2015年 02月 25日
<読書案内>上横手雅敬『日本史の快楽 中世に遊び現代を眺める』
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今回、話題にしますのは中世史研究家である上横手雅敬氏の『日本史の快楽 中世に遊び現代を眺める』(角川ソフィア文庫)。本書は、上横手氏による歴史を題材にしたエッセイ集というべきものでしょうか。延喜・天暦期から南北朝にかけての中世を題材にした第一部と、戦前・戦中も含めた近現代を扱った第二部からなっています。
上横手氏自身の観点を交えながら、様々な歴史関連の話題を扱う様子は読んでいて興をひかれます。南北朝好きにとっては、実のところ第二部の方が面白いかもしれません。何しろ近代は、国家イデオロギーの問題も絡んで南北朝と密接な関連があったりしますから。北畠顕家の墓所の所在に関する学派の論争、「七生報国」という言葉がいつ広まったかなどの話題などが一例ですね。
他にも、京都・奈良の意外な豆知識、東大・京大の日本史講座における気風の違い、戦中の学生に関する証言など貴重な話は色々とあります。興味がある人は、気軽に手に取ってみると面白いかもです。
上横手氏自身の観点を交えながら、様々な歴史関連の話題を扱う様子は読んでいて興をひかれます。南北朝好きにとっては、実のところ第二部の方が面白いかもしれません。何しろ近代は、国家イデオロギーの問題も絡んで南北朝と密接な関連があったりしますから。北畠顕家の墓所の所在に関する学派の論争、「七生報国」という言葉がいつ広まったかなどの話題などが一例ですね。
他にも、京都・奈良の意外な豆知識、東大・京大の日本史講座における気風の違い、戦中の学生に関する証言など貴重な話は色々とあります。興味がある人は、気軽に手に取ってみると面白いかもです。
by trushbasket
| 2015-02-25 19:04
| NF








