2016年 05月 07日
【『童貞の世界史』】思ったことを、少しまとめ【宣伝】
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どうも、松原左京です。『童貞の世界史』、注目をいただいているようでありがたい限りです。何卒宜しくお願いいたします。
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(パブリブより)
本書のカバー・挿絵を描いてくださったチョウフシミン様が、宣伝絵をpixivに上げてくださいました。
いつ見ても、目を惹かれるイラストだと思います。返す返す、ありがとうございます。
さて、『童貞の世界史』に関連して、思うところを数日前にTwitterでもつぶやいたのですが、その内容をここで改めて(一部改変しつつ)まとめておこうと思います。
本書のため調べていてつくづく思ったことですが、一口に童貞偉人と言っても色々いるものです。相手が現れるのを望みつつ果たせなかった人もあれば、そうした欲望がないか極めて淡泊な人も結構いる。
恋愛やら性愛やらの方面に興味がない、と聞くと信じがたいと感じる人も多いようですが、例えば無性愛の方は一般に思われているより多いんだそうです。一説によれば人口の1%程度おられるという話もあったりします。
ですので、「恋愛に興味ないなんて、強がっているだけだろう」といった類の発言は、相手を傷つけかねないだけでなく、性的少数者の方々への配慮に欠けるとみなされかねない。それは認識すべきだと思います。
それはさておき、恋愛に淡泊だった童貞偉人たちの中には、家族・親族との関係が密接かつ良好だったケースもちらほら見られました。親族に愛情を向け、親族から愛され、精神的に十分満たされていたのでしょうね。外部から恋愛・結婚といったものが新たに入ってくる余地がないほどに。本書で取り上げた人々では、ヤーコプ・グリム、ライト兄弟、宮沢賢治などがそうした事例に相当します。
今日でも、生涯独身・童貞の人に対し「人から愛された経験を持たない」と評する言説を目にした事があります。しかし、そういった見方が必ずしも適切とは言えない事を、彼らの事例は教えてくれます。まあ、他人から愛されたか云々であれ何であれ、それで人間の優劣をつけようというのは賛同しかねますが。
他に調べていて実感したのは、生涯独身・童貞か否かは当人以外の要素も無視できないという事でした。社会環境、人間関係といった外的要因、更に単純に運不運といった要素もしばしば侮れない影響力を持ちます。
それを考えると、童貞云々は、人を評価し価値付ける指標としては、適切かどうか疑問な気がします。あまりに、外的要因に左右される部分が大きいように思われます。まあ、人間の価値そのものに優劣をつけようという事自体、感心しませんが。
調べていて目に付いた事といえば、山田もTwitterで述べていますし、こちらの記事でも少し触れましたが、生涯独身・童貞の人々は同性愛ではないかと周囲から見られる傾向があったそうです。なんとも安直な話ですが、童貞偉人大国であったイギリスでさえ、その辺については例外ではなかったようです。
北欧からちょっと具体例を挙げますと、アンデルセン(神父じゃなくて童話王の方です)にも同性愛疑惑が出た事があったそうです。あの人、何度か女性に恋愛してアタックしてるんですけどねえ。残念ながら想いが実らなかっただけで。
本当に、安易に同性愛云々が言われていたのだなと実感できる話です。同性愛の方々にはもちろん、たまたま相手のいない方や無性愛等の方々にも理解のない時代だったのですねえ…。今日もまだまだなんでしょうが、それでも随分とマシになったとも思います。
生涯独身・童貞の人々への世間の態度とか、そのあたりの問題に関しては思うところもありまして。その辺りの思いも、コラムやあとがきなどに込めたつもりです。
ここまで色々言ってきましたが、煎じつめると結局は
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本書のカバー・挿絵を描いてくださったチョウフシミン様が、宣伝絵をpixivに上げてくださいました。
関連サイト:
「pixiv」(http://www.pixiv.net/)より
「告知『童貞の世界史 セックスをした事がない偉人達』」
(http://www.pixiv.net/member_illust.php?illust_id=56724697&mode=medium)
いつ見ても、目を惹かれるイラストだと思います。返す返す、ありがとうございます。
さて、『童貞の世界史』に関連して、思うところを数日前にTwitterでもつぶやいたのですが、その内容をここで改めて(一部改変しつつ)まとめておこうと思います。
本書のため調べていてつくづく思ったことですが、一口に童貞偉人と言っても色々いるものです。相手が現れるのを望みつつ果たせなかった人もあれば、そうした欲望がないか極めて淡泊な人も結構いる。
恋愛やら性愛やらの方面に興味がない、と聞くと信じがたいと感じる人も多いようですが、例えば無性愛の方は一般に思われているより多いんだそうです。一説によれば人口の1%程度おられるという話もあったりします。
ですので、「恋愛に興味ないなんて、強がっているだけだろう」といった類の発言は、相手を傷つけかねないだけでなく、性的少数者の方々への配慮に欠けるとみなされかねない。それは認識すべきだと思います。
それはさておき、恋愛に淡泊だった童貞偉人たちの中には、家族・親族との関係が密接かつ良好だったケースもちらほら見られました。親族に愛情を向け、親族から愛され、精神的に十分満たされていたのでしょうね。外部から恋愛・結婚といったものが新たに入ってくる余地がないほどに。本書で取り上げた人々では、ヤーコプ・グリム、ライト兄弟、宮沢賢治などがそうした事例に相当します。
今日でも、生涯独身・童貞の人に対し「人から愛された経験を持たない」と評する言説を目にした事があります。しかし、そういった見方が必ずしも適切とは言えない事を、彼らの事例は教えてくれます。まあ、他人から愛されたか云々であれ何であれ、それで人間の優劣をつけようというのは賛同しかねますが。
他に調べていて実感したのは、生涯独身・童貞か否かは当人以外の要素も無視できないという事でした。社会環境、人間関係といった外的要因、更に単純に運不運といった要素もしばしば侮れない影響力を持ちます。
それを考えると、童貞云々は、人を評価し価値付ける指標としては、適切かどうか疑問な気がします。あまりに、外的要因に左右される部分が大きいように思われます。まあ、人間の価値そのものに優劣をつけようという事自体、感心しませんが。
調べていて目に付いた事といえば、山田もTwitterで述べていますし、こちらの記事でも少し触れましたが、生涯独身・童貞の人々は同性愛ではないかと周囲から見られる傾向があったそうです。なんとも安直な話ですが、童貞偉人大国であったイギリスでさえ、その辺については例外ではなかったようです。
北欧からちょっと具体例を挙げますと、アンデルセン(神父じゃなくて童話王の方です)にも同性愛疑惑が出た事があったそうです。あの人、何度か女性に恋愛してアタックしてるんですけどねえ。残念ながら想いが実らなかっただけで。
本当に、安易に同性愛云々が言われていたのだなと実感できる話です。同性愛の方々にはもちろん、たまたま相手のいない方や無性愛等の方々にも理解のない時代だったのですねえ…。今日もまだまだなんでしょうが、それでも随分とマシになったとも思います。
生涯独身・童貞の人々への世間の態度とか、そのあたりの問題に関しては思うところもありまして。その辺りの思いも、コラムやあとがきなどに込めたつもりです。
ここまで色々言ってきましたが、煎じつめると結局は
「人の才や器は人体の一局所の特殊な摩擦経験の有無によって決まるものではない」
「独りで生きて何が悪い」
という事に帰着するかと。
※2017/11/4 少し修正。
by trushbasket
| 2016-05-07 12:55
| 松原左京








