※シーツ(内野手) .289 19本塁打 85打点 1盗塁 OPS.807
ウィリアムス(投手) 75試合 76.2回 3勝3敗37H 2.11 90奪三振 26与四死球 WHIP1.07
主力打者、中継ぎとして優勝に貢献しています。当たりと言ってよい成績の助っ人が二人だったのは正直意外。
06年 当たり助っ人三人
※シーツ(内野手) .310 19本塁打 75打点 0盗塁 OPS.821
ウィリアムス(投手) 47試合 47.1回 3勝2敗3S26H 1.90 49奪三振 19与四死球 WHIP1.10
ダーウィン(投手) 49試合 73.2回 1勝2敗2S12H 3.79 55奪三振 33与四死球 WHIP1.18
中日との熾烈な優勝争いをした年。
07年 当たり助っ人三人
ウィリアムス(投手) 60試合 65.1回 1勝2敗42H 0.96 66奪三振 16与四死球 WHIP0.89
ダーウィン(投手) 35試合 61.2回 2勝2敗6H 3.36 34奪三振 21与四死球 WHIP1.30
ボーグルソン(投手) 20試合 106.2回 7勝6敗 4.13 91奪三振 47与四死球 WHIP1.44
ウィリアムスがこの年もすさまじい成績。シーツが不振に陥った事で野手の当たり助っ人が再び不在に。それでも助っ人投手三人の頑張りもあって、優勝争いには加わっています。
08年 当たり助っ人三人
ウィリアムス(投手) 55試合 55.1回 5勝4敗5S25H 3.09 65奪三振 17与四死球 WHIP1.25
ボーグルソン(投手) 12試合 65.1回 3勝4敗 3.99 50奪三振 25与四死球 WHIP1.29
アッチソン(投手) 42試合 104.2回 7勝6敗18H 3.70 85奪三振 28与四死球 WHIP1.24
ウィリアムスに衰えの兆しが。ボーグルソンも防御率はまずまずながら試合数・投球回数が少な目です。当たりが三人とは言いつつも、野手での当たりがいないのも含め不満が残ると言えば残ります。チームが好調だった事、最終的にはV逸に終わった事の双方を象徴しているようなしてないような。
09年 当たり助っ人二人
※ブラゼル(内野手) .291 16本塁打 49打点 0盗塁 OPS.817(82試合)
アッチソン(投手) 75試合 90回 5勝3敗30H 1.70 81奪三振 21与四死球 WHIP0.89
シーズン途中での緊急補強とはいえ、ブラゼルが良い仕事をしてくれました。アッチソンも、リリーフ陣の一角として大車輪。
10年 当たり助っ人四人
マートン(外野手) .349 17本塁打 91打点 11盗塁 OPS.894
→最多安打
※ブラゼル(内野手) .296 47本塁打 117打点 1盗塁 OPS.902
※スタンリッジ(投手) 23試合 126.1回 11勝5敗 3.49 98奪三振 50与四死球 WHIP1.25
メッセンジャー(投手) 26試合 80.1回 5勝6敗1H 4.93 48奪三振 32与四死球 WHIP1.48
マートンが来日一年目からシーズン安打数新記録を樹立しています。自前助っ人野手が当たったのは、95年のクールボー以来。ブラゼルも大当たり。メッセンジャーはシーズン通しての数字は振るいませんが、先発に転向してから数字を残せるようになりました。彼らの活躍で、優勝争いをした年です。
11年 当たり助っ人四人
マートン(外野手) .311 13本塁打 60打点 6盗塁 OPS.762
→最多安打
※ブラゼル(内野手) .282 16本塁打 69打点 0盗塁 OPS.767
※スタンリッジ(投手) 25試合 151回 9勝7敗 2.92 116三振 57与四死球 WHIP1.21
メッセンジャー(投手) 25試合 150回 12勝7敗 2.88 122奪三振 48与四死球 WHIP1.16
この年も前年の四人が活躍。野手二人の成績が前年より落ちていますが、統一球の影響を考えると十分な成績とは思います。
12年 当たり助っ人二人
※スタンリッジ(投手) 25試合 150.1回 7勝12敗 2.69 102奪三振 56与四死球 WHIP1.19
