2015年 02月 04日
<読書案内>清水克行『足利尊氏と関東』
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今回は、久々に南北朝関連の書籍ということで、お題は清水克行『足利尊氏と関東』(吉川弘文館)。2013年に刊行された比較的新しい本で、足利尊氏、そして鎌倉期の足利氏に焦点を当て最新の研究動向も活かして論じた一冊です。
第一章は尊氏の生涯と人物像について。彼がどのような人物であったのか、後醍醐天皇との関係はどうであったのか、そういった以前から論じられてきた問題も含め、近年の研究動向も含めながら描いています。周囲に頭を抱えさせたであろう、しかしそれでいて魅力的で愛すべき人物の姿が浮かび上がっているように思います。
第二章は、鎌倉期の歴代足利氏当主について概観。中でも、足利氏本家にまつわる、とある「伝説」(ネタバレになってはいけないので、詳細は伏せます)について述べた部分は注目に値します。たとえば、「伝説」の内容が(外的要因など)他の理由で説明可能かどうかを検証し、「伝説」に軽々に飛びつく事のを戒めています。そして一方で、そうした「伝説」が生まれた背景として、足利一門の中における本家の立ち位置に注目したりもしています。
第三章は、足利氏に関連する鎌倉・足利の史跡を紹介するページです。
南北朝およびその前夜における足利氏に興味のある方は、一読の価値があるんじゃないかと思います。
第一章は尊氏の生涯と人物像について。彼がどのような人物であったのか、後醍醐天皇との関係はどうであったのか、そういった以前から論じられてきた問題も含め、近年の研究動向も含めながら描いています。周囲に頭を抱えさせたであろう、しかしそれでいて魅力的で愛すべき人物の姿が浮かび上がっているように思います。
第二章は、鎌倉期の歴代足利氏当主について概観。中でも、足利氏本家にまつわる、とある「伝説」(ネタバレになってはいけないので、詳細は伏せます)について述べた部分は注目に値します。たとえば、「伝説」の内容が(外的要因など)他の理由で説明可能かどうかを検証し、「伝説」に軽々に飛びつく事のを戒めています。そして一方で、そうした「伝説」が生まれた背景として、足利一門の中における本家の立ち位置に注目したりもしています。
第三章は、足利氏に関連する鎌倉・足利の史跡を紹介するページです。
南北朝およびその前夜における足利氏に興味のある方は、一読の価値があるんじゃないかと思います。
by trushbasket
| 2015-02-04 22:27
| NF








