「童貞会」とは~現代日本人にとって聞き慣れないが、カトリックでは重要な言葉~
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1633年、ウィンケンチウス・ア・パウロにより、ルイーズ・ド・マリヤックを院長として創立された女子修道会。救貧・看護が主な任務である。1655年にパリ司教から、1668年に教皇から認可を受けた。
女子修道会クララ会から分派したうちの一つ。クララ会は1212年にアッシジのクララによって創立され、清貧・禁欲を厳格に守った信仰生活を旨とした。なお、クララ会からは他にコレット会やウルバニスタ会などの分派も生まれている。
教皇ウルバヌス8世(1568-1644 在位1623-1644)によって認可された修道会の一つ。
看護・病人扶助を目的とした団体。病人の心身両面をケアする事に従事した聖人カミルス(1550-1614)にちなんだ命名と思われる。
聖人ドン・ボスコ(1815-1888)が、聖女マリア・マッツァレロと共に創立した女性のための修道会。ドン・ボスコは、貧しい人々のための教育に生涯を捧げた司祭として知られる。強制や体罰を用いずに身を以て教え感化させる彼の教育方針は、予防法と称されている。
『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』ロゴヴィスタ
『世界大百科事典』平凡社
『日本大百科全書』小学館
女性の生涯不犯を「童貞」と称した、比較的最近の用例
『童貞の世界史』拾遺 その5 アマトス・ビリヨン~日本を愛し、子供を愛した神父 人呼んで「西洋の良寛」~
カトリック聖職者の「一生不犯」が重要な意味を持った事例の話~「かくれキリシタン」から見た聖職者の家庭事情~