2016年 06月 06日
歴代武家政権における首班の平均寿命・在職期間
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我が国では、少し前までは首相の在職期間が短いとか話題になってたりしました。政権首班の在職期間は、政権の安定度やら逆に過酷さやらを知る上での一つの目安になるかもしれません。前近代だと、寿命も同様なニュアンスを持ちえますね。そこで、歴代武家政権の将軍・執権の平均寿命・在職期間を大雑把に計算してみました。
一つ注意事項。「鎌倉殿」や「室町殿」とかではなく「征夷大将軍」の在職期間で計算しているので、武家政権首班として評価するには実は不正確だったりしますが、画一化のため敢えてこうしました。御了承ください。こんな感じのガバガバな計測なので、参考程度に見ていただけたらと思います。
鎌倉政権
将軍:
源頼朝 生没年1147-1199(約52年) 在職期間1192-1999(約7年)
源頼家 生没年1182-1204(約22年) 在職期間1202-1203(約1年)
源実朝 生没年1192-1219(約27年) 在職期間1203-1219(約16年)
九条頼経 生没年1218-1256(約38年) 在職期間1226-1244(約18年)
九条頼嗣 生没年1239-1256(約17年) 在職期間1244-1252(約8年)
宗尊親王 生没年1242-1274(約32年) 在職期間1252-1266(約14年)
惟康親王 生没年1264-1326(約62年) 在職期間1266-1289(約23年)
久明親王 生没年1276-1328(約52年) 在職期間1289-1308(約19年)
守邦親王 生没年1301-1333(約32年) 在職期間1308-1333(約25年)
平均寿命満35歳 平均在職期間12年
執権(※は得宗):
北条時政※ 生没年1138-1215(約77年) 在職期間1203-1205(約2年)
北条義時※ 生没年1163-1224(約61年) 在職期間1205-1224(約19年)
北条泰時※ 生没年1183-1242(約59年) 在職期間1224-1242(約18年)
(北条時氏※ 生没年1203-1230 約27年)
北条経時※ 生没年1224-1246(約22年) 在職期間1242-1246(約4年)
北条時頼※ 生没年1227-1263(約36年) 在職期間1246-1256(約10年)
北条長時 生没年1230-1264(約34年) 在職期間1256-1264(約8年)
北条政村 生没年1205-1273(約68年) 在職期間1264-1268(約4年)
北条時宗※ 生没年1251-1284(約33年) 在職期間1268-1284(約16年)
北条貞時※ 生没年1271-1311(約40年) 在職期間1284-1301(約17年)
北条師時 生没年1275-1311(約26年) 在職期間1301-1311(約10年)
北条宗宣 生没年1259-1312(約53年) 在職期間1311-1312(約1年)
北条煕時 生没年1279-1315(約36年) 在職期間1312-1315(約3年)
北条基時 生没年1285-1333(約48年) 在職期間1315-1316(約1年)
北条高時※ 生没年1303-1333(約30年) 在職期間1316-1326(約10年)
北条貞顕 生没年1278-1333(約55年) 在職期間1326(11日間)
北条守時 生没年1995?-1333(約38年?) 在職期間1326-1333(約7年)
一つ注意事項。「鎌倉殿」や「室町殿」とかではなく「征夷大将軍」の在職期間で計算しているので、武家政権首班として評価するには実は不正確だったりしますが、画一化のため敢えてこうしました。御了承ください。こんな感じのガバガバな計測なので、参考程度に見ていただけたらと思います。
鎌倉政権
将軍:
源頼朝 生没年1147-1199(約52年) 在職期間1192-1999(約7年)
源頼家 生没年1182-1204(約22年) 在職期間1202-1203(約1年)
源実朝 生没年1192-1219(約27年) 在職期間1203-1219(約16年)
九条頼経 生没年1218-1256(約38年) 在職期間1226-1244(約18年)
九条頼嗣 生没年1239-1256(約17年) 在職期間1244-1252(約8年)
宗尊親王 生没年1242-1274(約32年) 在職期間1252-1266(約14年)
惟康親王 生没年1264-1326(約62年) 在職期間1266-1289(約23年)
久明親王 生没年1276-1328(約52年) 在職期間1289-1308(約19年)
守邦親王 生没年1301-1333(約32年) 在職期間1308-1333(約25年)
平均寿命満35歳 平均在職期間12年
執権(※は得宗):
北条時政※ 生没年1138-1215(約77年) 在職期間1203-1205(約2年)
北条義時※ 生没年1163-1224(約61年) 在職期間1205-1224(約19年)
北条泰時※ 生没年1183-1242(約59年) 在職期間1224-1242(約18年)
(北条時氏※ 生没年1203-1230 約27年)
北条経時※ 生没年1224-1246(約22年) 在職期間1242-1246(約4年)
北条時頼※ 生没年1227-1263(約36年) 在職期間1246-1256(約10年)
北条長時 生没年1230-1264(約34年) 在職期間1256-1264(約8年)
