2022年 02月 02日
二月は節分で釜をかけるぞ~節分の茶席での趣向いろいろ~
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早いもので、今年ももう二月。二月最初の行事と言えば、節分に当りますね。節分は立春前夜で、冬から春に移る分かれ目とされているそうで。そんな節目の日ですから、茶の湯の世界でもこの日の茶席は「節分釜」などと言って相応の趣向をするようです。手元の本で例として挙げられているものを少し以下で申し上げてみようかと。
・厄払い
この日、追儺にちなんで豆をまき厄払いをする風習があるのは周知かと思います。それになぞらえて、京都の堀内家では仙鶴の「梟の更けて一声厄払ひ」という画賛が節分釜の日にはかけられるのが恒例なんだとか。
・柊
柊の枝にイワシの頭をさして門に飾る家もあるかと思います。その柊で節分らしさを出すため、花に柊をあしらったり、菓子器に添えたりとすることもあるそうで。
・宝船の画
良い夢を見るため宝船の絵を枕の下にしいて寝る風習が昔あったようで、これにちなんで宝船の掛物や舟形の花入を用いたりもするそうです。
・鬼
節分に豆で追われる鬼ももちろん、道具立てのモチーフになります。例えば信楽の鬼桶が水指に使われたり、鬼萩を床の間に飾ったり。
そんな感じで節分らしい要素をちりばめて客の目を楽しませるようですね。ただし、あまりあれこれと目立たせるのではなく、品よく淡泊に取り合わせるのが大事だとも書いてます。その辺は、センスとか経験とかが物を言いそうですね。難しいというか奥が深いというか。
【参考文献】
三味著『茶道歳事記』晃文社
by trushbasket
| 2022-02-02 23:38
| NF








