横綱・白鵬と年間最多勝~9年連続最多勝、最高記録と最小記録~
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2019年 09月 18日
2019年秋場所も折り返しを過ぎました。今場所は、鶴竜・白鵬の両横綱がいずれも故障のため途中休場。殊に白鵬は、日本国籍取得や内弟子二人を従えての土俵入りとめでたい話が続いていただけに、残念。二人とも、しっかりと気長に治してほしいものです。
さて。横綱白鵬といえば。年間最多勝という観点から見てもとんでもない存在でした。以前、稀勢の里が年間最多勝を取った際に記事にした事がありましたが、それまでは白鵬が9年連続で取っていたのです。すなわち、 07年 74勝 10勝5敗、13勝2敗、15戦全勝、11勝4敗、13勝2敗、12勝3敗 優勝4回 08年 79勝 14勝1敗、12勝3敗、11勝4敗、15戦全勝、14勝1敗、13勝2敗 優勝4回 09年 86勝 14勝1敗、15戦全勝、14勝1敗、14勝1敗、14勝1敗、15戦全勝 優勝3回 優勝同点3回 10年 86勝 12勝3敗、15戦全勝、15戦全勝、15戦全勝、15戦全勝、14勝1敗 優勝5回 11年 66勝 14勝1敗、場所中止、13勝2敗、12勝3敗、13勝2敗、14勝1敗 優勝4回 12年 76勝 12勝3敗、13勝2敗、10勝5敗、14勝1敗、13勝2敗、14勝1敗 優勝2回 13年 82勝 12勝3敗、15戦全勝、15戦全勝、13勝2敗、14勝1敗、13勝2敗 優勝4回 14年 81勝 14勝1敗、12勝3敗、14勝1敗、13勝2敗、14勝1敗、14勝1敗 優勝5回 15年 66勝 15戦全勝、14勝1敗、11勝4敗、14勝1敗、0勝3敗12休、12勝3敗 優勝4回 という内容。赤字は優勝、緑字は優勝同点を意味します。実に壮観。この時期、「白鵬が勝つのが当たり前」だったのを実感させられます。09年・10年の年間86勝は、年間最多勝の中でも最高記録。中でも10年は、63連勝を記録した年です。なお、13年にも43連勝を記録しています。いずれも、連勝を阻止したのは稀勢の里。 この9年連続年間最多勝は、前人未踏の大記録といえます。そして、奇しくも、16年にこれに終止符を打ったのも稀勢の里でした。稀勢の里は、白鵬の大記録を3回止めた。それだけでも相撲史に名を残す価値はあるように思います。 さて。稀勢の里に止められた後、17年に白鵬は年間最多勝を奪還。 17年 56勝 11勝4敗、2勝3敗10休、15戦全勝、14勝1敗、全休、14勝1敗 優勝3回 年間最多勝獲得回数を二桁に乗せたのは、無論白鵬が初めてです。そして面白いことにこれ、年間最多勝としては最小勝利数です。92年に貴花田(後の横綱貴乃花)が60勝で年間最多勝となった記録を四半世紀ぶりに更新した事になります。そして、「勝ち越せなかった場所が複数ある力士が、年間最多勝」という初めての例でもあります。 まあ、勝ち越せなかった場所こそ2回ありましたが、「13勝以上が最低一度、12勝以上は最低二度、10勝以上は最低三度ある」という堂々たる成績。というか、皆勤した場所はしっかり大勝ち。出場もままならない時も多いが、出てきたら圧倒的。そう言う事になります。考えようによっては、これはこれで白鵬らしいと言えばらしいかも。 それにしても、獲得回数を前人未踏の10回に載せただけでなく、最高記録と最小記録のいずれも独占。年間最多勝という側面から見ても、白鵬が空前の存在である事が分かります。 余談ながら。18年に年間最多勝となったのは大関栃ノ心。 18年 59勝 14勝1敗、10勝5敗、13勝2敗、5勝2敗8休、9勝6敗、8勝7敗 優勝1回 奇しくもこちらも92年貴花田の数字を下回る勝利数です。大関になるまでの安定ぶりと、大関昇進後は故障に苦しみながらも奮闘した事が分かる数字と言えましょう。なんとか、立ち直って以前の強さを取り戻してほしいものです。さて、18年栃ノ心は以前の記事で取り上げた「優勝1回で年間最多勝」という事例になり、そうした事例の共通点である ・負け越しはあっても一度まで ・13勝以上が最低一度、12勝以上は最低二度、10勝以上は最低三度ある。 という点はやはり当てはまるようです。それにしても、ここ2年はだれもが苦闘を余儀なくされている。それを思わせる数字ではあります。1場所平均10勝以上を挙げる事の難しさ、偉大さを思い知らされます。 関連記事: 関連サイト: 「相撲レファレンス」(http://sumodb.sumogames.de/Default.aspx?l=j) 「大相撲≒おつかれマツェラート」(http://www6.plala.or.jp/ma214/) 上記サイトを参考に致しました。
by trushbasket
| 2019-09-18 20:04
| NF
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