2017年 03月 29日
歴代「新横綱」成績を調べてみた。~10-13勝くらいが多いようです~
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今年の3月場所は、御存じの通り、新横綱・稀勢の里が13勝2敗で逆転優勝を遂げました。新横綱の優勝は、貴乃花以来。まずはめでたいことです。怪我の具合が心配ですけれどね…。今後もある事ですし、無理はしないでほしいものです。本当に。そして優勝同点の大関・照ノ富士も、長らく故障もあってか苦しんでいたようですが、復調したようで何よりです。いずれも、今後の活躍を楽しみにしたいものです。
さて今回は、稀勢の里にちなんで、歴代「新横綱」の戦いぶりを調べてみました。
1場所15日が定着、横綱審議委員会設立して以降の新横綱は以下の通り。
千代の山 1951年9月 9勝6敗
鏡里 1953年3月 10勝5敗
吉葉山 1954年3月 全休
栃錦 1955年1月 10勝5敗
若乃花(初代) 1958年4月 12勝3敗
朝潮 1959年5月 10勝5敗
柏戸 1961年11月 12勝3敗
大鵬 1961年11月 13勝2敗(優勝)
栃ノ海 1964年3月 10勝5敗
佐田の山 1965年3月 12勝3敗
玉の海 1970年3月 13勝2敗
北の富士 1970年3月 13勝2敗
琴櫻 1973年3月 11勝4敗
輪島 1973年7月 11勝4敗
北の湖 1974年9月 11勝4敗
若乃花(二代目) 1978年7月 11勝4敗
三重ノ海 1979年9月 11勝4敗
千代の富士 1981年9月 1勝2敗12休
隆の里 1983年9月 15戦全勝(優勝)
双羽黒 1986年9月 3勝4敗8休
北勝海 1987年7月 11勝4敗
大乃国 1987年11月 8勝7敗
旭富士 1990年9月 13勝2敗
曙 1993年3月 10勝5敗
貴乃花 1995年1月 13勝2敗(優勝)
若乃花(三代目) 1998年7月 10勝5敗
武蔵丸 1999年7月 12勝3敗
朝青龍 2003年3月 10勝5敗
白鵬 2007年7月 11勝4敗
日馬富士 2012年11月 9勝6敗
鶴竜 2014年5月 9勝6敗
稀勢の里 2017年3月 13勝2敗(優勝)
それ以前の、番付上の地位として確立してからの横綱についても、分かる範囲で。括弧内の15日制換算はかなり大雑把ですので御容赦。
常陸山 1904年1月 7勝1敗2休(10勝2敗3休相当)
梅ケ谷(二代目) 1904年1月 7勝1敗1休1預(10勝2敗1休2預相当)
若嶋 大阪横綱のため除外
太刀山 1911年6月 10戦全勝(優勝)(15戦全勝相当)
大木戸 大阪横綱のため除外
鳳 1916年6月 2勝2敗6休(3勝3敗9休相当)
西ノ海(二代目) 1916年5月 8勝2敗(12勝3敗相当)
大錦卯一郎 1917年5月 9勝1敗(13勝2敗相当)
栃木山 1918年5月 9勝1敗(優勝)(13勝2敗相当)
大錦大五郎 大阪横綱のため除外
宮城山 大阪横綱のため除外 なお、東京相撲に組み込まれた1926年1月は10勝1敗(優勝)(13勝2敗相当)
西ノ海(三代目) 1923年5月 5勝2敗4休(7勝3敗5休相当)
常ノ花 1924年5月 5勝2敗1休1預2分(6勝2敗1休1預3分相当)
玉錦 1933年1月 9勝1敗1分(12勝2敗1分相当)
武蔵山 1935年1月 3勝5敗3休(4勝6敗5休相当)
男女ノ川 1936年5月 6勝5敗(8勝7敗相当)
双葉山 1938年1月 13戦全勝(優勝)(15戦全勝相当)
羽黒山 1942年1月 13勝2敗
安芸ノ海 1943年1月 12勝3敗
照国 1943年1月 14勝1敗
前田山 1947年11月 6勝5敗(8勝7敗相当)
東富士 1949年5月 10勝2敗(優勝)(12勝3敗相当)
以上をまとめますと、このようになります、
新横綱優勝:太刀山、栃木山、双葉山、東富士、大鵬、隆の里、貴乃花、稀勢の里 8人
ちなみに、東西合併により横綱として東京相撲に参加した宮城山も、合併後最初の場所で優勝しています。
勝ち星ごとにグループ分けすると、1場所15日制度下で新横綱だった人々は、
15勝 隆の里 1人
14勝 照国 1人
13勝 羽黒山、大鵬、玉の海、北の富士、旭富士、貴乃花、稀勢の里 7人
12勝 安芸ノ海、若乃花(初代)、柏戸、佐田の山、武蔵丸 5人
11勝 琴櫻、輪島、北の湖、若乃花(二代目)、三重ノ海、北勝海、白鵬 7人
10勝 鏡里、栃錦、朝潮、栃ノ海、曙、若乃花(三代目)、朝青龍 7人
9勝 千代の山、日馬富士、鶴竜 3人
8勝 大乃国 1人
勝ち越せず 吉葉山、千代の富士、双羽黒 3人
1場所15日制度以外の時期に新横綱だった人々について、15日制度換算で評価すると以下の通り。
なお、引分・預は0.5勝として考慮しています。
15勝相当 太刀山、双葉山 2人
13勝相当 大錦卯一郎、栃木山、(宮城山) 2人
12.5勝相当 玉錦 1人
12勝相当 西ノ海(二代目)、東富士 2人
11勝相当 梅ケ谷(二代目) 1人
10勝相当 常陸山 1人
8勝相当 常ノ花、男女ノ川、前田山 3人
勝ち越せず 鳳、西ノ海(三代目)、武蔵山 3人
宮城山は、東西合併後最初の場所での成績を参考までに記載。
10-13勝相当の成績に落ち着く人が多いようですね。優勝争いしたと言ってよい12勝相当以上の人は稀勢の里を入れて20人。横綱が地位として確立して以降の(大阪横綱を除外して)50人のうち半数に満たない数字です。優勝成績となった前例がある範囲という事で11勝以上にまで広げてみると、28人。それでも半分強といったところ。
新横綱場所から優勝争いをするというのは、なかなか難しいようですね。立場によるプレッシャーの大きさが何となく伺えるデータだと思います。それでも、新横綱場所で今一つだった面々にも、後の大横綱の名前が見えたりします。ですから、周囲もその場所の数字には一喜一憂せず、長い目で見る事が大事なんでしょうね。
関連サイト:
「相撲レファレンス」(http://sumodb.sumogames.de/Default.aspx?l=j)より
※2017/4/7 修正あり。
by trushbasket
| 2017-03-29 19:42
| NF