メッセンジャー(投手) 30試合 196.2回 10勝11敗 2.52 166奪三振 69与四死球 WHIP1.17
マートン、ブラゼルはこの年は統一球の影響もあって成績不振、チームも低迷。ブラゼルはこの年で退団しています。
13年 当たり助っ人三人
マートン(外野手) .314 19本塁打 85打点 6盗塁 OPS.845
→最多安打
※スタンリッジ(投手) 26試合 160.2回 8勝12敗 2.74 124奪三振 51与四死球 WHIP1.29
メッセンジャー(投手) 30試合 196.1回 12勝8敗 2.89 183奪三振 60与四死球 WHIP1.17
→最多奪三振
マートンが見事な復活。メッセンジャーの活躍もあり、92年以来の複数助っ人によるタイトル獲得です。チームも二位に躍進しています。
四人が活躍したのが、今年に加えて03年、10年、11年。三人が活躍したのが02年、04年、06-08年、13年。04年・11年以外は、優勝あるいは優勝争いしたシーズンです。それ以外の記載した年は活躍した助っ人は二人です。まあ、昔は助っ人枠が今より厳しかった影響もありますからね。阪神は助っ人を連れてくるのが上手くない印象がありますが、複数の助っ人がちゃんと戦力になってる年がそれなりにあったのは意外でした。投手ではまずまず当たりを引く事もあるんでしょうね。
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14年 当たり助っ人四人
マートン(外野手) .338 14本塁打 2盗塁 OPS.872
→首位打者
ゴメス(内野手) .283 26本塁打 1盗塁 出塁率.369 OPS.860
→打点王
メッセンジャー(投手) 31試合 208.1回 13勝10敗 3.20 226奪三振 77与四死球 WHIP 1.23
→最多勝・最多奪三振
呉昇桓(投手) 64試合 66.2回 2勝4敗5H39S 1.76 81奪三振 14与四死球 WHIP0.81
→最多セーブ
というわけで今回、複数人の助っ人が当たりといってよい成績を残していたシーズンを列挙してみました。当たりかどうかの判断は、独断と偏見によらせていただきます、あしからず。また、当たり助っ人でも、不振だったシーズンの場合は名を挙げていません。なお、※は日本の他球団を経験した上で入団した助っ人を示しています。
63年 当たり助っ人二人
バッキー(投手) 33試合 151.2回 8勝5敗 2.49 47奪三振 63与四死球 WHIP1.19
ソロムコ(外野手) .263 22本塁打 62打点 9盗塁 OPS.851
ソロムコが現在の視点からすれば物足りなくは見えますが、投高打低の時代で阪神は特に貧打に泣かされてましたから、貴重な戦力でした。OPS(出塁率と長打率の和)はなかなか優秀な値ですしね。
64年 当たり助っ人二人
バッキー(投手) 46試合 353.1回 29勝9敗 1.89 200奪三振 100与四死球 WHIP 1.06
→最多勝、最優秀防御率、沢村賞
バーンサイド(投手) 29試合 118回 5勝8敗 3.36 47奪三振 43与四死球 WHIP1.13
二年ぶりの優勝を果たした年です。バッキーの大車輪な働きが目を引きます。バーンサイドも打線の援護がないながらも健闘しています。
65年 当たり助っ人二人
バッキー(投手) 40試合 256.2回 18勝14敗 2.28 112奪三振 75与四死球 WHIP 1.10
バーンサイド(投手) 32試合 164.1回 5勝14敗 2.91 54奪三振、34与四死球 WHIP1.13
68年 当たり助っ人二人
バッキー(投手) 34試合 255.1回 13勝14敗 2.19 142奪三振 57与四死球 WHIP 0.99
カークランド(外野手) .247 37本塁打 89打点 3盗塁 OPS.801
投打に軸のあるという意味では良い年だったようです。…カークランドが確実性を欠いていますが。
76年 当たり助っ人二人
ブリーデン(内野手) .261 40本塁打 92打点 3盗塁 OPS.900
