『童貞の世界史』拾遺その7 水原尭栄~高野山研究の第一人者は、生涯不犯の清僧~
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2018年 03月 19日
どうも、松原左京です。 今春、世間では映画作品『空海ーKU-KAIー美しき王妃の謎』が評判だったようですね。今回は私もそれに便乗、という訳ではないですが。『童貞の世界史』拾遺は、近現代の真言宗僧侶・水原尭栄(1890-1965)を扱いたいと思います。 尭栄は和歌山県に生まれ、明治三十五年(1902)に得度し同四十四年(1911)に真言宗古義大学林を卒業しました。長年にわたり真言宗の重鎮として活躍し、昭和三十三年には金剛峯寺庵主・真言宗管長となっています。 尭栄は真言宗僧侶としてのみならず、研究者としても大きな事跡を残しています。一例を挙げますと、鎌倉時代以降に高野山で行われた木版印刷や真言宗の一派である立川流を長年にわたり調査。著書『高野版の研究』『邪教立川流の研究』にその成果は結実しています。他にも『金剛峯寺年中行事』などの著作があります。 なお、尭栄は生涯不犯であったと言われています。瀬戸内寂聴と中沢新一の対談でもその点に触れられていますし、作家・司馬遼太郎も『空海の風景』で尭栄が生涯不犯であった点に言及しています。彼もまた、近現代仏教史を彩った清僧の一人と言えそうです。 参考文献: 『日本人名大辞典』講談社 『20世紀日本人名事典』日外アソシエーツ 『日本大百科全書』小学館 『世界大百科事典』平凡社 『すばる』第24巻 12月号 集英社より瀬戸内寂聴・中沢新一『対談 釈迦に還る』 『司馬遼太郎全集第三十九巻』文藝春秋社 関連記事:
by trushbasket
| 2018-03-19 20:28
| 松原左京
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