北条政村 生没年1205-1273(約68年) 在職期間1264-1268(約4年)
北条時宗※ 生没年1251-1284(約33年) 在職期間1268-1284(約16年)
北条貞時※ 生没年1271-1311(約40年) 在職期間1284-1301(約17年)
北条師時 生没年1275-1311(約26年) 在職期間1301-1311(約10年)
北条宗宣 生没年1259-1312(約53年) 在職期間1311-1312(約1年)
北条煕時 生没年1279-1315(約36年) 在職期間1312-1315(約3年)
北条基時 生没年1285-1333(約48年) 在職期間1315-1316(約1年)
北条高時※ 生没年1303-1333(約30年) 在職期間1316-1326(約10年)
北条貞顕 生没年1278-1333(約55年) 在職期間1326(11日間)
北条守時 生没年1995?-1333(約38年?) 在職期間1326-1333(約7年)
※2019/8/11加筆 一説によれば、鎌倉陥落直前に北条貞将が執権に任じられた説があるそうで。これを加えると
北条貞将 生没年?-1333(30代後半?) 在職期間1333(1日)
平均寿命満45歳(生年不詳の守時・貞将を除外) 平均在職期間8年(貞将を入れると7年)
得宗 平均寿命満42歳 平均執権在職期間12年(時氏を除外)
将軍・執権とも平均寿命は短めですね。執権は長寿な人はそれなりである分だけ、余計に短い人が際立つ印象です。暗殺やら政争、更に激務などストレス要因が多かったであろう事は想像に難くなく、鎌倉将軍・執権の過酷さを伺わせるデータとなりました。特に得宗家(北条氏嫡流当主)は時氏以降、短命が目立っています。
足利政権
足利尊氏 生没年1305-1358(約53年) 在職期間1338-1358(約20年)
足利義詮 生没年1330-1367(約37年) 在職期間1358-1367(約9年)
足利義満 生没年1358-1408(約50年) 在職期間1368-1394(約26年)
足利義持 生没年1386-1428(約42年) 在職期間1394-1423(約29年)
足利義量 生没年1407-1425(約18年) 在職期間1423-1425(約2年)
足利義教 生没年1394-1441(約47年) 在職期間1429-1441(約12年)
足利義勝 生没年1434-1443(約9年) 在職期間1442-1443(約1年)
足利義政 生没年1435-1490(約55年) 在職期間1449-1473(約24年)
足利義尚 生没年1465-1489(約24年) 在職期間1473-1489(約16年)
足利義稙 生没年1466-1523(約57年) 在職期間1490-1493(約3年)、1508-1521(約13年)
足利義澄 生没年1480-1511(約31年) 在職期間1494-1508(約14年)
足利義晴 生没年1511-1550(約39年) 在職期間1521-1546(約25年)
足利義輝 生没年1536-1565(約29年) 在職期間1546-1565(約20年)
足利義栄 生没年1538-1568(約30年) 在職期間1568
足利義昭 生没年1537-1597(約60年) 在職期間1568-1588(約20年)
平均寿命満38歳 平均在職期間15年
(義稙は二度の将軍在職期間合計。義昭は、追放後も将軍職に留まったのを考慮した計算)
足利将軍も、平均寿命が短めですね。常に動乱と背中合わせで、不安定だったのを反映していると言えそうです。特に後半。それを考えると、義政が応仁の乱等を経験しつつも寿命・在職期間ともそれなりなのは興味深いです。為政者としてはともかく、色々と並外れた人物だったのは確かなようです。
徳川政権
徳川家康 生没年1542-1616(約74年) 在職期間1603-1605(約2年)
徳川秀忠 生没年1579-1632(約53年) 在職期間1605-1623(約18年)
徳川家光 生没年1604-1651(約47年) 在職期間1623-1651(約28年)
徳川家綱 生没年1641-1680(約39年) 在職期間1651-1680(約29年)
徳川綱吉 生没年1646-1709(約63年) 在職期間1680-1709(約29年)
徳川家宣 生没年1662-1712(約50年) 在職期間1709-1712(約3年)
徳川家継 生没年1709-1716(約7年) 在職期間1713-1716(約3年)
徳川吉宗 生没年1684-1751(約67年) 在職期間1716-1745(約29年)
徳川家重 生没年1711-1761(約50年) 在職期間1745-1760(約15年)
徳川家治 生没年1737-1786(約49年) 在職期間1760-1786(約26年)
徳川家斉 生没年1773-1841(約68年) 在職期間1787-1837(約50年)
徳川家慶 生没年1793-1853(約60年) 在職期間1837-1853(約16年)
徳川家定 生没年1824-1858(約34年) 在職期間1853-1858(約5年)
徳川家茂 生没年1846-1866(約20年) 在職期間1858-1866(約8年)
徳川慶喜 生没年1837-1913(約76年) 在職期間1866-1867(約1年)
平均寿命満50歳 平均在職期間17年
平均寿命・在職期間とも最も長くなりました。安定した時代なのを反映していると言えるでしょう。ただそれでもこの平均寿命なのは、逆に貴族化した生活が健康に良くなかったのを反映しているのかも。
