2015年 06月 03日
<読書案内>村松剛『帝王後醍醐』
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今回ご紹介するのは、村松剛『帝王後醍醐』(中公文庫)。著者・村松氏は『死の日本文学史』『アルジェリア戦線従軍記』『教養としてのキリスト教』といった著作があり、日本中世史以外にも西洋文学や政治など幅広い分野に言及した評論家です。本書では、「後醍醐帝の出現なしには明治維新はなかった」という観点から後醍醐の生涯を、両親の事情に始まり女性遍歴、社会事情、和歌から読み取れる心情といった広範な視点から追求・解析しています。
村松氏は南北朝を専門とした研究者ではありませんが、それでも本書に詰められた情報は質量ともに豊富で驚かされます。戦後における南北朝研究の第一人者である佐藤進一氏が、本書に言及し村松氏を「勉強家」と評しているのを見た記憶はあるのですが、どこで見たかは記憶が定かではありません、すみません。
末尾には、後醍醐の女性関係と子供たちに関する一覧も掲載されており、後醍醐天皇に関心のある人であれば必読の一冊ではないかと思います。
村松氏は南北朝を専門とした研究者ではありませんが、それでも本書に詰められた情報は質量ともに豊富で驚かされます。戦後における南北朝研究の第一人者である佐藤進一氏が、本書に言及し村松氏を「勉強家」と評しているのを見た記憶はあるのですが、どこで見たかは記憶が定かではありません、すみません。
末尾には、後醍醐の女性関係と子供たちに関する一覧も掲載されており、後醍醐天皇に関心のある人であれば必読の一冊ではないかと思います。
by trushbasket
| 2015-06-03 19:05
| NF








