2021年 12月 15日
<言葉>「松樹千年翠」~変わらぬものの美しさに目を向けて~
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クリスマスも近くなってきました。町にもツリーの飾りを目にすることは増えてきたように思います。落ち葉が散り果てた冬になると、常緑樹の緑というのは映えるものですね。禅語にも、そうした常緑樹の美しさに言及したものがあります。「松樹千年翠」、松の木が変わらず緑を保っていることを意味します。『続伝燈録』という本にある言葉らしく、この後に「不入時人意」と続きます。その時々の人は、その緑を気に留める事はない、という意味ですね。
思えば、樅の木も松も冬に限らず緑ですが、注目を浴びるのは冬。しかしそれ以外の時期は話題になる事はない。それと同様に、我々は当たり前と思って見過ごし気にも留めていないものにも、美しさを見出せるのではないか。見出さねばならぬのではないか。そんなニュアンスが込められているとかいないとか。
ま、それはそれとして、クリスマスのツリー、年始の松飾り。これらの緑は生命力を我々に分け与えてくれるようで良いものですね。とりとめもない事を書き散らして、とりあえずは雑記更新のノルマ達成といたします。
【参考文献】
有馬頼底著『やさしくわかる茶席の禅語』世界文化社
by trushbasket
| 2021-12-15 21:10
| NF








