2019年 02月 24日
「すみっコぐらし」雑考~とかげとぺんぎん?のあれこれ~
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この頃、「すみっコぐらし」に少しはまり気味です。御存じの方も多いかと思いますが少し解説しますと、「すみっコぐらし」はSAN-Xから出ているキャラクター展開シリーズ。諸事情で少しネガティブな一面のあるキャラクター(「すみっコ」)たちが、目立たずすみっこでいるとおちつくという共通点のもとに群れ集まり、何だかんだで仲良くそれなりに幸福そうに暮らしているといったのが基本的な性格になります。よこみぞゆり先生の手による、丸っこくて愛らしいイラストもあって、人気を博しています。
関連サイト:
「すみっコぐらしofficial web cite」(http://www.san-x.co.jp/sumikko/)
今回は、そんな「すみっコ」たちのうち、「とかげ」と「ぺんぎん?」に関連して与太話をつらつらと述べてみようかと。
「とかげ」は、嘘はついてない?
設定によれば「とかげ」は、実は恐竜の生き残り。もし正体がばれると、希少生物として捕獲される危険が強い(※1)ので、正体を隠して生きています。正体が露見する事の恐れだけでなく、大事な皆にも嘘をついているという後ろめたさにも苛まれている様子。
※1 そうなると他のすみっコ仲間にも迷惑がかかる、という点も気にかかっている節が。ところで、UMAという観点からは、同様の危険があるすみっコが他にもいるのですが、それはまた別の話。こちらは、当事者も気付いてないようで。
しかしながら。「とかげ」は、少なくとも嘘はついていないんじゃないか。そう思うのです。「恐竜」の英語名dinosaurはギリシア語で「恐ろしいトカゲ」といった意味なんだそうで。なので、「恐竜」の他に「恐蜴」と訳された事もあるのだとか。「蜴」はトカゲの意味ですから、「恐竜の生き残り」をトカゲと称するのは決して間違いではありません。「とかげ」は、この時点で「隠し事はしているかもしれないが、嘘はついていない」と見る事ができそう。
さらに。喧しいことを言うと、学問的には「とかげ」は恐竜ではなさそうです。「とかげ」の母親を見る限り、「とかげ」たちは水中で長い首を持つ大型爬虫類「首長竜」に属するように見えます。そして動物学的な分類からいえば、首長竜は恐竜とは別系統になるのだそうで。首長竜は、恐竜よりも現存するトカゲやヘビの方が近いのだとか。だとすると、ますます「とかげ」と名乗る事に不都合はないですね。というか実を言うと「恐竜の生き残り」と称するより実態に即しています。ちなみに、学問的な意味での「恐竜」は陸生で二足歩行する大型爬虫類に限定されているのだそうです。
まあ、世間一般では首長竜だけでなく魚竜や翼竜も含め、中生代に生息した大型爬虫類を一喝して「恐竜」と称したりしますから、学問的な分類を振り回してあれこれ言うのは野暮というものでしょう。世間的な意味では、「恐竜の生き残り」が間違いという訳ではないのですし。それに、「とかげ」が「正体がばれると捕獲される」危険に怯えねばならぬ現状には変わり有りませんからね。…それでもまあ、「君は嘘はついていないよ。どんな親しい相手にも、隠し事の一つや二つある事は、珍しいことじゃないんだよ」と、せめて後ろめたさからは解放したい気がしなくもないこの頃です。
しかしながら。「とかげ」は、少なくとも嘘はついていないんじゃないか。そう思うのです。「恐竜」の英語名dinosaurはギリシア語で「恐ろしいトカゲ」といった意味なんだそうで。なので、「恐竜」の他に「恐蜴」と訳された事もあるのだとか。「蜴」はトカゲの意味ですから、「恐竜の生き残り」をトカゲと称するのは決して間違いではありません。「とかげ」は、この時点で「隠し事はしているかもしれないが、嘘はついていない」と見る事ができそう。
さらに。喧しいことを言うと、学問的には「とかげ」は恐竜ではなさそうです。「とかげ」の母親を見る限り、「とかげ」たちは水中で長い首を持つ大型爬虫類「首長竜」に属するように見えます。そして動物学的な分類からいえば、首長竜は恐竜とは別系統になるのだそうで。首長竜は、恐竜よりも現存するトカゲやヘビの方が近いのだとか。だとすると、ますます「とかげ」と名乗る事に不都合はないですね。というか実を言うと「恐竜の生き残り」と称するより実態に即しています。ちなみに、学問的な意味での「恐竜」は陸生で二足歩行する大型爬虫類に限定されているのだそうです。
