2015年 01月 18日
風邪をひいたときの食べ物あれこれ
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インフルエンザが大流行とのことですが、皆様、大丈夫でしょうか?僕は、幸いインフルエンザではありませんでしたが本格的に体調を崩してしまい一度更新をすっ飛ばしてしまいました。すみません。
さて、インフルエンザの際は治療薬を用いるとして、風邪で体調を崩した際には特効薬がないせいもあって色々な民間療法が昔から言われてるそうで。我が国で一番有名なのは、「卵酒」でしょうね。とはいえ、個人的には実際に飲んだことはないのですが。
卵酒は、日本酒(清酒)を煮立てて鶏卵を加えたものです。砂糖や生姜が適宜追加されるとか。さて鶏卵は、少なくとも徳川期には日本で食材として好まれるようになっていたそうで、様々な卵料理が料理本にも登場するのもその時期からだそうです。卵酒も例外でなく、1643年の『料理物語』には卵をときながら冷酒を加え塩味をつけ燗をして出す、というレシピが載せられているとか。1697年『本朝食鑑』は
・麦麹と5倍量の水、半量の砂糖を似て卵黄を加えるもの
・熱い酒に卵を落として混ぜて飲むもの
の2種類を記録しているそうで。
あと、葱を首に巻く、なんてのも聞いたことある気がするのですが、辞書で調べた限りでは載ってませんでした。ただし、葱は生薬「葱白」として発汗作用を促し風邪の初期症状緩和に効果があるそうで、首に巻く事の効果はともかく、食べると良いとはされてるようですね。細かく刻んで味噌と鰹節を混ぜ、生姜一片をすりおろし、熱い湯を注いでかき混ぜるというのがお勧めらしいです。
他にも色々な民間療法を試みたサイトがありました。
どれも、基本的に体を温めるもののようですね。洋の東西を問わず。
そういえば、人気娯楽小説『銀河英雄伝説』でも風邪をひいた主人公のためワイン・蜂蜜・レモンを湯で割ったホットパンチを作る場面がありましたが、これも同様な狙いによるものでしょう。もっとも、酒好きの主人公は「蜂蜜とレモンとお湯を抜いてくれ」(田中芳樹『銀河英雄伝説3雌伏篇』徳間書店 241頁)とかのたまっていましたが。ちなみに「パンチ」はヒンディー語・サンスクリット語で「5種」を意味する言葉に由来するもので、アラック(インドや東南アジアの蒸留酒一般)、砂糖、スパイス、水、レモンジュースを混合して作ったものだそうです。後には5種に限定せず様々なレシピが作られるようになったそうで。「ホット」と上についてるのは、19世紀ごろからパンチが冷たくして飲まれることも多くなったためかもしれません。
とりとめもなく話をしてきましたが、風邪対策として一番大切なのはやはり手洗い・うがいといった予防なのでしょう。ま、それでもひく時はひきますが、多少なりとも可能性は低くするよう心がけるしかなさそうです。運悪くやられてしまったら…その際は、無理をせずしっかり温かくして休むようにしてください。皆様の健康をお祈りして、とりあえず終わりとしておきます。
【参考文献】
『日本大百科全書』小学館
『世界大百科事典 第2版』平凡社
長友麻希子『にっぽん食探見』京都新聞出版センター
『食の医学館』小学館
関連記事:
「ヤマイモと「とろろ」について概観する~かつて、日本で「芋」といえばこちらだった~」
「カレーの歴史 in 日本~キレンジャーにカレクック…~」
「<過去記事紹介>虫歯って、嫌ですね…」
関連サイト:
「NAVERまとめ」(http://matome.naver.jp/)より
「首に巻かずにちゃんと食べよう!風邪予防にはやっぱりネギだった」(http://matome.naver.jp/odai/2139286709436711801)
さて、インフルエンザの際は治療薬を用いるとして、風邪で体調を崩した際には特効薬がないせいもあって色々な民間療法が昔から言われてるそうで。我が国で一番有名なのは、「卵酒」でしょうね。とはいえ、個人的には実際に飲んだことはないのですが。
卵酒は、日本酒(清酒)を煮立てて鶏卵を加えたものです。砂糖や生姜が適宜追加されるとか。さて鶏卵は、少なくとも徳川期には日本で食材として好まれるようになっていたそうで、様々な卵料理が料理本にも登場するのもその時期からだそうです。卵酒も例外でなく、1643年の『料理物語』には卵をときながら冷酒を加え塩味をつけ燗をして出す、というレシピが載せられているとか。1697年『本朝食鑑』は
・麦麹と5倍量の水、半量の砂糖を似て卵黄を加えるもの
・熱い酒に卵を落として混ぜて飲むもの
の2種類を記録しているそうで。
あと、葱を首に巻く、なんてのも聞いたことある気がするのですが、辞書で調べた限りでは載ってませんでした。ただし、葱は生薬「葱白」として発汗作用を促し風邪の初期症状緩和に効果があるそうで、首に巻く事の効果はともかく、食べると良いとはされてるようですね。細かく刻んで味噌と鰹節を混ぜ、生姜一片をすりおろし、熱い湯を注いでかき混ぜるというのがお勧めらしいです。
他にも色々な民間療法を試みたサイトがありました。
関連サイト:
「デイリーポータルZ」(http://portal.nifty.com/)より
「風邪の民間療法マニュアル」(http://portal.nifty.com/special/1106/)
どれも、基本的に体を温めるもののようですね。洋の東西を問わず。
そういえば、人気娯楽小説『銀河英雄伝説』でも風邪をひいた主人公のためワイン・蜂蜜・レモンを湯で割ったホットパンチを作る場面がありましたが、これも同様な狙いによるものでしょう。もっとも、酒好きの主人公は「蜂蜜とレモンとお湯を抜いてくれ」(田中芳樹『銀河英雄伝説3雌伏篇』徳間書店 241頁)とかのたまっていましたが。ちなみに「パンチ」はヒンディー語・サンスクリット語で「5種」を意味する言葉に由来するもので、アラック(インドや東南アジアの蒸留酒一般)、砂糖、スパイス、水、レモンジュースを混合して作ったものだそうです。後には5種に限定せず様々なレシピが作られるようになったそうで。「ホット」と上についてるのは、19世紀ごろからパンチが冷たくして飲まれることも多くなったためかもしれません。
とりとめもなく話をしてきましたが、風邪対策として一番大切なのはやはり手洗い・うがいといった予防なのでしょう。ま、それでもひく時はひきますが、多少なりとも可能性は低くするよう心がけるしかなさそうです。運悪くやられてしまったら…その際は、無理をせずしっかり温かくして休むようにしてください。皆様の健康をお祈りして、とりあえず終わりとしておきます。
【参考文献】
『日本大百科全書』小学館
『世界大百科事典 第2版』平凡社
長友麻希子『にっぽん食探見』京都新聞出版センター
『食の医学館』小学館
関連記事:
「ヤマイモと「とろろ」について概観する~かつて、日本で「芋」といえばこちらだった~」
「カレーの歴史 in 日本~キレンジャーにカレクック…~」
「<過去記事紹介>虫歯って、嫌ですね…」
関連サイト:
「NAVERまとめ」(http://matome.naver.jp/)より
「首に巻かずにちゃんと食べよう!風邪予防にはやっぱりネギだった」(http://matome.naver.jp/odai/2139286709436711801)
by trushbasket
| 2015-01-18 17:29
| NF








