2015年 10月 03日
プロ野球で前季最下位から一転、リーグ優勝した事例を集めてみた
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昨日、プロ野球のセ・リーグでは東京ヤクルトスワローズが2001年以来のリーグ優勝を果たしました。ヤクルトはこれまでけが人にも悩まされ、
と二年連続最下位の屈辱を舐めていますから喜びもひとしおでしょう。個人的には、阪神に踏ん張ってほしかったところですが…。
という訳で、今回は前シーズンに最下位となりながらも一転して翌季に見事優勝を飾った事例を調べてみました。
・1946年 近畿グレートリング(現・福岡ソフトバンクホークス) 65勝38敗2分 .621 優勝
前季まで2年連続最下位
1943年 南海 26勝56敗2分 .317(8位/8チーム)
1944年 近畿日本 11勝23敗1分 .324(6位/6チーム)
最初に当てはまる事例は、戦後最初の優勝を飾った近畿グレートリングです。1944年にプロ野球が中断され、翌1945年はペナントレースが行われていませんから、1944年が前シーズンという事。すなわち、二季連続最下位から一転しての優勝です。この年に山本(鶴岡)一人選手兼任監督の手腕で初優勝を果たした近畿は、翌年から球団名を南海に戻し名門チームへの道を歩んでいくのです。
・1950年 松竹ロビンス 98勝35敗4分 .737 セ・リーグ優勝
1949年 大陽ロビンス 52勝81敗 .391(8位/8チーム)
2リーグ分裂した最初のシーズンにおいて圧倒的な強さを見せ、初代セ・リーグ覇者となった松竹ロビンス。強力な補強もあって、1リーグ時代最後のシーズンとなった前年の最下位を見事に雪辱した結果だったのですね。しかし残念ながら、ロビンスの強さはこの年限りで、52年を最後に大洋ホエールズへ吸収合併されています。
・1960年 大洋ホエールズ(現・横浜DeNAベイスターズ) 70勝56敗4分 .554 セ・リーグ優勝、日本一
前季まで6年連続最下位
1954年 洋松ロビンス 32勝96敗2分 .250(6位)
※セ・リーグは1953年から6球団に定着。パ・リーグは1958年から6球団。
1955年 大洋ホエールズ 31勝99敗 .238(6位)
1956年 大洋ホエールズ 43勝87敗 .331(6位)
1957年 大洋ホエールズ 52勝74敗4分 .415(6位)
1958年 大洋ホエールズ 51勝73敗6分 .415(6位)
1959年 大洋ホエールズ 49勝77敗4分 .392(6位)
長らくの苦戦から一転、初優勝・日本一の栄冠へ。西鉄黄金時代を築いた名将・三原脩監督が、大洋監督就任一年目で成し遂げた快挙でした。大洋はその後も62年・64年には優勝戦線に顔を出し、存在感を見せつけています。
・1975年 広島東洋カープ 72勝47敗11分 .605 セ・リーグ優勝
前季まで3年連続最下位
1972年 広島東洋カープ 49勝75敗6分 .395(6位)
1973年 広島東洋カープ 60勝67敗3分 .472(6位)
1974年 広島東洋カープ 54勝72敗4分 .429(6位)
75年に就任したルーツ監督、そしてその後を受けた古葉竹識監督の手腕が光ります。以後、広島は強豪球団への道を歩んでいきます。
・1976年 読売ジャイアンツ 76勝45敗9分 .628 セ・リーグ優勝
1975年 47勝76敗7分 .382(6位)
長嶋茂雄監督就任一年目に、球団史上初(そして現時点では唯一)の最下位という屈辱を舐めましたが、翌年に雪辱。
・2001年 大阪近鉄バファローズ 78勝60敗2分 .565 パ・リーグ優勝
前季まで2年連続最下位
99年 大阪近鉄バファローズ 54勝77敗4分 .412(6位)
00年 大阪近鉄バファローズ 58勝75敗2分 .436(6位)
圧倒的な打線の強さで成し遂げた優勝でした。
やはり「最下位からいきなり優勝」という劇的な事例は数が多くない事が分かります。今回のヤクルトの優勝は、それを考えると歴史的快挙といって良さそう。ヤクルトの場合、二年連続最下位の前はAクラスを確保していた事からわかるように、けが人続出に悩まされたとはいえ地力そのものはあった訳ですから、チームもファンもこの二年は歯がゆい思いをしていたのではないかと察せられます。今年は、その鬱憤を一気に晴らす結果となりました。
こうした劇的な優勝が、プロ野球を大いに盛り上げるのに貢献するのは間違いなさそうです。
【参考文献】
『日本プロ野球偉人伝』Vol.1-15 ベースボール・マガジン社
関連記事:
「プロ野球各球団の初優勝・初日本一までの道のり~楽天は結構早い~」
「プロ野球の歴代シーズン本塁打最多記録を見てみましょう」
「【不謹慎注意】核兵器やら放射線やらに無頓着だった時代の話~戦後初期の文化的逸話~」
松竹ロビンスの優勝時について触れています。
関連サイト:
「日本野球機構オフィシャルサイト」(http://www.npb.or.jp/)より
「年度別成績」(http://bis.npb.or.jp/yearly/)
