『デジタル大辞泉プラス』の項目について久々に。〜作中メカや劇場化などがあれば、項目が増える?〜
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先週、アニメ作品『伝説巨神イデオン』絡みのお話をしましたので、せっかくだから今回もこの作品を話のとっかかりにしてみようかと。
だいぶ前になりますが、「コトバンク」に収載されている辞典『デジタル大辞泉プラス』が一部のアニメ作品に関して項目が充実している、というお話をしたかと。
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「『デジタル大辞泉プラス』に関する続報~ポケモンや妖怪ウォッチも~」上記記事でチェックしたのは『銀河英雄伝説』『機動戦士ガンダム』『機動武闘伝Gガンダム』『超時空要塞マクロス』『ポケットモンスター』『妖怪ウォッチ』。
さて、今回。『伝説巨神イデオン』について検索した結果、こんな感じでした。
やはり、なかなかに充実。他にも『宇宙戦士バルディオス』『無敵超人ザンボット3 』『聖戦士ダンバイン』『重戦機エルガイム』『無敵鋼人ダイターン3』『太陽の牙ダグラム』、『マジンガーZ』シリーズや『ゲッターロボ』シリーズでも登場する機体に関する項目が確認されました。
『バビル2世』でも、いわゆる「三つのしもべ」たちに関する個別項目が。
同じ横山光輝作品では、『マーズ』でも主人公が操るロボット・ガイアーの項目がありました。
ロボットアニメ、宇宙戦艦アニメにおける登場機体の個別項目が少なからずありますね、予想通り。特に昭和の作品では。
平成の作品でも、『新世紀エヴァンゲリオン』やガンダムシリーズ(『機動戦士Vガンダム』や『ターンエーガンダム』、『機動新世紀ガンダムX』『新機動戦記ガンダムW』『機動戦士ガンダムSEED』『機動戦士ガンダム00』『機動戦士ガンダムAGE』など(※))、『コードギアス 反逆のルルーシュ』『天元突破グレンラガン』あたりは登場機体の項目あり。面白いのは「グレンラガン」で、掲載された機体はグレンラガンのみですが、「グレン団」「ジーハ村」の個別項目が。
※ただし、ガンダムシリーズでも『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』『ガンダム Gのレコンギスタ』のように機体項目が見当たらない作品もある。
作品中に、巨大ロボットや宇宙戦艦といった個別のメカが出てくると、個別項目が作りやすいんでしょうね。
では、そういったメカと縁がなさそうなアニメだとどうなのか。
『涼宮ハルヒ』シリーズの場合はこう。
販売された関連ゲームソフト名、そして劇場化された『涼宮ハルヒの消失』が項目になっている模様。
『名探偵コナン』では、劇場版の作品名が多数個別項目化しています。
そして『金田一少年の事件簿』だと、こうなりました。
実写ドラマ作品の項目が多数。
これらの事例を見る限り、作中に巨大ロボットや宇宙戦艦といった特徴的なメカが出てくる、もしくは劇場化や実写ドラマ化された有名作品は関連項目が増えやすい、という傾向は見出せそう。まあ、作品によって項目量に差が結構あるのも考慮すると、編集委員の思い入れなど他の要因が影響している可能性も否定はできませんけれど。
『デジタル大辞泉プラス』で気になる作品を検索すると、今後も面白い発見があるかもです。あと、『知恵蔵mini』等も。
※2020/6/26 一部加筆。