2021年 10月 13日
さらば、渋沢一郎右衛門〜市井の人の偉大さを見せてくれました〜
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今年の大河ドラマ『青天を衝け』。当初の予定より放送期間が短縮されたにも関わらず、明治編に入っても現時点では面白さは衰えを知らない印象です。
さて、先週放映された話では、主人公・渋沢栄一の父・一郎右衛門がついに退場。演じたのは、小林薫さんです。お疲れ様でした。
一郎右衛門は、こちらでの主人公の父親像分類でいえば、「真面目で等身大の父親」の典型。ただし、出番が劇終盤(この時点で渋沢栄一はまだ30代前半ですが)まであった関係もあってか、そうした父親像の偉大さがこれまでの作品と比べてもよく描かれていた印象。主役を食うこともなく、それでいて締めるところは締めてくれた感じ。保守的な頑固者ながら頑迷でも因循姑息でもなく、キラキラした才覚を見せるキャラクターではないものの地に足のついた確かな知性を感じさせてくれる為人でした。
武蔵の豪農として実直に家を守り地域を支え続けた生涯。
「父親」としても厳しくも優しい姿を、出しゃばる事なくしかしながら要所要所で見せていました。幼い栄一に商売のイロハを叩き込み、その才覚を認めて誉めるべき時はきちんと誉める。時には叱りつつも、「家のことは心配するな」と送り出し栄一が借銭に苦しんだ際は何だかんだでケツを持つ。
派手さはないものの、立派としか言いようのない姿を、じっくりと描き出してくれた本作。一郎右衛門の葬礼で沿道で農作業する人々が手を合わせる姿も、地域に慕われていた事を伺わせ感慨を呼ぶものが。「美しい生涯」と栄一に感銘を与えるのも宜なるかな。
経済に焦点を当てて面白いドラマを作ってくれただけでなく。「市井の人」の偉大さ、立派さもさりげなく描き切ってくれた『青天を衝け』。これまでの内容に感謝を捧げると共に、残りのドラマにも期待を表したいと思います。
さて、先週放映された話では、主人公・渋沢栄一の父・一郎右衛門がついに退場。演じたのは、小林薫さんです。お疲れ様でした。
一郎右衛門は、こちらでの主人公の父親像分類でいえば、「真面目で等身大の父親」の典型。ただし、出番が劇終盤(この時点で渋沢栄一はまだ30代前半ですが)まであった関係もあってか、そうした父親像の偉大さがこれまでの作品と比べてもよく描かれていた印象。主役を食うこともなく、それでいて締めるところは締めてくれた感じ。保守的な頑固者ながら頑迷でも因循姑息でもなく、キラキラした才覚を見せるキャラクターではないものの地に足のついた確かな知性を感じさせてくれる為人でした。
武蔵の豪農として実直に家を守り地域を支え続けた生涯。
「父親」としても厳しくも優しい姿を、出しゃばる事なくしかしながら要所要所で見せていました。幼い栄一に商売のイロハを叩き込み、その才覚を認めて誉めるべき時はきちんと誉める。時には叱りつつも、「家のことは心配するな」と送り出し栄一が借銭に苦しんだ際は何だかんだでケツを持つ。
派手さはないものの、立派としか言いようのない姿を、じっくりと描き出してくれた本作。一郎右衛門の葬礼で沿道で農作業する人々が手を合わせる姿も、地域に慕われていた事を伺わせ感慨を呼ぶものが。「美しい生涯」と栄一に感銘を与えるのも宜なるかな。
経済に焦点を当てて面白いドラマを作ってくれただけでなく。「市井の人」の偉大さ、立派さもさりげなく描き切ってくれた『青天を衝け』。これまでの内容に感謝を捧げると共に、残りのドラマにも期待を表したいと思います。
by trushbasket
| 2021-10-13 21:52