ラインバック(外野手) .300 22本塁打 81打点 11盗塁 OPS.859
77年 当たり助っ人二人
ブリーデン(内野手) .236 37本塁打 90打点 2盗塁 OPS.853
ラインバック(外野手) .325 14本塁打 62打点 14盗塁 OPS.911
確実性に不安はあるもののパワーのある打者と、中距離アベレージヒッター。打線に厚みを加える良い組み合わせですね。
85年 当たり助っ人二人
バース(内野手) .350 54本塁打 134打点 1盗塁 OPS1.146
→首位打者・本塁打王・打点王・最高出塁率・(最多安打)・最多勝利打点・MVP
ゲイル(投手) 33試合 190.2回 13勝8敗 126奪三振 84与四死球 4.30 WHIP1.42
御存じ、日本一になった年です。バースの強烈さはやはり目を引きますね。ゲイルは防御率に問題があるとはいえ、弱体な先発陣をよく補ってくれたのが分かる数字です。
86年 当たり助っ人二人
バース(内野手) .389 47本塁打 109打点 2盗塁 OPS1.258
→首位打者・本塁打王・打点王・最高出塁率・(最多安打)
ゲイル(投手) 27試合 161.1回 5勝10敗 102奪三振 53与四死球 4.56 WHIP1.44
バースはこの年も大爆発。この年のゲイルは当たりと言ってよいかどうか難しいところですが、一定以上のイニングを消化してローテーションを埋めたのは評価できるかな、と思います。
87年 当たり助っ人二人
バース(内野手) .320 37本塁打 79打点 1盗塁 OPS1.011
キーオ(投手) 27試合 168回 11勝14敗 3.80 119奪三振 49与四死球 WHIP1.22
暗黒時代の始まり。助っ人二人は奮闘しているのですが…。
89年 当たり助っ人二人
キーオ(投手) 28試合 201回 15勝9敗 2.72 110奪三振 41与四死球 WHIP1.20
フィルダー(内野手) .302 38本塁打 81打点 0盗塁 OPS1.031
助っ人二人の活躍もあってか、この年は最下位脱出。フィルダーの故障による離脱およびこの年限りの退団がつくづく惜しまれますね。
92年 当たり助っ人二人
オマリー(内野手) .325 15本塁打 62打点 3盗塁 出塁率.460 OPS.993
→最高出塁率
※パチョレック(内野手) .311 22本塁打 88打点 0盗塁 OPS.865
→最多勝利打点
若手の台頭もあって優勝争いをした年です。助っ人二人が中軸として大きな役割を果たしたのがよくわかります。こうしてみると、阪神の複数助っ人が同じ年にタイトルを獲るのはこの年が初めてだったんですね。
93年 当たり助っ人二人
オマリー(内野手) .329 23本塁打 87打点 1盗塁 出塁率.427 OPS.994
→首位打者・最高出塁率
郭李(投手) 27試合 51.1回 5勝4敗2S 3.68 48奪三振 28与四死球 WHIP1.48
郭李が微妙ですが、戦力になってると言えなくもない範囲。
94年 当たり助っ人二人
オマリー(内野手) .314 15本塁打 74打点 2盗塁 出塁率.429 OPS.899
→最高出塁率
郭李(投手) 49試合 86回 7勝5敗2S 3.14 70奪三振 41与四死球 WHIP1.31
二人の活躍もあってか、終盤には優勝争いに一時からんだりもしたのですが、結局はBクラス。当たり前のように最高出塁率のタイトルを獲得し続けているオマリーの凄さが光ります。
95年 当たり助っ人二人
クールボー(内野手) .278 22本塁打 77打点 1盗塁 OPS.829
郭李(投手) 30試合 115回 5勝12敗 3.37 92奪三振 68与四死球 WHIP1.45
この年から、再び暗黒度合が本格化。グレン・デービス内野手含め、助っ人たちは頑張ってたんですけどね…。
98年 当たり助っ人二人
メイ(投手) 21試合 129.2回 4勝9敗 3.47 94奪三振 61与四死球 WHIP1.37
リベラ(投手) 44試合 53回 2勝3敗27S 2.38 45奪三振 19与四死球 WHIP1.16
