2018年 07月 26日
ある悩み相談に見る、童貞青年への鮮やかな回答~世間や常識に縛られるな、苦しめられるな~
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どうも、松原左京です。
童貞である事の苦しみは今日においてやはり無視できない問題らしく、「悩み相談」でも話題になる事があるようです。
関連サイト:
「ダ・ヴィンチニュース」(https://ddnavi.com/)より
「童貞の青年への励ましから学ぶ「常識」の無意味さ【今週の大人センテンス】」(https://ddnavi.com/review/470235/a/)
上記記事は、毎日新聞の悩み相談コーナーについて話題にしています。童貞である事を友人から批判され悩んでいる20代男性に対し、作家・高橋源一郎が回答したもの。内容が見事であったため、ダ・ヴィンチニュースが取り上げたようです。
まず高橋氏は、「普通」や「常識」を無批判に振り回す周囲を批判します。思えば、童貞に限らず様々な局面で「大人らしさ」「男らしさ」「女らしさ」「親らしさ」などが知らず知らず押し付けられているのが現状。そして、その人自身も気付かぬうちに「常識」にとらわれてしまい苦しむ事になっています。この点に高橋氏は鋭くメスを入れているようです。
勿論、常識が無用なものだと申し上げるつもりはありません。自分の価値観と衝突しない限りにおいては一定の指針になりますし、従っていれば楽ですし。しかし、「常識」が生きる上で重しになっているなら、こだわるのはむしろ有害無益かと。犯罪を犯したり悪意で他者を踏みにじったりしていないなら、堂々としていれば良いかと。そもそも、「常識」や「普通」にいくら懸命によりそっていようと、世間は何か言うときは言ってきますしね。
「常識を疑え」「自分らしく生きろ」とよく言われますし、私も言ってきました。しかし、言うは易く行うは難し。どうしても周囲の圧力は気になりますし、そもそも常識にとらわれている自分を自覚する事からして意外に難しいものです。
無論、こうして文章を書いている私もこうした「常識」から自由ではないでしょう。自覚なしに、私自身も何らかの「常識」を他人や自身に押し付けている事はあるでしょう。自戒したいもの。
実行するのは難しい、それは重々承知の上で。「常識」「普通」にとらわれず、自分が本当にしたいのは何かを絶えず意識する事。それを心がけたいものだ、と改めて申し上げておきます。
なお、童貞である事に対して「セックスをしない、ということの経験者」と表現した高橋氏の言語センスには私もうならされました。童貞に関わる苦しみは、世間からの圧力や未経験である事の劣等感に由来するものがしばしばです。それを考えると、見事な表現だと思います。
童貞である事の何が苦しいか、それは人により異なるかと思います。様々な問題要素が「童貞」という(それ自体には良くも悪くも意味の無い)現象を核に複雑に絡まり合っているように見受けられますので。少なくとも社会的な要素が強い苦しみに対しては、なかなか的を射た回答だと感じました。もっとも、肉体的欲求の解消といった、別種の悩みに対しては、また別の回答が必要なのかもしれませんが。
関連記事:
文豪・森鴎外が常識に関して名言を残しているようです。「常識」に対してはこの位の距離感でありたいものです。
※2018/7/26 日本語表現がいまいちだったので少し手直ししました。
by trushbasket
| 2018-07-26 20:24
| 松原左京









