<改訂>南北朝の主要人物と伝記書籍
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2019年 05月 15日
以前、南北朝の主要人物について知りたい際に参照すべき書籍に関する記事を投稿いたしました。あれから少し時もたち、新たな南北朝本もいくつか出版されています。そこで、今回は上記記事の改訂版というべき内容をお話しようかと。なお、以下でリンクがあるのは、リンク先は本ブログ内の読書案内記事になります。
まずは、主役級の三人。 後醍醐天皇 比較的新しいものとして、 ・兵藤裕己『後醍醐天皇』岩波新書 少し前の本としては、 ・森茂暁『後醍醐天皇 南北朝動乱を彩る覇王』中公新書 足利尊氏 ・森茂暁『足利尊氏』角川選書 ・峰岸純夫『足利尊氏と直義 京の夢、鎌倉の夢』吉川弘文館 あたりが比較的最近のものとなります。古典的な存在としては ・高柳光寿『足利尊氏』春秋社も一見の価値ありかと。 楠木正成 結構古い本ではありますが、 ・植村清二『楠木正成』中公文庫 が今のところ個人伝記としては挙げられるでしょうか。 あと、戦前の本ですが、 ・藤田精一 『楠氏研究』積善館 も史料を豊富に収載しているので時代性を念頭に置いてなら有用かも。 あとは、正成がどう後世に受容されたか、については もありかも。戦中に出版された分厚い一冊なので思想的なあれこれはお察しくださいといったところ。ただし、後世の文化作品などについて情報は豊富です。 その他の、主要な面々についても述べていきましょう。 花園天皇 ・岩橋小弥太『人物叢書 花園天皇』吉川弘文館 光厳天皇 ・飯倉晴武『地獄を二度も見た天皇 光厳院』吉川弘文館 ・深津睦夫『光厳天皇 をさまらぬ世のための身ぞうれはしき』ミネルヴァ書房 高師直 ついでに、観応の擾乱におけるキーマンの一人となった直冬もここで。 足利直冬 ・瀬野精一郎『人物叢書 足利直冬』吉川弘文館 赤松円心 ・渡邊大門『赤松氏五代 弓矢取って無双の勇士あり』ミネルヴァ書房 ・高坂好『人物叢書 赤松円心・満祐』吉川弘文館 南朝方の主要人物もここらで。 宗良親王 ・市村咸人『宗良親王 御遺蹟の研究』八木書店 彼ら後醍醐の皇子達については ・森茂暁『皇子たちの南北朝 後醍醐天皇の分身』中公新書 も定番かと。 北畠親房 ・岡野友彦著『北畠親房 大日本は神国なり』ミネルヴァ書房 北畠顕家 ・大島延次郎『中世武士選書22 北畠顕家 奥州を席捲した南朝の貴族将軍』戎光祥出版 が最近のものかと。戦前の本ながら、 も史料は豊富に収載。 新田義貞 ・峰岸純夫『人物叢書 新田義貞』吉川弘文館 ・山本隆志『新田義貞 関東を落すことは子細なし』ミネルヴァ書房 あとは、義貞の息子達について。 新田義顕・義興・義宗 ・久保田順一『新田三兄弟と南朝 義顕・義興・義宗の戦い』戎光祥出版 文観 ・内田啓一著『文観坊弘真と美術』法蔵館 菊池一族 ・杉本尚雄『人物叢書 菊池氏三代』吉川弘文館 ・川添昭二『中世武士選書16 菊池武光』戎光祥出版 楠木正儀、児島高徳については、もし御存じの方がおられたら御教示を。 南北朝中後期を彩る面々もここらで。 佐々木導誉 ・森茂暁『人物叢書 佐々木導誉』吉川弘文館 ・林屋辰三郎『佐々木道誉 南北朝の内乱と「ばさら」の美』平凡社 足利基氏 ・田辺久子『関東公方足利氏四代』吉川弘文館 ・黒田基樹編『関東足利氏の歴史第1巻 足利基氏とその時代』戎光祥出版 細川頼之 ・小川信『人物叢書 細川頼之』吉川弘文館 足利義満 ・早島大祐『足利義満と京都』吉川弘文館 が新しいものになるでしょうか。他には ・臼井信義『人物叢書 足利義満』吉川弘文館 ・小川剛生『足利義満 公武に君臨した室町将軍』中公新書 ・佐藤進一『足利義満 中世王権への挑戦』平凡社 今川了俊 ・川添昭二『人物叢書 今川了俊』吉川弘文館 最後になりましたが、鎌倉政権に関しても。 北条高時 ・秋山哲雄『鎌倉幕府滅亡と北条氏一族』吉川弘文館 ・永井晋『北条高時と金沢貞顕 やさしさがもたらした鎌倉幕府滅亡』山川出版社 金沢貞顕 ・永井晋『人物叢書 金沢貞顕』吉川弘文館 こんなところかと。閑話休題。「れきけん・とらっしゅばすけっと」消滅に伴い、僕が以前挙げていた南北朝人物レジュメもほとんどが消えています。10年以上前に、史料選択の作法が分かっているか怪しい未熟な段階で昔の説にのっとって書いたものだけに、改めて再投稿するかは悩ましいところ。その辺りは追々考えたいと思います。 その代わりという訳ではないですが、現段階でよさそうな南北朝人物伝記の書籍を思いつく限り挙げてみた次第。お役に立てば良いのですが。 ※2019/5/16 形式を一部修正。
by trushbasket
| 2019-05-15 21:16
| NF
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