2015年 09月 09日
<読書案内>小峯和明『中世日本の予言書』
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明日も知れぬ乱世には、人々の不安も強いせいか予言が持て囃されるようです。我が国の源平合戦や南北朝動乱においてもそれは例外でなかったようで。今回取り上げる小峯和明『中世日本の予言書』(岩波新書)は、その辺りの事情について切り込んだ興味深い一冊です。
『太平記』で楠木正成が鎌倉政権打倒のために戦っている最中、四天王寺で聖徳太子著とされる予言書『未来記』を見たという逸話が掲載されているのは有名です。この『未来記』、実際に古くから予言書として知られていたようです。更に、他に『野馬台詩』なる謎の詩も予言として広く関心を持たれていました。
これらの「予言」がどのような解釈をされてきたのか、「予言」をめぐる人々の悲喜こもごもの動き、そしてその背景となる社会情勢など。
そういった南北朝などの動乱期を知る上でも無視はできない「予言」というジャンル。それをわかりやすくまとめてくれた一冊です。思えば、現代でもノストラダムスやマヤ暦といった話題が出たりしますから、決して過去のものとなった話題ではなさそうです。
関連記事:
「聖徳太子未来記と野馬台詩~「話は聞かせてもらったぞ!日の本は滅亡する!」「な、なんだってー!」」
『未来記』『野馬台詩』については、以前にこちらでまとめています。むろん、今回紹介した一冊が主要参考文献。
『太平記』で楠木正成が鎌倉政権打倒のために戦っている最中、四天王寺で聖徳太子著とされる予言書『未来記』を見たという逸話が掲載されているのは有名です。この『未来記』、実際に古くから予言書として知られていたようです。更に、他に『野馬台詩』なる謎の詩も予言として広く関心を持たれていました。
これらの「予言」がどのような解釈をされてきたのか、「予言」をめぐる人々の悲喜こもごもの動き、そしてその背景となる社会情勢など。
そういった南北朝などの動乱期を知る上でも無視はできない「予言」というジャンル。それをわかりやすくまとめてくれた一冊です。思えば、現代でもノストラダムスやマヤ暦といった話題が出たりしますから、決して過去のものとなった話題ではなさそうです。
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by trushbasket
| 2015-09-09 19:45
| NF