まあ、世間一般では首長竜だけでなく魚竜や翼竜も含め、中生代に生息した大型爬虫類を一喝して「恐竜」と称したりしますから、学問的な分類を振り回してあれこれ言うのは野暮というものでしょう。世間的な意味では、「恐竜の生き残り」が間違いという訳ではないのですし。それに、「とかげ」が「正体がばれると捕獲される」危険に怯えねばならぬ現状には変わり有りませんからね。…それでもまあ、「君は嘘はついていないよ。どんな親しい相手にも、隠し事の一つや二つある事は、珍しいことじゃないんだよ」と、せめて後ろめたさからは解放したい気がしなくもないこの頃です。
「ぺんぎん?」あれこれ
個人的に一番のお気に入りは、「ぺんぎん?」。この「ぺんぎん?」はさしあたりペンギンと推定されているものの、本当にそうなのか自分でも確信がもてないようです。ある時点以降の記憶がなく、自分が何者かも分からない。自分と同じ仲間も見つからない。そうした現状への焦燥が「ぺんぎん?」の中にはあるようで。…「とかげ」もそうですが、すみっコの皆さん、結構重い設定がありますね。
ぺんぎん?は読書が趣味ですが、これには自分の正体を知りたいという欲求から来る側面もあるのだとか。この「ぺんぎん?」がペンギンだと考える上で問題になりそうなポイントは、
個人的に一番のお気に入りは、「ぺんぎん?」。この「ぺんぎん?」はさしあたりペンギンと推定されているものの、本当にそうなのか自分でも確信がもてないようです。ある時点以降の記憶がなく、自分が何者かも分からない。自分と同じ仲間も見つからない。そうした現状への焦燥が「ぺんぎん?」の中にはあるようで。…「とかげ」もそうですが、すみっコの皆さん、結構重い設定がありますね。
ぺんぎん?は読書が趣味ですが、これには自分の正体を知りたいという欲求から来る側面もあるのだとか。この「ぺんぎん?」がペンギンだと考える上で問題になりそうなポイントは、
・体が緑色
・きゅうりが好物
・昔は、頭に皿があった気がする
といった所でしょうか。
こうした点から推測される「ぺんぎん?」の正体って…。「正体」と思しき存在を念頭に置きながら、ぺんぎん?をもう一度見てみましょうか。
推定される「正体」は、背中に甲羅がある姿で描かれる事が多いのですが、そうでない事例もあるようです。ぺんぎん?には甲羅がありませんが、それはこの推定の妨げにはならなそうな様子。
あと、緑色の体表は鱗があるケースと毛で覆われるケースがあるそうですが、ぺんぎん?の場合は鳥類であるペンギンに擬せられていますから体表にあるのは毛なのだと思われます。
手足に水かきがあるのも特徴だそうです。ぺんぎん?は下肢には間違いなく水かきがありますが、上肢の形状は下肢と異なるように見えます。でもまあ、これも水かきの変形とみる余地はあるかも。
ちなみに問題の「正体」が胡瓜を好むとされているのは、水神の末裔だからだという説があります。作物の中で最初に収穫される胡瓜を、農業神でもある水神に捧げていた名残ではないかというのがその説の概要です。余談ながら。
こうした点から推測される「ぺんぎん?」の正体って…。「正体」と思しき存在を念頭に置きながら、ぺんぎん?をもう一度見てみましょうか。
推定される「正体」は、背中に甲羅がある姿で描かれる事が多いのですが、そうでない事例もあるようです。ぺんぎん?には甲羅がありませんが、それはこの推定の妨げにはならなそうな様子。
あと、緑色の体表は鱗があるケースと毛で覆われるケースがあるそうですが、ぺんぎん?の場合は鳥類であるペンギンに擬せられていますから体表にあるのは毛なのだと思われます。
手足に水かきがあるのも特徴だそうです。ぺんぎん?は下肢には間違いなく水かきがありますが、上肢の形状は下肢と異なるように見えます。でもまあ、これも水かきの変形とみる余地はあるかも。
ちなみに問題の「正体」が胡瓜を好むとされているのは、水神の末裔だからだという説があります。作物の中で最初に収穫される胡瓜を、農業神でもある水神に捧げていた名残ではないかというのがその説の概要です。余談ながら。
すみっコたちのサイズについて
以下は本当の与太話。すみっコたちは、みな大きさに大差はないようです。ついでに、フォルムも全員似通っていて愛らしい。しかし考えてみれば、シロクマと猫とトンカツの切れ端では、サイズが全く異なる気もします。…ぺんぎん?や首長竜の子供については、適切なサイズが分かりませんからここではおきますが。あと、町に出て人間と大差ないサイズに思われる時もあれば、部屋の隅のソファや本棚・段ボールの隅に固まってミニサイズと思しき時も。…ひょっとして彼ら、身体の大きさを調整できるんでしょうか?