こちらも参考にさせていただきました。
2013年 57勝83敗4分 .407 6位
2014年 60勝81敗3分 .466 6位
と二年連続最下位の屈辱を舐めていますから喜びもひとしおでしょう。個人的には、阪神に踏ん張ってほしかったところですが…。
という訳で、今回は前シーズンに最下位となりながらも一転して翌季に見事優勝を飾った事例を調べてみました。
・1946年 近畿グレートリング(現・福岡ソフトバンクホークス) 65勝38敗2分 .621 優勝
前季まで2年連続最下位
1943年 南海 26勝56敗2分 .317(8位/8チーム)
1944年 近畿日本 11勝23敗1分 .324(6位/6チーム)
最初に当てはまる事例は、戦後最初の優勝を飾った近畿グレートリングです。1944年にプロ野球が中断され、翌1945年はペナントレースが行われていませんから、1944年が前シーズンという事。すなわち、二季連続最下位から一転しての優勝です。この年に山本(鶴岡)一人選手兼任監督の手腕で初優勝を果たした近畿は、翌年から球団名を南海に戻し名門チームへの道を歩んでいくのです。
・1950年 松竹ロビンス 98勝35敗4分 .737 セ・リーグ優勝
1949年 大陽ロビンス 52勝81敗 .391(8位/8チーム)
2リーグ分裂した最初のシーズンにおいて圧倒的な強さを見せ、初代セ・リーグ覇者となった松竹ロビンス。強力な補強もあって、1リーグ時代最後のシーズンとなった前年の最下位を見事に雪辱した結果だったのですね。しかし残念ながら、ロビンスの強さはこの年限りで、52年を最後に大洋ホエールズへ吸収合併されています。
・1960年 大洋ホエールズ(現・横浜DeNAベイスターズ) 70勝56敗4分 .554 セ・リーグ優勝、日本一
前季まで6年連続最下位
1954年 洋松ロビンス 32勝96敗2分 .250(6位)
※セ・リーグは1953年から6球団に定着。パ・リーグは1958年から6球団。
1955年 大洋ホエールズ 31勝99敗 .238(6位)
1956年 大洋ホエールズ 43勝87敗 .331(6位)
1957年 大洋ホエールズ 52勝74敗4分 .415(6位)
1958年 大洋ホエールズ 51勝73敗6分 .415(6位)
1959年 大洋ホエールズ 49勝77敗4分 .392(6位)
長らくの苦戦から一転、初優勝・日本一の栄冠へ。西鉄黄金時代を築いた名将・三原脩監督が、大洋監督就任一年目で成し遂げた快挙でした。大洋はその後も62年・64年には優勝戦線に顔を出し、存在感を見せつけています。
・1975年 広島東洋カープ 72勝47敗11分 .605 セ・リーグ優勝
前季まで3年連続最下位
1972年 広島東洋カープ 49勝75敗6分 .395(6位)
1973年 広島東洋カープ 60勝67敗3分 .472(6位)
1974年 広島東洋カープ 54勝72敗4分 .429(6位)
75年に就任したルーツ監督、そしてその後を受けた古葉竹識監督の手腕が光ります。以後、広島は強豪球団への道を歩んでいきます。
・1976年 読売ジャイアンツ 76勝45敗9分 .628 セ・リーグ優勝
1975年 47勝76敗7分 .382(6位)
長嶋茂雄監督就任一年目に、球団史上初(そして現時点では唯一)の最下位という屈辱を舐めましたが、翌年に雪辱。
・2001年 大阪近鉄バファローズ 78勝60敗2分 .565 パ・リーグ優勝
前季まで2年連続最下位
99年 大阪近鉄バファローズ 54勝77敗4分 .412(6位)
00年 大阪近鉄バファローズ 58勝75敗2分 .436(6位)
圧倒的な打線の強さで成し遂げた優勝でした。
やはり「最下位からいきなり優勝」という劇的な事例は数が多くない事が分かります。今回のヤクルトの優勝は、それを考えると歴史的快挙といって良さそう。ヤクルトの場合、二年連続最下位の前はAクラスを確保していた事からわかるように、けが人続出に悩まされたとはいえ地力そのものはあった訳ですから、チームもファンもこの二年は歯がゆい思いをしていたのではないかと察せられます。今年は、その鬱憤を一気に晴らす結果となりました。
こうした劇的な優勝が、プロ野球を大いに盛り上げるのに貢献するのは間違いなさそうです。
【参考文献】
『日本プロ野球偉人伝』Vol.1-15 ベースボール・マガジン社
関連記事:
「プロ野球各球団の初優勝・初日本一までの道のり~楽天は結構早い~」
「プロ野球の歴代シーズン本塁打最多記録を見てみましょう」
「【不謹慎注意】核兵器やら放射線やらに無頓着だった時代の話~戦後初期の文化的逸話~」
松竹ロビンスの優勝時について触れています。
関連サイト:
「日本野球機構オフィシャルサイト」(http://www.npb.or.jp/)より
「年度別成績」(http://bis.npb.or.jp/yearly/)
こちらも参考にさせていただきました。
by trushbasket
| 2015-10-03 19:47
| NF








