【クリスマス記事】今年も詩歌にて

　早いもので、また今年もクリスマスですね。私事でバタバタしているうち、イブが過ぎてしまいました。今回も、昨年同様に詩歌でお茶を濁すことといたします。

歲末步街
夕暮遙聞聖誕歌
倉皇行客二三過
東西裝飾渾紅翠
可喜天街瑞氣多

夕暮　遥かに聞く　聖誕歌
倉皇として　行客の二三　過ぐ
東西の装飾　渾く紅と翠
喜ぶ可し　天街　瑞気多きを

めでたやな　紅翠　とりどりに
華やぎにけり　街の装ひ

　平仄及び押韻は下記の通り。○が平声、●が仄声、△はいずれも可、◎は韻脚になります。

⚫︎⚫︎⚪︎⚪︎⚫︎⚫︎◎
⚪︎⚪︎⚪︎⚫︎⚫︎⚪︎◎
⚪︎⚪︎⚪︎⚫︎⚪︎⚪︎⚫︎
⚫︎⚫︎⚪︎⚪︎⚫︎⚫︎◎

　韻脚は「歌、過、多」の下平声五歌です。では、遅まきながら、メリークリスマス！