99年 当たり助っ人二人
メイ(投手) 18試合 112.1回 6勝7敗 4.25 113奪三振 42与四死球 WHIP1.24
リベラ(投手) 29試合 25.1回 1勝1敗12S 0.71 29奪三振 6与四死球 WHIP0.86
野手に当たり助っ人が出ない時代。貧打の中でこれは辛いです。先発、抑えとしてそれぞれ枠を埋める働きをしているのですが…。
01年 当たり助っ人二人
ハンセル(投手) 27試合 162.1回 5勝13敗 3.49 123奪三振 83与四死球 WHIP1.36
カーライル(投手) 28試合 153.1回 7勝10敗 3.87 111奪三振 65与四死球 WHIP1.40
この年も、野手はコマ不足。二人とも先発陣として奮闘するものの援護がもらえず白星には恵まれていません。
02年 当たり助っ人三人
※アリアス(内野手) .258 32本塁打 82打点 3盗塁 OPS.843
ムーア(投手) 27試合 181.1回 10勝11敗 3.33 116奪三振 67与四死球 WHIP1.24
バルデス(投手) 42試合 52.2回 4勝3敗22S 1.54 39奪三振 19与四死球 WHIP1.08
初めての三人当たり。他球団からの移籍選手ながらも久々の野手助っ人の当たり。暗黒時代を脱出したのを象徴するかのような現象ですね。
03年 当たり助っ人四人
※アリアス(内野手) .265 38本塁打 107打点 2盗塁 OPS.899
ムーア(投手) 21試合 111.2回 10勝6敗 4.35 94奪三振 44与四死球 WHIP1.44
ウィリアムス(投手) 52試合 52.2回 1勝1敗25S 1.54 57奪三振 20与四死球 WHIP0.93
リガン(投手) 29試合 35.2回 3勝 1.51 30奪三振 13与四死球 WHIP1.12
18年ぶりの優勝を象徴するかのように、初めて四人当たり。
04年 当たり助っ人三人
※アリアス(内野手) .272 25本塁打 84打点 3盗塁 OPS.848
ウィリアムス(投手) 51試合 46.2回 2勝4敗14S 3.28 56奪三振 23与四死球 WHIP1.26
リガン(投手) 23試合 25.1回 1勝1敗4S 2.84 14奪三振 7与四死球 WHIP1.11
ウィリアムスはこの年は今一つ、リガンも成績はともかく故障による中途退団は痛かったですね。
05年 当たり助っ人二人
※シーツ(内野手) .289 19本塁打 85打点 1盗塁 OPS.807
ウィリアムス(投手) 75試合 76.2回 3勝3敗37H 2.11 90奪三振 26与四死球 WHIP1.07
主力打者、中継ぎとして優勝に貢献しています。当たりと言ってよい成績の助っ人が二人だったのは正直意外。
06年 当たり助っ人三人
※シーツ(内野手) .310 19本塁打 75打点 0盗塁 OPS.821
ウィリアムス(投手) 47試合 47.1回 3勝2敗3S26H 1.90 49奪三振 19与四死球 WHIP1.10
ダーウィン(投手) 49試合 73.2回 1勝2敗2S12H 3.79 55奪三振 33与四死球 WHIP1.18
中日との熾烈な優勝争いをした年。
07年 当たり助っ人三人
ウィリアムス(投手) 60試合 65.1回 1勝2敗42H 0.96 66奪三振 16与四死球 WHIP0.89
ダーウィン(投手) 35試合 61.2回 2勝2敗6H 3.36 34奪三振 21与四死球 WHIP1.30
ボーグルソン(投手) 20試合 106.2回 7勝6敗 4.13 91奪三振 47与四死球 WHIP1.44
ウィリアムスがこの年もすさまじい成績。シーツが不振に陥った事で野手の当たり助っ人が再び不在に。それでも助っ人投手三人の頑張りもあって、優勝争いには加わっています。
08年 当たり助っ人三人
ウィリアムス(投手) 55試合 55.1回 5勝4敗5S25H 3.09 65奪三振 17与四死球 WHIP1.25
ボーグルソン(投手) 12試合 65.1回 3勝4敗 3.99 50奪三振 25与四死球 WHIP1.29