ここで思い出されるのが、昔の人気漫画『魁!!男塾』に登場する大豪院邪鬼先輩。本格的にバトル参戦した時は大柄ではあるものの他のキャラと極端に身長が違わなかったこの先輩、初登場時には10メートルを超えるかとおぼしき超絶巨体だったのは有名です。しかも超巨体時代には、子分たちが特大ビール瓶を数人がかりで持ち上げ、邪鬼先輩専用の特大グラスに注いでいたりしましたから「大きく見えていた」んじゃなくて「本当に大きかった」のでしょう(※2)。つまりは、身体の大きさを「気」か何かを駆使して変える事が出来るのでは。
以下は本当の与太話。すみっコたちは、みな大きさに大差はないようです。ついでに、フォルムも全員似通っていて愛らしい。しかし考えてみれば、シロクマと猫とトンカツの切れ端では、サイズが全く異なる気もします。…ぺんぎん?や首長竜の子供については、適切なサイズが分かりませんからここではおきますが。あと、町に出て人間と大差ないサイズに思われる時もあれば、部屋の隅のソファや本棚・段ボールの隅に固まってミニサイズと思しき時も。…ひょっとして彼ら、身体の大きさを調整できるんでしょうか?
ここで思い出されるのが、昔の人気漫画『魁!!男塾』に登場する大豪院邪鬼先輩。本格的にバトル参戦した時は大柄ではあるものの他のキャラと極端に身長が違わなかったこの先輩、初登場時には10メートルを超えるかとおぼしき超絶巨体だったのは有名です。しかも超巨体時代には、子分たちが特大ビール瓶を数人がかりで持ち上げ、邪鬼先輩専用の特大グラスに注いでいたりしましたから「大きく見えていた」んじゃなくて「本当に大きかった」のでしょう(※2)。つまりは、身体の大きさを「気」か何かを駆使して変える事が出来るのでは。
※2 僕は未確認ですが、後年の続編ではそれが裏付けられる設定・描写になっているとか聞きます。
すみっコたちも、ひょっとすると同様の能力があるのかも。思えば、男塾ですら荒行とされている油風呂を嬉々としてこなしている剛の者も、すみっコの中にはいましたからね。あり得ないことではない気もしてきました。癒やし系っぽい愛らしい外観の『すみっコぐらし』と、ムキムキマッチョな男性キャラ山盛り『魁!!男塾』、思わぬところで思わぬ繋がり方を。
…などと与太話をしていましたが、『そらいろのまいにち』を見ている限り、彼らは初対面の時点でサイズに大差はないようで。少なくとも、お互いに合わせてサイズを揃えた、という訳ではなさそうです。…残念ながら、サイズ変更可能説は、いったんお蔵入りですかね。
…などと与太話をしていましたが、『そらいろのまいにち』を見ている限り、彼らは初対面の時点でサイズに大差はないようで。少なくとも、お互いに合わせてサイズを揃えた、という訳ではなさそうです。…残念ながら、サイズ変更可能説は、いったんお蔵入りですかね。
考えるほど謎の多い、興味の惹かれるすみっコたち。設定の隅をあれこれと考察するのも、面白いものですね。すみっこだけに。今年は7周年という事で映画化もされるそうで、それも今から楽しみです。
【参考文献】
『すみっコぐらし検定公式ガイドブック すみっコぐらし大図鑑』ねーねーブックス
よこみぞゆり『絵本すみっコぐらし そらいろのまいにち』ねーねーブックス
歯黒猛夫『へんな恐竜』彩都社
『世界大百科事典』平凡社
『知恵蔵』朝日新聞出版
山北篤『X-FILES021 図解水の神と精霊』新紀元社
『すみっコぐらし検定公式ガイドブック すみっコぐらし大図鑑』ねーねーブックス
よこみぞゆり『絵本すみっコぐらし そらいろのまいにち』ねーねーブックス
歯黒猛夫『へんな恐竜』彩都社
『世界大百科事典』平凡社
『知恵蔵』朝日新聞出版
山北篤『X-FILES021 図解水の神と精霊』新紀元社
宮下あきら『魁!!男塾』1-20 集英社文庫
なお、『X-FILES021 図解水の神と精霊』にはネッシーの項目と河童の項目が隣り合わせで、調べる際に割と助かりました。
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河童が悪さをした?とかいう話。
※2019/12/30 少し加筆。
by trushbasket
| 2019-02-24 13:20
| NF








