2017年 10月 04日
かつて、「童貞横綱」と呼ばれた双葉山~実は、今日連想するのと意味が違ったようです~
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どうも、松原左京です。先週は、相撲記事が続いたようで。今回も、それに続かせてもらいます。かつて、「童貞横綱」と呼ばれた横綱がいたのを御存じでしょうか。
その称号、実はかの大横綱・双葉山のものです。御存じの方も多いかと思いますが、昭和の戦前・戦中にかけて活躍した名力士。空前絶後の69連勝を始めとして、圧倒的な強さで当時の土俵に君臨しました。それにとどまらず、求道的な雰囲気や人格が当時の人々を魅了したと言われています。現在でも、力士の理想像としてしばしば名が挙がる横綱です。
それだけに当時から清潔なイメージがあったのは言うまでもありません。その事が、「童貞横綱」なる二つ名をもたらしたようです。もっともこれは、
なにも結婚するまで童貞だったという意味ではなく、一度も八百長をしなかったから、そう呼ばれたのだという。(不動美代子『一人さみしき双葉山』ちくま文庫 166頁)
という事情なのだそうで。「童貞」という言葉が、性愛以外の意味で、しかも肯定的に用いられた例というべきなんでしょうね。この言葉も、時代や場合によってニュアンスが色々とかわった事が察せられる話だと思います。
なお双葉山ですが、現役中に結婚し子供も儲けています。
参考文献:
不動美代子『一人さみしき双葉山』ちくま文庫
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双葉山とほぼ同時代に、「童貞」の語を冠した異名を持った人物です。
by trushbasket
| 2017-10-04 19:19
| 松原左京