アッチソン(投手) 42試合 104.2回 7勝6敗18H 3.70 85奪三振 28与四死球 WHIP1.24
ウィリアムスに衰えの兆しが。ボーグルソンも防御率はまずまずながら試合数・投球回数が少な目です。当たりが三人とは言いつつも、野手での当たりがいないのも含め不満が残ると言えば残ります。チームが好調だった事、最終的にはV逸に終わった事の双方を象徴しているようなしてないような。
09年 当たり助っ人二人
※ブラゼル(内野手) .291 16本塁打 49打点 0盗塁 OPS.817(82試合)
アッチソン(投手) 75試合 90回 5勝3敗30H 1.70 81奪三振 21与四死球 WHIP0.89
シーズン途中での緊急補強とはいえ、ブラゼルが良い仕事をしてくれました。アッチソンも、リリーフ陣の一角として大車輪。
10年 当たり助っ人四人
マートン(外野手) .349 17本塁打 91打点 11盗塁 OPS.894
→最多安打
※ブラゼル(内野手) .296 47本塁打 117打点 1盗塁 OPS.902
※スタンリッジ(投手) 23試合 126.1回 11勝5敗 3.49 98奪三振 50与四死球 WHIP1.25
メッセンジャー(投手) 26試合 80.1回 5勝6敗1H 4.93 48奪三振 32与四死球 WHIP1.48
マートンが来日一年目からシーズン安打数新記録を樹立しています。自前助っ人野手が当たったのは、95年のクールボー以来。ブラゼルも大当たり。メッセンジャーはシーズン通しての数字は振るいませんが、先発に転向してから数字を残せるようになりました。彼らの活躍で、優勝争いをした年です。
11年 当たり助っ人四人
マートン(外野手) .311 13本塁打 60打点 6盗塁 OPS.762
→最多安打
※ブラゼル(内野手) .282 16本塁打 69打点 0盗塁 OPS.767
※スタンリッジ(投手) 25試合 151回 9勝7敗 2.92 116三振 57与四死球 WHIP1.21
メッセンジャー(投手) 25試合 150回 12勝7敗 2.88 122奪三振 48与四死球 WHIP1.16
この年も前年の四人が活躍。野手二人の成績が前年より落ちていますが、統一球の影響を考えると十分な成績とは思います。
12年 当たり助っ人二人
※スタンリッジ(投手) 25試合 150.1回 7勝12敗 2.69 102奪三振 56与四死球 WHIP1.19
メッセンジャー(投手) 30試合 196.2回 10勝11敗 2.52 166奪三振 69与四死球 WHIP1.17
マートン、ブラゼルはこの年は統一球の影響もあって成績不振、チームも低迷。ブラゼルはこの年で退団しています。
13年 当たり助っ人三人
マートン(外野手) .314 19本塁打 85打点 6盗塁 OPS.845
→最多安打
※スタンリッジ(投手) 26試合 160.2回 8勝12敗 2.74 124奪三振 51与四死球 WHIP1.29
メッセンジャー(投手) 30試合 196.1回 12勝8敗 2.89 183奪三振 60与四死球 WHIP1.17
→最多奪三振
マートンが見事な復活。メッセンジャーの活躍もあり、92年以来の複数助っ人によるタイトル獲得です。チームも二位に躍進しています。
四人が活躍したのが、今年に加えて03年、10年、11年。三人が活躍したのが02年、04年、06-08年、13年。04年・11年以外は、優勝あるいは優勝争いしたシーズンです。それ以外の記載した年は活躍した助っ人は二人です。まあ、昔は助っ人枠が今より厳しかった影響もありますからね。阪神は助っ人を連れてくるのが上手くない印象がありますが、複数の助っ人がちゃんと戦力になってる年がそれなりにあったのは意外でした。投手ではまずまず当たりを引く事もあるんでしょうね。
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by trushbasket
| 2014-10-22 20:28
| NF








