2015年 01月 07日
<読書案内>林屋辰三郎『京都』
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読書案内をするのは、結構久しぶりかもしれません。今回ご紹介するのは林屋辰三郎著『京都』(岩波新書)。著者の林屋辰三郎は、京大系の学者で中世史の大家です。鎌倉~戦国にかけての芸能などを中心に研究成果を残した碩学です。
この本は、十六の章に分けて京都の各地を題材に、その地域の歴史を説いたものです。最初は神泉苑を題材に、京都盆地が元来は湖底であった事から説き起こし、四季の変化や水の豊富さはそれに由来すると述べています。更に、次章以降は賀茂を舞台に太古の時代、太秦を題材に渡来人の時代を説いていく、といった具合。最後は大学を題材に、近現代の京都について述べています。京都の地が、都となる以前からこの国の歴史を見つめてきた事がよくわかります。
本書『京都』が出版されたのは1962年で今から半世紀以上前のこと。それだけに、現在からみれば情報が古い面があるのはやむを得ません。しかし、だからといって本書の価値がそれによって低くなるという事はありません。何しろ、題材は千年の都・京都。ここ五十年については遺漏があるとはいえ、その長い歴史を著者の該博な知識をもって様々な角度から概観した本書は、京都を理解する上で大いに有用ではないかと思います。
京都といえば、多くの時代で重要な役割を果たした古都。知っておいて損はないかと。
関連サイト:
「NewsSphere」(http://newsphere.jp/)より
「京都、世界観光地ランキングで1位 “ただの古都ではない”と評されるその理由とは?」(http://newsphere.jp/national/20140705-1/)
海外でも、少なくとも一部には京都を観光地として高く評価する向きがあるようですね。ありがたいことだと思います。
この本は、十六の章に分けて京都の各地を題材に、その地域の歴史を説いたものです。最初は神泉苑を題材に、京都盆地が元来は湖底であった事から説き起こし、四季の変化や水の豊富さはそれに由来すると述べています。更に、次章以降は賀茂を舞台に太古の時代、太秦を題材に渡来人の時代を説いていく、といった具合。最後は大学を題材に、近現代の京都について述べています。京都の地が、都となる以前からこの国の歴史を見つめてきた事がよくわかります。
本書『京都』が出版されたのは1962年で今から半世紀以上前のこと。それだけに、現在からみれば情報が古い面があるのはやむを得ません。しかし、だからといって本書の価値がそれによって低くなるという事はありません。何しろ、題材は千年の都・京都。ここ五十年については遺漏があるとはいえ、その長い歴史を著者の該博な知識をもって様々な角度から概観した本書は、京都を理解する上で大いに有用ではないかと思います。
京都といえば、多くの時代で重要な役割を果たした古都。知っておいて損はないかと。
関連サイト:
「NewsSphere」(http://newsphere.jp/)より
「京都、世界観光地ランキングで1位 “ただの古都ではない”と評されるその理由とは?」(http://newsphere.jp/national/20140705-1/)
海外でも、少なくとも一部には京都を観光地として高く評価する向きがあるようですね。ありがたいことだと思います。
by trushbasket
| 2015-01-07 19:25
| NF








