<改訂>歴代横綱を中心に「幕内全勝優勝」回数を見る~令和二年一月場所終了時~
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2020年 02月 19日
ここのところ、色々あってネタをひねり出すのが難しいときがあります。せっかくなので、昔のデータベース系記事でデータが古くなったものをこういう際は改訂していこうかと。今回は、幕内全勝優勝回数の記事について。
令和二年一月場所終了時のデータを、歴代横綱を中心にまとめていこうかと。例によって、以下のサイトを参照させていただきました。 関連サイト: しこ名の後にある数字は、全勝優勝回数。カッコ内は優勝回数。☆印のある力士は、令和二年一月場所終了時点で現役です。 常陸山 0回(1回) ※「土つかず」の優勝は1回 ただし、7勝1休2分と「土つかず」の優勝は1回あります。この人は優勝制度開始前が全盛期だったため、この手のランキングでは割を食いますね。明治を代表する大横綱だったそうですが。 梅ケ谷(二代目) 0回(0回) この人も、常陸山と同じく優勝制度開始前が黄金時代でした。 若嶋 大阪横綱のため除外 太刀山 5回(9回) ※「土つかず」の優勝は7回 全勝以外にも9勝1分、8勝1分1預での優勝が1回ずつあります。優勝の過半数が全勝、約7割が土つかず。実に恐るべき強豪です。優勝制度開始前にも、優勝相当成績があったそうです。 大木戸 大阪横綱のため除外 鳳 1回(2回) ※「土つかず」の優勝は2回 全勝以外にも7勝1休1分1預での優勝があります。優勝はいずれも大関時代です。安定した強さを誇っていたのですね。以前に触れた通り横綱昇進直前の成績は現在からすれば納得いかないものです。しかしこれを見ると、少々ごり押ししても横綱にしたくなった協会の気持ち、わからなくもありません。美男で人気もあったそうですし。 西ノ海(二代目) 0回(1回) ※「土つかず」での優勝は1回 8勝1休1分での優勝があります。 大錦卯一郎 2回(5回) 栃木山 2回(9回) ※「土つかず」での優勝は6回 全勝以外にも9勝1預、9勝1休、9勝1分、10勝1分での優勝があります。 大錦大五郎 大阪横綱のため除外 宮城山 0回(2回) ※東西合併後の数字です 西ノ海(三代目) 0回(1回) 常ノ花 3回(10回) ※「土つかず」での優勝は4回 全勝以外にも9勝1預1分での優勝があります。 玉錦 1回(9回) 武蔵山 0回(1回) 男女ノ川 1回(2回) 双葉山 8回(12回) 年2場所が基本の時代で、この数字。見事としか言いようがありません。 羽黒山 4回(7回) 双葉山の影に隠れがちですが、この人も大概凄まじいです。 安芸ノ海 0回(1回) 照国 1回(2回) 前田山 0回(1回) 東富士 0回(6回) 千代の山 1回(6回) これ以外に、昭和二十年十一月に10戦全勝での優勝同点が1回あります。優勝は同じく全勝の羽黒山。当時は優勝決定戦がなく、優勝相当成績が複数いる場合は番付上位者が優勝とされました。 鏡里 0回(4回) 吉葉山 1回(1回) 栃錦 1回(10回) 若乃花(初代) 1回(10回) 朝潮 0回(5回) 柏戸 1回(5回) 大鵬 8回(31回) 栃ノ海 0回(3回) 佐田の山 0回(6回) 玉の海 1回(6回) 北の富士 3回(10回) 琴櫻 0回(5回) 輪島 3回(14回) 北の湖 7回(24回) 若乃花(二代目) 1回(4回) 三重ノ海 1回(3回) 千代の富士 7回(31回) 隆の里 2回(4回) 双羽黒 0回(0回) 北勝海 0回(8回) 大乃国 1回(2回) 旭富士 0回(4回) 曙 0回(11回) 貴乃花 4回(22回) 若乃花(三代目) 0回(5回) 武蔵丸 1回(12回) 朝青龍 5回(25回) ☆白鵬 15回(43回) 日馬富士 3回(9回) ☆鶴竜 0回(6回) 稀勢の里 0回(2回) 参考までに、横綱以外の力士の全勝優勝についても見てみます。