2025年 02月 27日
「包帛紗」〜薄茶用の棗で濃茶、帛紗を付けず入る面白い点前〜
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茶道具の中に、棗というのがあります。その茶席で用いる抹茶を入れておく器で、棗の実に似ているからその名があるのだそうで。
今は基本的に薄茶(一碗に茶杓二杯程度で点てる)に用いるのですが、濃茶点前(一碗に多めの茶を入れて点てる、より上質の茶が用いられる)で用いるケースがない訳ではありません。以前にご紹介した「大津袋」で包んでの点前がその一つ。
その他にも、「包帛紗」といって帛紗で棗を包んで茶室にセットした上で行う点前もあるそうで。その際は、黒の無地で時代のある棗を用いるのが約束事だとか。
利休の時代には、棗を濃茶に用いることはよくあったのだそうです。
さて、その包帛紗における棗の包み方、点前での解き方についてはこちらのサイト様が解説してくださっています。大津袋の結び方や解き方、棗を使った濃茶点前のポイントについても触れてくれています。ありがたい事。
関連サイト:
「ミッチとすずばぁばのお茶談義」(https://ocha-dangi.hatenablog.com)より
「包帛紗(つつみぶくさ)の包み方・解き方/裏千家茶道」(https://ocha-dangi.hatenablog.com/entry/tsutsumibukusa)
「大津袋の扱い方/大津袋の結び方・解き方(裏千家茶道)」(https://ocha-dangi.hatenablog.com/entry/otshubukuro)
「 棗を使った濃茶点前のやり方・手順(裏千家茶道)」(https://ocha-dangi.hatenablog.com/entry/natsume-koi)
【参考文献】
淡交社編集局『茶道具ハンドブック』淡交社
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by trushbasket
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