【参考文献】
『日本大百科全書』小学館
『日本人名大辞典』講談社
『朝日日本歴史人物事典』朝日新聞出版
日置昌一編『日本系譜綜覧』講談社学術文庫
桐野作人『歴史群像デジタルアーカイブス足利義昭と近衛前久 室町幕府再興ならず 武家に憧れた流浪関白』学研
『大辞林』三省堂
関連記事:
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平均寿命満45歳(生年不詳の守時・貞将を除外) 平均在職期間8年(貞将を入れると7年)
得宗 平均寿命満42歳 平均執権在職期間12年(時氏を除外)
将軍・執権とも平均寿命は短めですね。執権は長寿な人はそれなりである分だけ、余計に短い人が際立つ印象です。暗殺やら政争、更に激務などストレス要因が多かったであろう事は想像に難くなく、鎌倉将軍・執権の過酷さを伺わせるデータとなりました。特に得宗家(北条氏嫡流当主)は時氏以降、短命が目立っています。
足利政権
足利尊氏 生没年1305-1358(約53年) 在職期間1338-1358(約20年)
足利義詮 生没年1330-1367(約37年) 在職期間1358-1367(約9年)
足利義満 生没年1358-1408(約50年) 在職期間1368-1394(約26年)
足利義持 生没年1386-1428(約42年) 在職期間1394-1423(約29年)
足利義量 生没年1407-1425(約18年) 在職期間1423-1425(約2年)
足利義教 生没年1394-1441(約47年) 在職期間1429-1441(約12年)
足利義勝 生没年1434-1443(約9年) 在職期間1442-1443(約1年)
足利義政 生没年1435-1490(約55年) 在職期間1449-1473(約24年)
足利義尚 生没年1465-1489(約24年) 在職期間1473-1489(約16年)
足利義稙 生没年1466-1523(約57年) 在職期間1490-1493(約3年)、1508-1521(約13年)
足利義澄 生没年1480-1511(約31年) 在職期間1494-1508(約14年)
足利義晴 生没年1511-1550(約39年) 在職期間1521-1546(約25年)
足利義輝 生没年1536-1565(約29年) 在職期間1546-1565(約20年)
足利義栄 生没年1538-1568(約30年) 在職期間1568
足利義昭 生没年1537-1597(約60年) 在職期間1568-1588(約20年)
平均寿命満38歳 平均在職期間15年
(義稙は二度の将軍在職期間合計。義昭は、追放後も将軍職に留まったのを考慮した計算)
足利将軍も、平均寿命が短めですね。常に動乱と背中合わせで、不安定だったのを反映していると言えそうです。特に後半。それを考えると、義政が応仁の乱等を経験しつつも寿命・在職期間ともそれなりなのは興味深いです。為政者としてはともかく、色々と並外れた人物だったのは確かなようです。
徳川政権
徳川家康 生没年1542-1616(約74年) 在職期間1603-1605(約2年)
徳川秀忠 生没年1579-1632(約53年) 在職期間1605-1623(約18年)
徳川家光 生没年1604-1651(約47年) 在職期間1623-1651(約28年)
徳川家綱 生没年1641-1680(約39年) 在職期間1651-1680(約29年)
徳川綱吉 生没年1646-1709(約63年) 在職期間1680-1709(約29年)
徳川家宣 生没年1662-1712(約50年) 在職期間1709-1712(約3年)
徳川家継 生没年1709-1716(約7年) 在職期間1713-1716(約3年)
徳川吉宗 生没年1684-1751(約67年) 在職期間1716-1745(約29年)
徳川家重 生没年1711-1761(約50年) 在職期間1745-1760(約15年)
徳川家治 生没年1737-1786(約49年) 在職期間1760-1786(約26年)
徳川家斉 生没年1773-1841(約68年) 在職期間1787-1837(約50年)
徳川家慶 生没年1793-1853(約60年) 在職期間1837-1853(約16年)
徳川家定 生没年1824-1858(約34年) 在職期間1853-1858(約5年)
徳川家茂 生没年1846-1866(約20年) 在職期間1858-1866(約8年)
徳川慶喜 生没年1837-1913(約76年) 在職期間1866-1867(約1年)
平均寿命満50歳 平均在職期間17年
平均寿命・在職期間とも最も長くなりました。安定した時代なのを反映していると言えるでしょう。ただそれでもこの平均寿命なのは、逆に貴族化した生活が健康に良くなかったのを反映しているのかも。
【参考文献】
『日本大百科全書』小学館
『日本人名大辞典』講談社
『朝日日本歴史人物事典』朝日新聞出版
日置昌一編『日本系譜綜覧』講談社学術文庫
桐野作人『歴史群像デジタルアーカイブス足利義昭と近衛前久 室町幕府再興ならず 武家に憧れた流浪関白』学研
『大辞林』三省堂
関連記事:
「歴代「幕府」将軍・執権の大河ドラマ出演歴一覧を作ってみた(上)」、「(下)」
「「後○○天皇」と「○○天皇」一覧」
「主要戦国大名家の祖先たち in 南北朝(前半)」、「(後半)」
※2019/8/11 数字をわかりやすくしてみました。
by trushbasket
| 2016-06-06 20:20
| NF