幕内全勝優勝を複数回しているのは現時点で一人だけ。 清水川(最高位大関) 2回(3回) 1回だけの全勝ですと、 山錦(最高位関脇) 1回(1回) 出羽湊(最高位関脇) 1回(1回) 備州山(最高位関脇) 1回(1回) 時津山(最高位関脇) 1回(1回) 若嶋津(最高位大関) 1回(2回) 豪栄道(最高位大関) 1回(1回) 横綱以外で「土つかず」優勝の経験者は 高見山酉之助(最高位関脇) 7勝3分 両国勇治郎(最高位関脇) 9勝1休 能代潟(最高位大関) 10勝1分の優勝が1回 ランキングにしますと以下の通り。 15回 ☆白鵬 8回 双葉山、大鵬 7回 北の湖、千代の富士 5回 朝青龍、太刀山 4回 羽黒山、貴乃花 3回 常ノ花、輪島、日馬富士 2回 大錦卯一郎、栃木山、隆の里、※清水川 1回 鳳、玉錦、男女ノ川、照国、千代の山(ただし全勝は2回)、吉葉山、栃錦、若乃花(初代)、柏戸、玉の海、若乃花(二代目)、三重ノ海、大乃国、※山錦、※出羽湊、※備州山、※時津山、※若嶋津、※豪栄道 0回 常陸山、梅ケ谷(二代目)、西ノ海(二代目)、宮城山、西ノ海(三代目)、安芸ノ海、前田山、東富士、鏡里、朝潮、栃ノ海、佐田の山、琴櫻、双羽黒、北勝海、旭富士、曙、若乃花(三代目)、☆鶴竜、稀勢の里 土つかず優勝のランキングならこうなります。 15回 ☆白鵬 8回 双葉山、大鵬 7回 太刀山、北の湖、千代の富士 6回 栃木山 5回 朝青龍 4回 常ノ花、羽黒山、貴乃花 3回 輪島、日馬富士 2回 鳳、大錦卯一郎、隆の里、※清水川 1回 常陸山、西ノ海(二代目)、玉錦、男女ノ川、照国、千代の山、吉葉山、栃錦、若乃花(初代)、柏戸、玉の海、若乃花(二代目)、三重ノ海、大乃国、※高見山酉之助、※両国勇治郎、※山錦、※能代潟、※出羽湊、※備州山、※時津山、※若嶋津、※豪栄道 0回 梅ケ谷(二代目)、宮城山、西ノ海(三代目)、安芸ノ海、前田山、東富士、鏡里、朝潮、栃ノ海、佐田の山、琴櫻、双羽黒、北勝海、旭富士、曙、若乃花(三代目)、☆鶴竜、稀勢の里 ※は令和二年一月場所終了時点で最高位が横綱でない力士です。なお、全勝・土つかず優勝が0回のところに記載したのは横綱のみです。 以前のまとめから読み取った傾向は下記。 ・全勝優勝を複数回している力士は、相撲史に赫々たる名を残した大横綱ばかり。 隆の里は横綱を張った時期は長くないものの、太く短い強豪。唯一、大関どまりの清水川も、横綱になっても不思議はなかった強豪大関であった。 ・相応の優勝回数や高い横綱勝率を積み重ねながらも、全勝経験はなかったり1回どまりの横綱も珍しくない。全勝がないからといって、別に弱い訳でもなければ特段に不名誉でもなさそう。 前回と比較して変化した点は、白鵬が全勝優勝を更に2回積み重ねた事。やはり、白鵬の孤軍奮闘ぶりが浮かび上がります。そして、幾人かの力士から☆マークが消えた事。この辺りは、寂しくも時の流れを実感させます。次回の改訂時には、新顔が登場していることを祈りたいもの。 ※2020/2/20 手直しが不十分な点があったので修正。 関連記事:
by trushbasket
| 2020-02-19 20:45
| NF
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